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1月17日(月)

昨夜のシアターはNetflixの「新聞記者」のつづきの予定だったのだが、ホームの一覧にリストアップされていた「ドント・ルック・アップ」のデカプリオの目力に引き寄せられるように同作を観てしまった。予想外に面白かった。
「隕石が地球にぶつかるのを阻止する」お約束のテーマ。それをお決まりのシリアス仕立てではなく、コメディにしてみせたのが工夫か。
「上を見るな」そこには真実が隠されている。この支配シスタテムの定石をシンプルなビジアルで見せられて、さて視聴者はどう反応するのだろうか。

夢。トレーラーのような大型トラックを運転していた。目的地は商店街の一角で、進入路を確かめるために徒歩で下見する。商店街を横切れば、長い路肩に停められることがわかってトラックを移動する。
するとビルを舐めるように竜巻がこちらに向かってきた。それは巨大化しながら上空に向かって広がっていき、キノコ雲のようになった。携帯を出して撮影したものの、あまりにも巨大でフレームにおさまらなかった。
長いビルの2階に越して来たらしい。疲れていたので荷物整理もそこそこに仮眠した。相棒はその間、何かの用で外出した。
目覚めてみると、目の前にあったはずのビルが丸ごと無くなっていた。「ビルの解体も簡単になったものだ」そう感心していたら相棒が帰ってきた。
おれが持っている音源をダビングしたい、そう頼んできた相棒は鈴木誠也だった。かれはオープンリールのテープレコーダーをセットした。
「なんでオープンなんだ」と訊くと、「安いからですよ」という。まともに使えるオープンリールがいま安いわけもなく、ああこれは夢なんだと夢を見つづけた。テープは擦過音をたてながらも、なんとか回ってダビングをはじめた。
レコーダーを載せたテーブルの下に大判の色紙のようなものが掛かっていて、達筆の文字がネオンのように輝いていた。誠也の作だというので感心した。
「超一流はちがうわい」
隣にも一枚掛かっていて、それは上本崇司のものだった。これも達筆だった。上本は、シーズン通してレギュラーをはるには体力がない、とかなんとかいっていたが、聞き終わらない前に目覚めてしまった。

7時前に目覚める。睡眠から覚醒へと意識が移る刹那に、なぜか大江健三郎の名前が浮かんだ。興味半分でウィキで調べはじめたら、やたらに長くて読み終えたら9時近くになってしまった。きょうもまた「時間を返せ」である。

書斎に入ったら以外に暖かくてエアコンを使わなかった。この冬に入ってはじめてのことだ。
「8月6日のバット」修正・加筆作業。お好み焼き屋での検証と、1950年のカープスとマンハッタンズの親善試合の場面とを行ったり来たり。挿入部分のバランスに少し悩む。

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このところの寒さにイジケて、ホーリー農園の作業をすっかり怠っていたが、寒さの中に春の気配がそこはかとなく潜んでいたきょう、ひさびさに畑に出て土と戯れた。
ほったらかしのニンジンが可愛らしい頭頂部を出してたので抜いてみた。それからナスの畝から枯れた幹を抜いて支柱を整理したりダイコンを間引いてみたりと、ほぼ休眠中の農園につきのんびりと作業した。やっぱり野良作業は気持がちいい。

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午後からは古い女のひとを連れて車で整形外科へ。ただ2か月分の薬をもらうためだけに往復するのはバカらしくも思えるが、以前のように往復2時間以上もかけて宇品まで通っていた頃に比べればマシになった。

きょうから、ゆうちょ銀行で硬貨の預け入れが有料に。小銭貯金を旅の資金にしていた身には痛い。切手ハガキは再々値上がりしてるし、民営化して何かいいことがあったのか、小泉に訊いてみたいもの。

今夜は満月。冴え冴えとした月が美しかった。

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