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2022年5月に読んだ本

1.いきもの図鑑/さくらももこ

さくらさんが今までに出会った生きものたちとの思い出を愉快に綴ったエッセイ。

この本を読んでいて、さくらさんがいろんな生きものに興味深々だということが伝わってきた。

驚いたのが、登場する生きものたちが結構な確率で最後に死ぬこと。「いきもの図鑑」というタイトルなのに。生きものの死に直面しては悲しむさくらさん。あとがきではこう綴っている。

自分の現実では次々と生き物が死に、いつのまにか「死にもの図鑑」になってしまった。何とも情けない体たらくである。
あとがきより

この本の中で、私はカメの話が好きだった。
冬眠から目覚めないと思って調べたら死んでいたというオチ。中途半端な温度で冬眠させると餓死するらしい。さくらさんの「いつから死んだカメを見ては微笑んでいたのだろう。」という文章に笑ってしまった。

愉快なエッセイを読むと元気になるな。今回も読んでいて楽しかった。どんどんさくらさんのエッセイを読みたい。何度でも読み返したい。


2.働く私のエネルギー最大化計画/加茂屋真紀

仕事が嫌だと思う頻度が増えてきたから、たまには自己啓発本でも読もうと思い購入。

結論から言うとこの本は苦手だった。ただ、プロローグでハッとさせられた文章があった。

今の仕事がつらいあなたに必要なことは、仕事のない人生を探すことではなく、本当に好きな仕事を見つけることです。本当に好きな仕事とは、自分を貫く感覚に支えられて、自分らしい美技や喜びとともに取り組むことができ、それを誰かに何度も望まれる仕事です。
プロローグより

自分のやりたい事や得意なことを見つめ直して、30歳までに転職しようと思った。

ところで、この本を苦手だと思った理由は“精神論”が多いから。


『やりたくない仕事がきた時はチャンスの神様に選ばれたと思いましょう』と書いてあって無理になった。仕事の悩みを上司に相談してこんなアドバイスされたら絶望すると思う。


でも著者の加茂屋さんはこの方法で部下を鼓舞し、業績アップができたと書いてあったし、こういう励ましが響く人も一定数いるのだろう。やっぱり上司との相性ってあるよね。

ご先祖様に感謝とか、働いているビルに一礼して帰るとか、私には理解できないことも書いてあったけど、こういう考え方もあるという事を知れた。


もっと本を読みたい。
読みたいのに平日は疲れて寝てしまう。

どうしたもんだか。

6月は誕生月だからご褒美に本をたくさん買おうかな。

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