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取り扱いさせていただく商品のこと

8月になりましたね。暑中お見舞い申し上げます。
毎年恒例の夏風邪を引いて、ちょっと寝込んでおりました。
夏風邪は長引くというか、なかなか治らない気がします。
皆さんもお気をつけください。

間借りショップ すきのま」のオープンまで、後1週間を切りました。
早すぎてちょっと焦っております。
店頭に並ぶ商品たちの中から、今日は、野村レイ子さんのろうけつ草木染めの小箱をご紹介いたします。

野村レイ子さんは、ろうけつ草木染めの技法で木箱の上に、草花や動物、紋様などを描き出す作家さんです。
カルチャー教室に通われたことがきっかけで、ご自身の作品作りを始められました。主婦としてお家のことを優先されながらの製作のため、基本的には、年に数回の個展の機会にしか作品を拝見することが叶わない作家さんです。
そしてろうけつ草木染め木箱という作品は、野村さんぐらいしか作家さんはいしゃっしゃいません。というようなとても珍しい商品です。

ろうけつ草木染めの小箱に使われているのは、クスノキという木材。
クスノキは暴れやすく加工が難しいそうなのですが、木肌に直接施される草木染めを一番綺麗に見せてくれるとのこと。
日本では御神木になっている木も多く、樟脳の原料にもなるスーッとした薄荷のような香りが特徴で、虫除け効果があるため、中に入れるものを守ってもくれます。
そんなクスノキの木箱の上に、草木から作られた天然の染料とろうけつ染めのソフトな線が柔らかなハーモニーを奏でるのが、野村さんのろうけつ草木染め小箱です。

私と野村さんは、以前勤務していたセレクトショップで出会いました。
2年に一度の個展の際には、お家にお邪魔させていただいたり、京都で一緒にお食事をしたりと、仕事だけでなく、ご家族ぐるみでお付き合いをさせていただいておりました。ですので、自分でお店をしようと思いますということも、一番に報告した作家さんでした。
そしてやっとお店の詳細が決まって報告した時もとても喜んでくださって、オープン記念にと作品を分けてくださいました。

そんな貴重な野村さんのろうけつ草木染め木箱を、ぜひ店頭にご覧になりにいらしてください。
いつか野村さんの個展をさせていただけるようなお店になって、京都にご招待ができるように頑張ります!!

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