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ソニー社から始まる、新卒採用革命 評価軸も変われば、学生生活も変わる



こんにちは!スケマネ代表 髙師です。



つい先ほども話題になっていましたが
「 コロナによる緊急事態宣言 」の行方
就職活動の動きにかなり影響してきます。



今回はそれに伴い動き始めた
日本の新卒採用の革命についてです。



ウィズコロナで変わる就活



以前も書きましたが、ソニー社を筆頭に変革が始まっています。



内容は
「 新卒1年目から能力に応じて給与に差をつけるもので、
  年間に最高730万円の給与となる 」とのことです。



「さらば平等、新人から給与格差 ソニーの覚悟」

※ 日経新聞引用



端的に言うと、生産性の高い即戦力人材のみを集める動きが始まっています。

給料の差も歴然で、新卒採用において数十年ぶりの大きな変化になります。



就活の在り方がアメリカ式へ



日本ではもとより、アメリカの20年遅れで社会や政治のシステムを継承していると言われています。

「日米社会20年遅延説」

※ Wikipedia 引用



そして今回のコロナを受け日本の就活も、ようやくアメリカに近づこうとする動きが取られ始めています。



まず求められることの差を一緒に考えよう。


日本
「 あなたは何をしてきましたか?


アメリカ
「 君は何ができるの?



就活で求められる評価軸



これからの就職における評価軸は、以前に比べて変わってくると思っています。
何より大切になるのが、個性への理解だと思います。



日本は、基本的には減点評価が行われることが多いです。
しかし、海外では減点評価はしない企業は伸びている傾向にあると思います。



日本は、できないことを諦めないで挑戦しできるようになることが美徳だとイメージが強い一方、海外では個性を尊重しているイメージがあります。
自分の個性的な強みを活かすことに重きをおいています。



ここで、企業の人事部の方々の気持ちになってみてください。

日本は、総大学数で781大学あるそうです。

※ リセマム引用



781大学 × 10

???

??

この10は、一つあたりの大学に最低限10の部活やチーム、サークルはあるだろうと僕が仮説した数値です。



781×10=7,810 チームになります。
※ 実際は、一つの大学には部活数もチームもサークルもあると思います。

7,810のチームにはキャプテンが一人いたとします。
7,810人のキャプテンがいます。



ここで何が言いたいことは、あなた達が人事部の方々だとした時に「キャプテンをやってました」、「サークル・部活をやってました」、「〇〇の結果を出しました」と自己アピールをする人がいます。



こういう人採用したいですか?



僕なら一切採用しません。
キャプテンを行なっていたから企業内で結果を出せるかとういうと
会社の中で結果が出る相関性は作ろうと思えば作れますが、そこまで関係ありません。



キャプテンも一つの組織やチームにはいますし、副キャプテンもいます。
一理はあるかもしませんが、入社してから活躍してくれる可能性とは関係ありません。



体育会の部活をやっている大学生でも精神的に弱い人はたくさんいます。
人一倍根気よく行い続けることはできると思っています。
ただ、企画・マーケティング等に参画したときに、情報量が他の学生に比べて少なかったり、消費者目線になかなかなれなかったりして結果が出ずメンタル的に持たないパターンなどです。



例えば、野球を15年続けました。と言う大学生がいたとします。
もちろん、立派なことですよね。



しかし、野球などのスポーツチームに入る瞬間のパターンは自分の意思決定ではないことが殆どである知る必要があります。



1・親族関係による情報接触
おじいちゃん、おばあちゃん、家族が野球が好きだった
2・友人 or 近所の人
友達や近所の人が野球チームに入っていた
3・近くで野球チームがあった or テレビやお菓子などの付録など
自宅の近くで野球チームがあった、テレビで野球を見たときに好きになった



このように一番最初の情報接触がないと
野球というスポーツすら知ることができません。

野球というルールも知らない、試合も出たこともやったこともない・・・



では、なぜ入りたいとなるのでしょうか。

ここは、書いて欲しいという声があればお書きできればと思います。



それでは個性の話に戻り、個性とは何なのか?です。



先天的な部分と後天的な部分がありますが、
今回は後天的な部分を説明していこうと思います。



後天的な個性とは、経験や体験で培われたあなたの価値観です。
すなわち脳の使い方のパターン、
脳内物質の出るパターンとも言えます。



価値観(考え方)→スキルの順番になります。



昨日、ゴールマンサックスの役員とMTGをしましたが英語を学んでいるだけで
実務で使えない大学生が非常に多いと嘆いていました。



当然だと思います。

英語をテストの為に学んでも外国人の方とは流暢には話せません。

留学して英語を学びに行くことは経験や体験としては素晴らしいです。
しかし、英語を身に着ける為に行くのであれば日本でも全く問題ありません。
例えば、外国人が宿泊するホテルでのバイトでも十分身につくチャンスはあります。



英語を何の為に身に着けたいのでしょうか?



