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養生文庫はじまります

すきさん / お灸と養生

暦の上では季節が冬から春に移り替わりました。春は物事がむくむくと動き出す季節。あたらしい企画「養生文庫」がはじまります。本日は企画の主旨や内容のご案内です。

企画の主旨に入る前に少しだけ養生の話をしましょう。東洋医学では体の巡りを損ない不調をつくる原因として3つに分類しています。一つ目はストレス(内因)、二つ目は環境(外因)、三つ目は生活習慣(不内外因)です。

ストレス(内因)とは喜怒哀楽のような感情のアンバランスのこと。悲しみい過ぎたり、イライラし過ぎたりすることで体調が悪くなるというのは想像がつきますね。環境(外因)季節や気候の影響です。冬は気分が憂鬱になったり、雨降り前は体が重くなったりというのは経験があることだと思います。そして生活習慣(不内外因)が体に影響を及ぼすというのはもはや説明の必要もないですね。

不調の原因はどこからともなくやってくる得体の知れない何かではなくて、私たちの身の回りに常に存在するし、なんなら生きていること自体が不調の原因にもなっているというわけです。この考えはすごくユニークだと思います。不調をつくる原因が身の回りにあるのなら、体を養うヒントもまた身の回りにあるということです。鍼や灸や漢方薬のような特殊な治療法だけではなくて日常の食事、睡眠、やりがいや楽しみの中にも養生は存在ます。

このあたりで話は今回の企画につながります。私の普段の仕事はお灸で身体を温めることと養生をお伝えすることなんですけど、それに加えて「養生文庫」でしんどい背中をもう一押し、もう一養いできたらいいなと思っています。さて、そこで重要になってくるのが選書の内容です。私が選んでもいいのですが、それでは内容が偏り過ぎてしまいます。そこで今回はご縁もありましてブックディレクターの幅 允孝(はば よしたか)さんに選書を依頼しました。

幅 允孝さん
ブックディレクター。BACH(バッハ)代表。愛知県津島市生まれ。ホテルや病院、企業オフィスなど、あらゆる場所で本と人が自然に出合うための環境づくりを行う。最近では、本のディレクションを行うほか、自身も編集や執筆を手掛けている。

鍼灸の古典である「素問(そもん)」の中の季節の養生にまつわる一節を引用して“季節にあわせて養う”というテーマで選書をお願いしています(幅さんには必要箇所のみ引用してお伝えしたのですが、購入して全文読まれたそうです。丁寧なお仕事に感激しました。ありがたい)。

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選書して頂いた本はお灸堂の院内にて自由に閲覧して頂けます。ただ、うちは小さいお店ですし、現在の状況を考えると誰でも自由に出入りして頂くということはまだしばらく難しそうです。そこでご了解をいただいて選書と紹介文をこちらのnoteでも紹介させて頂くことになりました。実物を手にとって頂くことはできませんが、お仕事の都合やご遠方で来院が難しい方はこちらで本をご覧頂き、季節にあわせた養いを感じて頂けたらと思います。

季節のはじまる立春、立夏、立秋、立冬を目安に準備が整いしだい更新していきます。ちなみに今、春の本が手元にありますが、これがもうほんとに素敵な本だらけです。これから先の一年が楽しみ。春の選書のタイトルは「春にたゆたう10冊」です。

読み返しやすいようにマガジンも作りましたので見逃しそうな人はフォローしていただけたらと思います。
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養生文庫のネーミングですが「本を置くだけではなくて何か名前は決めた方が良いよ」というご提案もあり、今日一日考えていたのですがシンプルイズベストだろうということで「養生文庫」に落ち着きました。

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すきさん / お灸と養生

お灸とデザインの人。お灸治療院のお灸堂、お灸と養生のブランドSUERUの代表をしています。みのたけにあった養生ってどうすりゃいいの?という課題に向き合う毎日です。

すきさん / お灸と養生
お灸と養生を据える「お灸堂」の院長。Twitterで毎日養生のことをつぶやいています。noteはちょっと腰をすえて養生をまとめたものを。きょうの灸せんせい(秋田書店) / 灸活プログラム(フェリシモ)監修/WEB、雑誌で執筆/東京から沖縄までお灸と養生のテーマで講演しています。