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【ゲーム開発】音声を依頼、Fungusを触る【開発日記:No1-4】

はじめに

こんにちは。
スイレンソフトの羽倉アオイです。

この記事では、テキストを実装するための具体的なコードやアセット作成の進捗や技術的な話を書いていきます。

前回はバーティカルスライスでとりあえず最初の章を作ることを決めました。詳しい話は以下の記事を読んでください。



バーティカルスライスをするために

最初の章を完全に動く状態を作ることを目標としています。と、いうことで、これに必要な要素を考えていきます。
目標期間は2週間にします。理由はそれくらいで終わらせるのが現実的だと思うからです。これが完成してしまえば残りの実装は1週間もあればできるはずです。音声の納品まではかかるかもしれないですが。

必要なアセットのあぶり出し

形式はごく一般的なノベルゲームなので、そこから考えていきます。

  • 文字列

    • テキスト(ストーリー)

  • 画像

    • 背景画像

    • キャラクター画像

  • サウンド

    • 効果音

    • BGM

必要な技術要素のあぶり出し

これも同様に、上を実現するためのモノ、また、一般的なノベルゲームを実現するために必要なプログラム、機能などを考えます。

  • 文字表示

    • テキストボックス

  • 画像表示

    • 背景表示、変更プログラム

    • キャラ立ち絵制御プログラム(ちょっとしたアニメーション含む)

  • サウンド

    • サウンド制御プログラム

  • 基礎機能

    • セーブ、ロード、オート文字送り、Quickなど一般的な機能(より細かく定義の必要あり)

    • ストーリー読み込み、開始、実行、終了機能

作成開始

では、上に沿ったものを作っていきます。

アセットとプログラムの作る順として、別にどちらが優先とかもないかと思いました。
作ったアセットに合わせてプログラムを作ればいいし、逆もそうですし、何なら変換するプログラムをさささと作ってもいいからです。

まずはアセットから

ストーリーはすでに作ったので、ストーリーデータは完成済みとします。
まあ、プログラムに合わせて書き方は変えるということで。

画像については、背景はChatGPTとDALL-E3、キャラはStableDiffusionで作成します。分けた理由は特にありませんが、背景のプロンプトを書くのがめんどくさいので、ChatGPTに書いてもらいます。

サウンドについては、効果音はフリー素材を使い、BGMはSuno AIを使います。無料版で試してみましたが、適当に指示してもかなりいい感じなので、有料版を契約し、使います。無料版は商用利用はできないそうです。

本当はローカル環境で作曲できるものがいいかなと思いましたが、後々権利でもめるのも面倒ですし、企業のサービスを使えばリスクも低い(と思いたい)です。

技術的な構造を設計

今回の開発では「Fungus」を使用します。前回は違うものを使うと書いていましたが、こっちの方が多く使用されているらしいので、情報が多いと思いました。

これを使えば、文字表示、画像表示、基礎機能は全部実現できます。サウンドもあるはずです。まだ詳しく見ていませんが。

これを少し手を加えて使用する予定です。
加えるまでもない可能性は十分にありますが。

とりあえず音声を発注する

音声の依頼は1週間ほどかかると大体の記事にはありました。ということで、この期間を想定します。

最初に発注しておいて、音声待ちの状況を作らないようにしたいと思います。それに発注して数千円を払えば、完成させなければと強く思うようになるので。

作ったストーリーを、読みやすいよう台本の形式にします。
ここら辺の詳しい話は、記事を読みました。あとPerplexityに聞きました。

台本を書くのはさすがに自動化してポイというわけにもいかないので(声優さんが読みにくいと困るし何よりお金を払っているので。)若干面倒ですが、手書きで丁寧に書いていきました。これが時間がかかるしAIには向いているようであんまり向いていない。

今回、紗雪の声優さんとして【木瀬 流】様にお願いいたしました。
今回お願いするけど、依頼する章以外ほとんど決まっていないのに、今後も頼むかもといういい加減な依頼を快く引き受けていただきました。
ありがとうございます。

どれくらいの文量をいつ頼むのかなども、もうちょっと詰めて「これくらいの時期にはまた何文字くらい作ります」とかの話もある状態で依頼した方がいいと思いました。ここら辺は完成時に振り返りたい。

Fungusをはじめる

とりあえず作り始めるどうこうの前に、そもそも動くの?という点から見ていきます。

まぁ有名なアセットなので大丈夫だとは思いますが…

普通に使えて安心

結構わかりやすいアセットですね。
あとはこれをプログラム的に追加したりできるか試していくことにします。

音声が上がってくるまでに、何とかやっておきたい!

Fungusの使い方はこちらの記事を参考にしました。

おわりに

既存のアセットを使うことで、超効率的に進めることができそうです。
Fungusのノード(ブロック?)がプログラム的に制御できるのかどうか非常に気になるところではあるので、ここあたりを詳しく見ていくことにします。

音声はしばらく待ち。(と思ったけどかなり早く収録してもらえそう。対応もすごく丁寧だしいい人で良かった。)

Fungusが難しいのではと身構えていましたが、案外簡単に使うことができそうな予感がするので、ぱっぱと0章のバーティカルスライスを完成させて、全体の開発に移動したいと思います。
完成の目標は来週中!三連休もありますしね。

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