ヨガで体を痛めない取り組み方
前回の記事で、ヨガで体を痛めてしまう理由3つあげました。
・ポーズの完成形を目指している
・からだが持っている能力を信じられない
・がんばりすぎてリラックスを忘れている
この3つを踏まえて、
ではどのように取り組んでいったらいいか?を書いていきます。
● ポーズの完成形を目指している
→「いまの私」を考えて実践する。
もっと具体的に言うと、いまの私よりも一歩進むという取り組み方です。
これは体質や年齢に関係なく誰にでもできます。体が硬くても、高齢者でも、性別も問わず「一歩進む」という方向性を持つことはみんなできます。
「今の私の感覚」を傾聴して、自分の一歩を進めます。
そのためには『感じる』という感覚をフルに使って高めていきます。(何か小さな一歩を踏みだしている。わずかに変化した感覚です。)
ポーズの形ではなく、「感じる力を身につけよう」という心構えで実践します。
そうやって実践すると、ゆくゆく体は変化します。
● からだが持っている能力を信じられない
→ 自分のからだの持っている能力を活用する
人の体は、勝手に変化する能力が備わっています。これもみんな共通に持っている能力です。めいっぱい活用します。
例えば骨が折れたら『治る』という能力があります。修復しようと体が勝手に行って、徐々に必要な変化をして治ります。
腕立て伏せができないのであれば、まずは腕で体を支えるだけでもいいんです。
体はその刺激に対して勝手に強くなろうとします。
腕立て伏せをするのは、その次のステップでいいんです。
無理して鍛えるのではなく、自分の持っているリソース(資産、資源)をまずは知って、無理なく淡々と進んでいきます。
適切で適度な刺激を実践し「わずかに少しずつ、変化する自分」を感じながら進めましょう。
もしも、自分の体の感覚に確信を持てなければ、体の仕組みを学んで「こういうことが私の中で起こっているのね!」とわかると、役立ちます。
● がんばりすぎてリラックスを忘れている
→ 自分のからだの持っている能力を活用する
「リラックス」「気持ち良さ」と共にポーズを実践します。
ポーズを毎日しているヨガの実践者は努力しているかもしれませんが、その行為の中に「静かな感覚やリラックス、心地よさ、ポジティブな感覚」を感じながら行っています。
その結果として、ポーズが深まっていきます。
体が硬ければ硬いほど、マイペースに「結果よりも自分の中にある心地良さ」と共にポーズをとりましょう。
まとめ
ポーズの完成形よりもからだの感覚を大切に!
自分の身体感覚を感じずに、見た目のポーズを追い求めてしまう傾向に注意です。からだの変化するスピードや変化する能力を信じて!
自分をもっと信頼して変化を確信して、任せてもいいんです。ポーズの中にもリラックスする感覚!(がんばりすぎない)
トレーニングではないので、ポーズの中にもゆるむ、リラックスする要素が大切。
私たちの体の中ではいろいろなことが常に自然に起こっています。
その能力を知って、信じて、感じながら実践することでポーズは徐々に変化します。そういう心構えで行うと、自然に自分自身の素晴らしさに気づいて感謝が生まれてきます。
『なんて自分は素晴らしい機能を持っているんだろう』
楽しみながら気持ちよく実践してみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?