障害を消せるとしたら、どうする?
次男が通っている幼稚園の父母の会から帰って来た妻が、帰ってくるなり、いきなり質問をしてきました。
「子供の障害を無くせるなら、どこまで犠牲にできる?」
一体どんな流れでそんな話をしてきたのか。
妻の他にも1人、障害児のお母さんが父母の会にいるんですけど、以前あった事を思うと(また機会があれば書きます)その人関連なのは確実…
こういう時は『なんやそれ(笑)』なんて流しちゃダメだ。真剣に答えないと。
とはいえ、答えは決まっている。
『何も犠牲にせんよ。そもそも無くしたいとも思ってないし』
「そうやんなぁ!私もそう思ってるから素直にそう言ったんやけど、キレイゴトやってなんかキレられてさ!」
『まぁ、そんな質問してくるくらいやもんな(笑)そりゃ最初は障害がない状態で生まれて来て欲しかったな、とは思ったけど、もう思わんなぁ』
もし私が運動神経抜群で生まれて来ていたら、プロになるべく、真剣に野球を続けていたでしょう。
IQがもっと高く、尚且つもっと学校の勉強が出来る頭脳を持って生まれて来ていたら、医者を目指していたでしょう。
プロ野球選手になったとして、医者になったとして、果たしてそれは「今の私」なんでしょうか?
こうであればよかった…という話は、誰でもした事があるはずです。
でも、そうでなかったからこそ、今の環境、今の自分なんです。
今の環境で、今の自分のまま、職業だけが別…なんて事はありえません。
性格も違うでしょう。
結婚相手も違うでしょう。
当然、子供だって違うはずです。
知的障害がある長男と次男は、知的障害があるから、今の長男と次男なんです。
もし障害無く生まれて来ていたら、それはきっと別人。
一緒にマリオカートなんかしないかもしれない。
描いた絵をプレゼントしてくれる子ではないかもしれない。
ご馳走様!と食器をシンクに持っていかないかもしれない。
おならした時に「プーでた!ごめんね!」と言わないかもしれない。
妹に「すごいね!小さいのにえらいね!」と褒めない子かもしれない。
変な質問をしてきたそのお母さんは、めちゃくちゃ辛いんでしょうね。
旦那さんが味方じゃないのかな?
誰か味方はいないのかな?
自分を責めまくっているのかな?
自分で自分を苦しめている事に気付かなきゃ、ずっと苦しいまま。でも、言ったって伝わらない。自分で気付かなきゃ、変わらない。
『ところでなんでそんな話になったん?』
「別のお母さんが、一つ願いがかなうなら何がいいですか?って聞いてきて、そこからあのお母さんが…」
それは…可哀想やな…
二人の障害児の父
すけじろう
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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