キャッシュフロークワドラント2

「キャッシュフロークワドラントって何?」第1弾:複数の給料袋を持つという発想

「仕事って、世の中に何種類あるの?」

そんなことを考えたことはありませんか?

営業、現場監督、税理士、社長、店長など。
すべて挙げようとすると、キリがありません。いくつあるんでしょうね。

ですが、「働き方は何種類あるの?」と聞かれたら、これには明確な答えがあります。

正解は、たったの4つです。

言い換えればお金の稼ぎ方で、4種類の稼ぎ方があるということ。
要するに、すべての仕事はこの4種類のいずれかに分類されるということです。

今自分がしている仕事はどんな働き方(稼ぎ方)なのか?
他には何があるのか?
みなさんご存知でしょうか。

それを説明したのが、ロバート・キヨサキ氏の著書で登場する「キャッシュフロークワドラント」という考え方なのです。

ここで提唱されている4種類の働き方を理解することで、自分の仕事についてさらに詳しくなります。
それだけではなく、自分がどんなことをやりたいのか?どんな生活をしたいのか?
そんなことまで考えられるようになります。

では、この記事で「キャッシュフロークワドラント」について説明していきます。

「キャッシュフロークワドラントって何?」と思った方、ご安心ください。
専門書のような内容ではなく、金融の世界を経験していない私だからこそ、多くの人にとってわかりやすい内容の記事を書けるのです。

それでは、どうぞお付き合いください!

キャッシュフロークワドラントについて説明する前に、お金について考え方を改めていただく必要があります。

ここで提唱する発想を理解できないことには、キャッシュフロークワドラントを説明してもピンとこないのがオチでしょう。

なので、第1弾として「複数の給料袋を持つという発想」について、説明していきます。

まず、この言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべましたか?

「本業の他に副業をやって、新しい収入源を得る」
こんな感じでしょうか。

確かに、複数の仕事をすれば複数の収入源を確保できます。平日はサラリーマンをしながら、休日はUBER EATSやクラウドソーシングで収入を得る。そうすれば、収入源を増やすことは可能です。

ですが、ちょっと違います。「収入源を増やす」ことと「給料袋を増やす」ことは似て非なることなのです。

では「給料袋を増やす」とはどういうことなのか?

それは、「お金を生み出すマシンを作る」ことなのです。自分が汗水働いてお金を得るのではなく、勝手に生み出してくれるマシンを作る。

つまり、「お金に働いてもらう」ということなのです。

これがどういうことなのか、図を使って説明していきます。

この図は、複数の”収入源”を得た場合の図です。

確かに、複数仕事をすれば複数の場所から収入を得られます。

時間が許す限りたくさん仕事をしていれば、それだけお金をもらえるのはご存知のとおりでしょう。

ですが、収入の受け口はたった一つです。

得た収入を消費(浪費)するのは結局自分で、ただ単純に入ってくるお金の量が増えただけにすぎません。

(複数の給料袋を持つ≠複数の銀行口座で収入を管理する、なのはご理解いただけると思います。口座が複数あっても、ただ分散しているだけにすぎないのです)

そして、この図は複数の”給料袋”を得た場合の図です。

真ん中のほうに「投資」と書かれていますが、投資の考え方がまさに「お金に働いてもらう」ということなのです。

汗水流して働いて得た給料から、一部投資に回す。そうすると、お金がさらなるお金に変わり、新しく得たお金として新たな給料袋を生み出してくれる。

これが、消費でもなく浪費でもなく投資なのです。

複数の給料袋を持つということは、こういうことです。おわかりでしょうか?

「ちょっと待って。収入の一部を投資に回してお金を得たって、結局使うのは自分なんだから、給料袋は1つなんじゃないの?」

そう思ったあなた。いいツッコミです。確かに、お金を得るのは結局自分で、使うのも結局自分です。

ですが、労働収入との決定的な違いであり、投資の鉄則でもある大事なことをお伝えします。

投資をしている時は、むやみに触らない

これが鉄則なのです。つまり、放置しろということです。

投資で得たお金のうち、一部をまた投資に回して、また新たなお金を得る。その繰り返しで、資産がどんどん増えていく。

家賃のように毎月一定額を振り込むのではなく、あくまで勝手に投資が行われていくのです。

冒頭で「お金を生み出す”マシン”」と表現したのは、このため。

例えば、「先月投資したら〇万円儲けたから、引き出して買い物しよう。」と考え実行してしまうと、これは投資ではありません。

宝くじを買うのと全く同じことをすることになり、いわば投機になってしまうのです。

では、なぜ放置することが良しとされているのか。

それは、お金をリスクにさらしているからです。

労働するときは自分の時間を提供、つまりリスクにさらしていますよね。一方で、投資をするときはお金をリスクにさらしているのです。

投資したら必ず儲けが出る。そんな商品はありません。

世の中の動きによって上げ下げが決まってくるので、予測はできても約束はできないのが投資なのです。

それに対して、例えばPCの前で支出の上下にかじりついていたら、お金も時間もリスクにさらしていますよね。

そもそも投資とは、「お金の心配をしなくて済むように取る行動」なので、放置することが精神安定上求められることなのです。

だから、給料袋は別。自分の知らないところで勝手にお金が使われ、勝手にお金が増えるのが在るべき姿といえるでしょう。


いかがでしたか?

ここでいう投資は、もちろんお金について書いていますが、知識などにも言えるでしょう。

お金を使って勉強や読書をすることで、将来できる仕事の幅が広がる。これも投資の考え方の1つなのです。

この考え方を持ってして、初めて働き方についての議論を始められるので、文量をしっかり使って説明しました。


第2弾は、本題であるキャッシュフロークワドラントについて説明します。

お楽しみに!



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