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#短歌

10月、11月短歌自選

10月、11月短歌自選

お久しぶりです。透影です。
更新さぼっていたので二ヶ月分まとめて!

短歌週まとめ | 23.10.21-10.31

短歌週まとめ | 23.10.21-10.31

うしなうことを忘れてしまう愚かにも
握りしめては信じてすすむ

ぐるるると鳴っても夕飯出てこない
となりのうちは魚みたいね

連作「月を食む夜のとも」 
ミルクティー抱えて眺める月食に
秘密をそっと送り出したら

欲しがりの月を満たして
空っぽになったカップと冷えた指先

月の夜に浸りたいから悪あがき
コーヒーをやめカフェオレにする

イマジナリーフレンドとする月見会
線路の先は二手に分かれ

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短歌週まとめ | 23.10.14-10.20

短歌週まとめ | 23.10.14-10.20

昇る日が黄金(こがね)にかがやく朝だから金木犀を吸って始まろ

店先で早咲きにけり竜胆のしづやかに落つ朝の涙に

ありあけの月さえ光に食べられて入れ替わってくあしたの月と

暗い夜が明けなくてもいい
ひとりでも人工灯のしたで踊るよ

夜が明ける匂いがします
冷たくて優しく肺を包み込むような

白みゆく空に境界線あれば
どこにいるのか迷わないのに

おひさまと珈琲ならば珈琲で
目覚まし時計は聞こえな

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短歌週まとめ | 23.10.7-10.13

短歌週まとめ | 23.10.7-10.13

アルコールの溶けた世界はちょっとだけ歪んでみえた羊が一匹

赤、赤、黄。紅葉愛でる人々も枯れ葉を軽々踏みにじるので

人知れぬ骸骨踊る深夜四時
宴の終いに突き立てる大腿骨 

ポキポキ、ポキッ全身鳴らし Let's enjoy!!
ブレイクダンスをまだ見ぬあなたへ

霧雨に押しこめられた夜だから紅茶を蒸らす明日のために 

ひととせの木犀の香忘れにし
おもひでだった褪せし花びら

順番に目が覚めて

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短歌週まとめ | 23.9.29-10.6

短歌週まとめ | 23.9.29-10.6

皓月は帰らぬ君を待ち侘びて無人の道を照らし続けた

背の老いた松に登れど月影は遠く遠くて懺悔もできず

そういえば自由に詠んでたはずだった赴くままに心隠して

暗がりの夜道に潜む黒猫とまた目が合って顔馴染みかな

インディアンポーカーだって嘘だけじゃ勝てないですよ黙って笑え

ひととせの木犀の香僅かにも思い出せない。あなたの声も

空想の庭で見上げた朝焼けの薄藤のただ麗しきこと

満月が夏を拐って

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9月短歌自選と作風の話

9月短歌自選と作風の話

こんばんは、透影です。
月末ということでお気に入りの短歌を集めました。
後半は、自分の短歌の作風の話です。

サムネのうたも、闇に纏わりつかれている感じが好きだったんですが、入れ忘れたので、捩じ込んでみました。

▼9月短歌自選

9月の収穫は計32首、連作2つでした。
ひと月を通して、夜とアイデンティティを題材とした短歌が多かったですね。

▼短歌の作風の話

応募していた短歌コンテストの結果が

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8月短歌自選 +α

8月短歌自選 +α

お久しぶりです。透影です。
時が経つのは早いもので、もう夏も終わりますね。春の終わりから少しバタバタしていたのですが、少しずつ短歌を詠む余裕が出てきました。

▼8月自選

▼5~7月ダイジェスト

▽余談 「短歌を詠むこと」

まだまだ短歌歴は浅いのですが、詠むようになってからは四季折々の表情の差がいとおしく、その分だけ過ぎてしまう季節には大事なものを失うような寂しさがあります。

また一年もす

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 短歌自薦「水」

短歌自薦「水」

こんばんは、透影 弦です。
今回の短歌のテーマは「水」です。

水って心みたいだと思いませんか。
明確な形があるわけではなく、染まる色も、流れる音もそれぞれ違って。
不確かな存在であるのに、どこまでも繋がってせかいを巡っている。

一雫に願いを込めて詠みました。

くちおしい 岩の裂け目の清水よ
ては届かずに毒がまわった

空想で散った桜は入水し、
流されるまま何処へ行きつく

散り果てた桜の破片

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【短歌】春に一歩を踏み出したい | ライラック杯

【短歌】春に一歩を踏み出したい | ライラック杯

ライラック杯短歌部門への参加作品です。
テーマは春。
一歩前へ踏み出したい、変わりたい、成長したいという願いを込めて詠みました。

タンポポの綿毛みたいに軽い羽根
隠れてるなら旅立ちたいの

春風の愛でる若葉は陽を受けて
ただひたすらに青く大きく

深々とおじぎをした花寂しくて
くるりと回すと見違えて華

桜咲く季節になりました/ 短歌自選「春」

桜咲く季節になりました/ 短歌自選「春」

桜も次々と咲き始め、すっかり春ですね。
初めまして。透影 弦と申します。
普段は青い鳥にて短歌を詠んでいます。

「春」の短歌、計10首をまとめました。
張り切って画像も作ってみましたので、楽しんでいただけると嬉しいです。

▽桜水溜る歩道の窪みの花びらを静かに触れる雨が上がった

膨らんだ蕾もほどける春の風恥ずかしそうな早咲く桜

手に持った桜ドーナツのあなの先同じことするきみの微笑み

満開の

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