見出し画像

家づくりとWebづくりは似ている?

おはようございます。すまいるーとこのぞです。
2019年に個人事業主として開業して主にWeb制作などの仕事を続けてきました。
最初はWebデザイナーとして仕事をしていたのですが、現在はWebディレクターとしての立ち回りで仕事をすることがほとんどです。

独立前は、建築系の会社で営業をしたり工務店でインテリアコーディネーターに従事したりと建築の業界を渡り歩いてきたので、Webディレクターとして制作会社で働いた経験などはありません。
しかし、なぜかデジャヴのように
「なんかこの感じ、以前も同じシチュエーションだったことがある…」といった感覚を持つことがありました。

それはなぜだろう?と考えていたのですが、「家づくり」の工程と「Webづくり」の工程が似ているからだと思います。Web制作に携わったころからなんとなく似てると感じていたのですが、その理由について今回はお話ししようと思います。

完成まで時間をかけてたくさんの人が関わる

カラーチャートの手元

ハウスメーカーや工務店などでの家づくり
①営業が仕事をとってくる

②建築士などと一緒にお客さんの要望をヒヤリングし間取りを決める

③建築士や設計士が間取りを作成し申請

④インテリアコーディネーターに引き継ぎ、内装や外装の仕上げデザインを打ち合わせていく

⑤現場監督に引き継ぎ工事が着工

まだ工事が着工する前の段階で営業、建築士、コーディネーター、現場監督とさまざまな人が関わってきます。
ここでうまく引き継ぎや共有ができていないと、着工した後に大惨事になりかねません。
工事が始まると、さらにもっとたくさんの職人さん
(大工さん・お風呂やキッチンなどを入れる設備屋さん、壁紙を貼るクロス屋さん、塗装屋さん、照明屋さん、外構屋さんなど現場によってその他多数)が期間中に代わる代わる入り、ようやく家が完成します。
工事期間のスケジュールや発注など一連の管理をするのが主に現場監督の仕事です。

打ち合わせをする3名の女性

一般的なWeb制作の流れ
①ディレクターや営業などが仕事をとってくる

②お客さんが作りたいサイトをWebディレクターがヒヤリングし構成を提案(家で言う、間取りに近い)

③デザイナーに引き継ぎ、サイトのカラーやデザインを作成(インテリアコーディネーター)

④デザインが完了したら、エンジニアなどがサイトを実装する(大工さん)

サイトによってはカメラマン、ライター、イラストレーター、動画編集者などに依頼をするケースもあります。お客さんと円滑にコミュニケーションをとりながら、こういった一連の流れを取りまとめて統括するのがWebディレクターの役目です。

Webの場合、最近ではコードを書かずにサイトがつくれたり、デザインのテンプレートを使用して制作時間を短縮したりもできます。
家でいうと、建売住宅の様にあるものに一部カスタマイズをするといったイメージです。

家もWebも0の状態からどういった完成イメージにしたいのかなど深掘りしてじっくり作り上げるとなると、どちらも長い期間(もちろん金額も)を要しますし、たくさんの人が関わってきます。

さらに、打ち合わせの初めがものすごく重要という部分も似ているのですが、長くなるのでまた次回お話ししようと思います。

すまいとWebのディレクター

家づくりもWebづくりも、ものづくりであることは同じです。完成を目指して、期間をかけてさまざまな人が関わって作り上げます。
わたしがやっている「すまいとWebのディレクター」は全然違う畑のようで実は根本的な部分は似ているところがあります。
インテリアコーディネーターでやっていた打ち合わせや提案の経験って、Webディレクションをするときも共通点があるし、PCやオンライン上でカタカタとやっているWebデザインやディレクションは、すまいの提案をするときにも役に立つと感じています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?