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ドアのノックの強さでボケかツッコミかが分かる

千原ジュニアさんのエッセイ本に、「ドアのノックの強さでボケかツッコミかが分かる」ということが書いてあった。

いわく、ツッコミのノックは「どんどん!」で、ボケのノックは「こんこん」らしい。勢いよく声を出してつっこむからツッコミのノックは大きくて、一方でボケは繊細な人が多くネタを考えたりしているから(?)ノックはひかえめらしい。

なるほどそういうところにも人となりって表れるんだなぁ〜と思った。

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ぼくの家はインターフォンが壊れている。もう何年も直してなくて(早く直せよって話)近所のルートをしている配達員さんももう慣れたみたいで、毎度ドアをノックしてもらってから荷物を受け取っている。

ノックの強さも速度もみんなばらばらで、「どんどんどん!」って強く3回叩く人もいれば、「こつ...こつ...こつ...」と小さくゆっくり3回叩く人もいる。

または「どんどん!」って2回叩いた後大声で「たくはいびんでぇ〜す!」と叫ぶ人もいる。

言わずもがないきなり強く叩かれる場合は毎度びっくりする。若干心臓に悪い。「こつ...こつ...こつ...」と小さくゆっくり3回叩く人が一番好きだ。

かといって「次からノックの強さと速度はこれくらいにしてください」ってデモンストレーションしながら教えるのはなんか変だし、うーんどうしたらいいんだろうとしばし考えた結果、結論が出た。

「インターフォンを新しく変える」

あたりまえやん。

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ドアノックひとつにしても、想像力が必要だなぁと。どんなノックだったら相手が驚かずに気づいてくれるかって考えながらノックする人ってどれくらいいるんだろう。

というより、「最近いつドアノックした?」って質問されたら答えられないくらい、ドアノックの記憶ない。

トイレに入っているときも「どんどん!」と「コツコツ」タイプに分かれる。前者は「もう漏れるはよせーや!」っていう気迫が伝わってくるし、後者だと「まだですかね、ずっと待っているんですけどね」のような、控えめだけどキレたら怖いタイプのノックに感じられる。

そもそもトイレに入っていることはすでに分かっているのだから、いずれにせよそれは催促のノック。早めにことを済ませて出ることに全集中しないといけない。

「コンコン」に対しての対応も「はいってま〜す」と気の抜けたトーンで言われると「んなこたぁわかってんだよ!」って感じですよね。

かといって「はい、今調子が良くないのであと5分ほどかかります」と冷静に言われても、お尻をおさえつつ限界を迎えようとしている人にとっては絶望するワードだし。

「コンコン」に対してのベストアンサーって、なんでしょうね。


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