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千冊の哲学書よりなほわれを大人にしたり君との別れ《翠曜日》vol.7

千冊の哲学書よりなほわれを大人にしたり君との別れ



この短歌は、福島隆史さんという方の作品で、NHK短歌で選出され、放送されていたものだ。

お題は【千】

偶然やっていた番組の、偶然放送された短歌に、ぎゅーんと心を持っていかれた。


難しい言葉は使わずに、ただ真っ直ぐ最後の言葉でまとまる短歌に思わず深呼吸。おじさまにここまで言わせた「君」の気品まで感じてほんと素敵、、、。


あまりに触発された勢いで
実はこの前私も投稿してみた
お題が好みだったので短歌ではなく俳句に挑戦した

残念ながら笑、入選とかはされなかったけど、
自分なりに言葉と向き合った時間が楽しかったのでここに供養することにします





ムエットを 握りしめ帰る 二十歳前

もうそろそろハタチになるという時、初めてデパ地下で香水のお試しを体験しました。香水に対してずっと小さな憧れはあったものの、あまり強い香りは好きじゃなくて、綺麗なお姉さまたちと話すのも緊張するから…と、私にとってのデパ地下のコスメエリアはそそくさと通り抜ける場所でした。
人生で初めてCHANELのNo.5の香りを試して、世界中の女性が魅了されてきた理由がわかったし、私も女性としてランクアップしたような気がしました。初めて香水を買うなら、これを手に入れたい…!と思って値段を聞いてびっくり。こんなに小さな瓶なのにそんなにするのね。結局勇気が出ず、もう少し大人になったら手に入れようと誓いました。



と書いて出しました。
もしかしてお題ってそのワード使わなきゃダメだった?


ムエットというのは、試す時に使う、香水をちょっと吹きかける紙のことです。

もう20歳にはなったけれど、未だにNo.5には手を出していない。

でも、一歩一歩なんとなく大人になってる感じはしていて、楽しい。
なーんも上手くいかないような酷い日もあっていいと受け入れられるようになってきた。まあ、この余裕がまだ存在してるのは、普段を楽しく過ごさせてくれる大好きな人達が周りにいるからってのも、忘れちゃいけない。

とか考えながら

今日も大好きな人達に会いにいく



お題に沿って言葉を紡ぐのもまた楽しい。
また短歌も俳句も作ってみよっと〜〜

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