記事一覧
行列の像、核、基底、次元定理 解法まとめ
今回は、ベクトル空間の中でも極めて大切な、
行列の像(Image)、核(Kernel)、基底(basis)、次元(dimension)
についてシェアします。
このあたりは2次試験の問題6(必須問題)で頻出事項ですので必ず押さえておきましょう。
核(解空間)(Kernel)
像(Image)
基底(basis)、次元(dimension)
第363回数検1級1次試験の感想
今回は、2020.10.25(日)に実施された第363回数検1級1次試験の感想をシェアします。個人の感想なのであしからず。。。
問題1 4次方程式の解と係数の関係
4次方程式の解と係数の関係を使う問題は、何年か前に2次試験で見たことはありますが、1次試験では初めてみました。もちろん知らなくてもちょっと展開計算すればある程度予測が立てられるので覚えてなくてもいいと思います。解と係数の関係を使え
双曲線関数 解法まとめ
今回は双曲線関数(hyperbolic function)についてシェアします。
忘れた頃に出題される双曲線関数。三角関数と非常によく似た性質を持ちますので、併せて覚えておきましょう。
なお、単位双曲線関数という言葉はありませんが、便宜上、使わせていただきました。
確率分布 解法まとめ
今回は1級1次頻出の確率分布についてシェアします。すべての分布に関して、確率関数、期待値、分散の公式は必ず覚えておきましょう。試験会場で1から計算してもイイですが、公式を覚えておけば時短とミス防止にもつながります。しかしながら公式丸暗記だけではいけませんので、すべての分布について1度でいいので自分で期待値と分散の導出をしてみましょう。導出方法についてはネット検索すればすぐに見つけられると思います。
もっとみる3次方程式と4次方程式の解の公式 解法まとめ
こんにちは。今日は3次方程式と4次方程式の解の公式についてシェアします。
遠い昔、私が高校二年生の頃、3次方程式というのを習いました。
先生「3次方程式を解くには、解を1つみつけて、因数定理で元の式の次数を下げましょう」
教科書「高次方程式が公式や置き換えで解けない場合は、因数定理で因数を1つみつけて組み立て除法で割り算しましょう」
初々しいJK時代の私「うんうん、どちらにせよ解を1つ自力
空間の幾何学 解法まとめ
こんにちは。
今回は数検1級(1次)で頻出である「空間の幾何学・空間ベクトル」について簡単にまとめてみたいと思います。
・(空間の)直線の方程式
高校生までは平面上の直線の方程式しか扱いませんが、1級では空間の直線の方程式を考える問題が出題されます。結局、直線というのは方向ベクトルの実数倍になる点の集合を考えているだけなんですよね。平面も空間も同じです。
・平面の方程式
ある平面πおよび
数検1級の具体的な出題内容
今回の記事では、数検1級で出題される具体的な問題についてシェアします。回によって多少の違いはありますが、内容はおおよそ次のとおりです。
1次:計算技能検定
問題1 整数,方程式,因数分解,その他式の計算
問題2 複素数の計算,数列
問題3 空間ベクトル,線形代数(逆行列やrank)
問題4 ハミルトンケーリーの定理,固有値
行列式の計算
問題5 確率統計(密度関数,確率分布,最小二乗法,
数検1級ってどんな試験?
みなさんこんにちは。
今日は、実用数学技能検定1級(以下、数検1級)がどのような試験なのかをシェアします。
数検1級は主に大学教養レベルの数学力を試す試験です。協会HPから具体的な検定内容を抜粋すると以下のようになります。
【解析】 微分法、積分法、基本的な微分方程式、多変数関数(偏微分・重積分)、基本的な複素解析
【線形代数】 線形方程式、行列、行列式、線形変換、線形空間、計量線形空間、曲線
noteはじめました
みなさんこんにちは。数検1級対策です。
初めましての方も多いかと思いますので簡単に自己紹介します。
私は普段twitterで、公益財団法人日本数学検定協会が実施している「実用数学技能検定1級」の対策法を提供をしております。具体的には、過去問を解説したり、自作問題を提供したり、といった感じです。
twitterは非常に便利なのですが、なにせ140文字という制限があるのでなかなか伝えたいことすべ