ビジネスで使いこなせないと、つまり議論や交渉ができないと自分の価値は上がりません。
大切なのは、英語を学ぶことではなく英語で学ぶことではないでしょうか。



価値観とは、あなたが英語を何故学ぼうと思ったのか?
学んでどうしようと思ったのか?
これだけは譲れないことなどです。


能力とは、価値観から身についた力を能力と定義していることを忘れないでください。



能力とスキルの違いは?何なの?



能力とスキルの違いは、パラメータかノウハウかにあります。
能力はビジネスパーソン自身がもつ力のことで、能力は多くのスキルを持つことによって高まります。


スキルと能力の違いについては下記の通りです。



能力は英語で Ability

能力は英語でAbilityです。このAbilityは英英辞典で検索すると、”someone’s level of skill at doing something” と記載されています。


解釈としては、スキルよりもすこし抽象的な概念であることが分かります。つまり、スキルがいくつかあったとすると、まとめて「能力」として解釈されます。



スキルは英語で A particular ability

スキルと能力についてまとめると、いくつか「スキル」が合わさると「能力」になります。言い換えれば、「能力」はパラメータのようなものであり、「スキル」は能力の一部分と言えるでしょう。



能力を高めるためには、物の考え方・捉え方の部分であるマインドセットと、どの業界にも共通しているスキルが重要です。



結局一番大切なのは何なの?

マインド。これにつきます。



能力を高めるためには、物の考え方・捉え方の部分であるマインドセットと、どの業界にも共通しているスキルが重要です。

スキルは、物事に対してのできることがスキルというと分かりやすいと思います。
能力は、その人の価値観や姿勢、スタンスから得たものです。



即戦力人材になる為に何をすればいいの?


世の中にはいろんな法則だったり「こうすれば上手くいくよ」みたいなエッセンスが溢れています。



たとえば「人生を変える為にやるべき3つの事」だったり「生産性を上げる3つの法則」みたいなものです。



人生を変える3つの法則でよく言われているのは

① 時間の使い方を変える
② 付き合う人を変える
③ 環境を変える


ですけど、割と本質的ですよね。
① 時間の使い方を変えるって事はこれまで少年ジャンプを読んでいた時間にフォーブスを読めって事だし、これまでネットサーフィンしていた時間を勉強に使えって話です。



② の付き合う人を変えるってのは自分の興味がある分野の達人と付き合う事だし、自分の興味がある分野に否定的な人とは距離を置く事を意味しています。例えばあなたがお金持ちになりたい欲求があったとして、周りの友達が「俺は月に20万あれば幸せよ〜」って感じだとよっぽどの執念がない限り楽なほうに流されます。お金持ちになりたければすでにお金持ちな人と付き合う事をオススメします。



③ の環境を変えるってのは、目的を達成する為に最適の環境に身を移すということです。

世界で活躍されている錦織圭選手が「別にアメリカが好きでアメリカに住んでいる訳じゃない。世界No.1に近づく為に最も適した環境なので住んでいるだけ。もしテニスをやっていなかったら住んでいない」と明言しておりました。これと同じで目的を最短で果たす為にどんな環境に身をおくべきか?を熟考しその環境にうつる事ですね。



なかなか本質的です。
その他でいうと「生産性を高める3つの法則」も有名ですね。



① 仕事を早める
② 仕事の率を上げる
③ プロセスを簡素化する



①の仕事を早めるって事は、例えば商談でクロージングまで2時間掛かっていたのを1時間に早める事だし②仕事の率をあげるって事は営業プロセスの各歩留まりの率をあげる事です。③のプロセスを簡素化するって話は八面六臂さんが流通の効率化を図ったようにバリューチェーンの無駄を省く事です。



こう振り返ってみると「○○な法則」系の言葉は本質的で有意義なアドバイスに成りうると思うのですがなぜか陳腐化しています。



恐らくこれは「誰もやらないから」なんです。
時間の使い方を変えろ、環境を変えろ、付き合う人を変えろと言われて徹底的に実行した人って少ないです。



誰もやらないからエッセンスとしては本質的なのに価値が低く感じてしまう。



あらゆるエッセンスに共通しますが、エッセンスは実行して初めて有意義なものに変わります。実行しなければただの言葉遊びでしかありません。



貴方の周りにも実行すれば「会社を劇的に変えるエッセンス」や「トラブルを解決するエッセンス」が溢れていると思います。



エッセンスを聞き流すだけでなく「まずはやりましょう」
聞き慣れた言葉を実行するだけで、状況がガラっと変わる事は珍しくありません。



今回の note はここまでです。


では、皆さんに幸あれ✨


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