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「ドラッグやってる人の見える景色に興味があって」


ちょっと嬉しい話。
cakesクリエイターコンテスト、一次選考に残りました。
178人のうちのひとりではありますが。9396点の応募があったようです。
ほそぼそと、ゆっくりと、じっくりと続けてきたスキマインタビューを読んでいただけたということ、それ自体がもううれしい。

「絵はんこ作家」という肩書きながら、色々な人の話を一対一で聞いてインタビューしたい。それを文章やはんこ、イラストにしてまとめて記事にしたい。
近年、「絵はんこ作家なのだから」と、はんこだけですべてを表現しようとしていた自分にちょっとした無理を感じ、自分の興味の赴くままに行動をしはじめたのが「スキマインタビュー」の活動です。

●●という職業、●●を作っている人、●●屋さん…。そういう肩書きや立場からはみ出てしまっているもの、その人が本業としていることと一見直結しないもの。誰にも頼まれてないけどやっちゃうこと。気がつけばそんな「好き」が高じてしまって始めてしまったこと。
自分がそんな道を辿っていたからこそ、他の人の話も聞いてみたくなり、そしてそれを発信していろんな人に伝えたいと思いました。

今後改善点はいっぱいいっぱいあるものの、
悪い意味ではなく、いい意味で、「あ、間違ってないんだ」と思えました。

ということで、すでに数回行っているインタビューの、思い出もまじえて、印象的すぎたインタビューを少し振り返ってみようかと思います。



インタビューの第二弾で話を聞いたのは、
「毒物的なニットを作る人」ことFAD distortionの岩田紗苗さん。

はじめて岩田さんのブランド紹介を聴いたとき、彼女はたしかにこう言った。




「ドラッグやってる人が見える景色に興味があって」





.....。


えっ?


それって…


えっ…?どういうこと…?


かくして私は、彼女にインタビューをすることに決めた。



岩田さん曰く、ドラッグをやっている、いわばキマった状態では、不思議な幾何学模様が見えるらしい。それは規則性のある図形で、一定のアルゴリズムにしたがってうごいてみえると言われているそう。幻覚的アートともいう。

ニットの編み地は、いわば規則的な幾何学模様だ。
音楽で言えば、テクノ。彼女はそんなふうに一定の規則性に従って作られるものに興味があるという。

幼少期は、両親につれられて毎週のようにいっていた美術館や博物館でみていた。果ては大学の哲学科で美術史を学ぶまでになった。。モチーフや図柄ひとつひとつに意味や細工のある奥深い絵について研究した。

興味への探求心と、物事を多方面から見て全体を知りたいというジャーナリズム精神。そんな彼女だからこそ、夜な夜なニットの編み地の開発が止まらないのです。

ってダイジェストしてもやはり謎は多い人です。笑

岩田紗苗の見る世界、作る世界、語る世界。たまらなく好きだなー。

それぞれのインタビューがすべて感慨深いのですが、とても印象的な第二回です。

前編は主に経歴や、過去に好きだったもの、興味のあることについて聞いていき、後編では現在の活動や作っているものについて掘り下げて聞いていますので、
ぜひとも読んでみてくださいましまし。


私がエントリーした、第二回cakesクリエイターコンテストの受賞式は、こちらのcakes note フェスにて行われるそうです。

noteの有名ライターさんや、占い師のしいたけさんとか、とにかくいろいろな方が登壇されるそうで、面白そう…。

個人的には、DAY1の20:00からの、「悩みに寄り添い、書き続けること」(サクちゃん スイスイ Dr. ゆうすけ)が気になります。

ちょっとオフ会的な要素があると面白いな〜と思うのですが、交流会なんかはないのかしらん。


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