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ピエール瀧逮捕から考える~自分の好みを嫌わないで

唐突ですが、私はゲスの極み乙女。が好きです。

自粛後のぶっ飛んでる個性を前面に出した曲も良いですが、自粛前のちゃんまりの綺麗なピアノを中心に楽曲を組み立てていた曲が好きです。
(無垢な季節はマジで名曲)

さて、なぜピエール瀧の逮捕というタイトルから、ゲス極の話につながったか疑問に思っている人が多いと思いますが、二人とも本人の行いと作品の関係性で話題になった共通点があると考えています。

実は私はえのぴょんの騒動前から現在に至ってゲスの極み乙女。を嫌いになったことがありません。

個人的には古い考え方をしているため、「麻薬と色恋は音楽と切っても切れない」と考えている節があります。

だからと言って、ピエール瀧さんが逮捕されたことを否定しているわけではありませんし、映像や音楽作品の販売自粛には仕方ないとも考えています。

それでは、なぜこのような記事を書こうとしたのか

それはピエール瀧さんの逮捕を通じて、自分の好みを「拒絶」している人がいそうな気がしたからです。

話は戻りますが、えのぴょんが世間の話題の中心になったときに、僕の周りからゲスの極み乙女。のファンの人が消えました。

文字通り一人もいなくなったのです。一緒にライブに行った友達も、次に会ったときに「今何聞いてるの?」と聞いたら「ドロス」だと答えていました。

ゲスの極み乙女。を聞いていた人達の多くは、僕の友達と同じように全く違う音楽を聴き始めているでしょう。

まあ、浮気や麻薬をしている人の作品は聞きにくいのでしょう。きっと、

でも、その人がゲスの極み乙女。を嫌いになったとしても、ゲスの極み乙女。の音楽性を嫌いには簡単になれないですよ。

演歌が好きな人が明日からJpopのファンにはなれないでしょう。
米好きの人が明日から毎食パンにはできないでしょう。
コーヒーを嗜好している人が次の日からたばこで代用することは無理です。

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、あなたの好きなものの方向性は簡単に変えられません。

ゲスの極み乙女。が好きな人は心から[ALEXANDROS]の音楽性が急に好きになるのでしょうか?きっとそんなはずはないはずです。

ゲス極のときとは若干事情が異なりますが、ピエール瀧さんも同じことが言えるでしょう。

もし、ピエール瀧さんの演技を見ていいなと思った人

もし、電気グルーヴの音楽に共感した人

あなたがピエール瀧さんを嫌いになることは仕方ありません。
しかし、ピエール瀧さんの作品が好きだった気持ちは捨てないでください。

それはあなたが自分で自分の気持ちにウソをつくことになります。

ピエール瀧さんを好きだった人がこれからも
「人」ではなく「作品」を見て好き嫌いを判断してもらうことを願っています。

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