【読書メモ】20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす
SNSでの発信って意外と難しい。
伝わる文章構成を改めて考えてみようと手にしたのがこちらの本です!
「20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす」
マッキンゼーの戦略コンサルタントを経験し、「8歳の語彙力」&あがり症の純ジャパながらニューヨークのスピーチ大会を4連覇した「ロジカル思考×ストーリー」でプレゼン・会議・営業・面接で“相手が動き出す"伝え方。
プレゼンの本でしたが、大満足な内容でした!!
SNSの文章構成にも役に立つし、LTに活かせることも盛りだくさん。
心理学の勉強にもなりました。
ここからはメモした内容をそのまま載せます^^
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【20字本の目次紹介~第一章~】
なぜ、言いたいことが伝わらないのか
・伝えることはひとつに絞る
「結局何が言いたいの?」
ワンビックメッセージを20字で語る、人間は15字〜20字程度のフレーズが覚えやすい
短いからこそパワフル
・聞き手が主役
聞き手を主役にしてあげる「他人事」→「自分事」聞き手が求めているものはなんだろうか?
×私がお話する
○皆さんに〜お持ち帰りいただきたい
・簡単、簡潔、簡明に
KISSの法則
Keep it short and simple
最初に一番大事なメッセージを伝える
・未来予想図を売る
商品を売るな
・4つのF(失敗、不満、初めての体験、欠点)
ネガティブなことが、聞き手にとっては興味を引かれる、自分も同調できるストーリーとなる。
マイナスのものが、プラスに転じるほうが、聞き手には興味深く響く!
知りたい!と引き込まれる失敗談こそ語れ→よく見せようと成功話ばかりする。
私がこの業績を上げた→プロセス、苦悩したことをオープンに共有する
自分もマネできるとなって共感を得る。
・低コンテクストを心がける
相手が誰であっても低コンを心がけて、曖昧さをなくす
・「正しさ」を振りかざさない
正しさだけを伝えて、聞き手の心に寄り添っていないのはNG
【20字本の目次紹介~第二章~】
聞き手視点の情報整理
・プレゼンは情報整理が7割
「情報のエンターテイメント」を「プレゼントする」
聞き手視点で。情報を整理する
・聞き手を動かしてなんぼ
ゴールは相手を動かすこと
エトス、ロゴス、パトスが揃って、初めて「頭と心を動かす」
ハッピーな未来予想図が心を動かす
・聞き手との共通点を探す
①聞き手は誰?
相手の関心があるトピックを探し出す
聞き手にインタビューして、本音や悩みが分かれば聞きたいことが分かるが、インタビューできないときは相手のブログを見たり相手の情報を取りに行く
②聞き手のメリットは?
相手にとって魅力的な未来予想図を見せる
自分のプラスになる「自分事」であれば関心を払う
③聞き手に、なぜ自分が話すのか?
他の誰でもなく、なぜあなたが話をするのか?
自分にしか語れないストーリー、経験談、知識はなにか。
少なくとも自分らしい語り口。
あなたにしかできないことがあるはず。
④聞き手にどう行動してほしいのか?
なぜ、あなたはその話をするのか?
PAINT
Petsuade 聞き手を説得したいのか
Action 聞き手に行動してほしいのか
Inspire 聞き手を啓発したいのか
Notify 聞き手に通知したいのか
Think 聞き手に思考してもらいたいのか
【20字本の目次紹介~第三章~】
何を伝えるのか
・優れたスピーチは9段階構造
必ず聞き手の頭と心に届くというゴールデンパターンがある
一般的にスピーチの構造は、
オープニング(導入)
ボディ(本論)
クロージング(締め)
点ではなく線として流れるようにつながっていなくてはならない
★9段階構造のポイント
・すべてはワンビッグメッセージにに向かっていること
・ポイントごとにトランジション(移行)が含まれていること
・オープニングとクロージングがそれぞれ3分割されていること
①オープニング(バーン!プロミス、ロードマップ)
②第一ポイントへの移行
③第一のメインポイント
④第二ポイントへの移行
⑤第二のメインポイント
⑥第三ポイントへの移行
⑦第三のメインポイント
⑧終わりへの移行(シグナル、Q&A、クロージングへの移行)
⑨クロージング
移行を入れると、点が線としてつながり、興味が最後まで持続する。
懐石で例えるなら
最初は先付(わくわくさせる華やかなオープニング)
お椀(だしの引き方で料理人の腕がわかり、次に期待が高まる)
向付のお刺身(メイン1)
八寸(次の料理までこれでお酒を召し上がってください、という位置づけの八寸で、楽しみが持続)
魚料理(メイン2)
炊き合わせ(旬の野菜で落ち着いて最大のメインへ)
肉料理(メイン3)
そしてご飯が出てくるともうすぐ終わりの合図、水菓子で締める。
合間につなぎが入るからこそ興味が持続する。
・つかんで、約束し、行き先を告げる
オープニングには次の3つの要素を入れる
・バーン!(インパクトのある掴み)
・ビッグプロミス(聞き手への約束)例 終わるころには3つのコツを習得しています
・ロードマップ(話が進んでいく道筋・順路、アジェンダ)
・なぜそう言えるのかを確認
ロジカルにつながらない話の飛躍は説得力が無い
So What?(だから何が言えるのですか?)
Why So?(なぜそう言えるのですか?)
この2つの質問を双方向にしていく
↓
だから何が言えるのか?を確認する
【20字本の目次紹介~第四章~】
どう心をつかむのか
・どう心を掴むのか?
ポイントはストーリーで魅せる
いきなりストーリーで始める
○「25年前、このイベントを始めたとき〜」
✗「ただいまご紹介をたまわりました〜」
・情報をストーリーに落とし込む
単純なストーリーをすばらしく語ったほうが聞き手の脳裏に焼き付く。
正論を語れば語るほど聞き手の心は離れる。
聞き手はワクワク、ドキドキを体感しながら共感できるので、記憶に残りやすく、腹落ちしやすくなる。
ストーリーは、聞き手の興味をかきたて、情緒的につながる。
・ドキドキのコントラストが心を揺らす
人は心が揺れると共感しやすい
人が説得されるためには、頭で情報を理解した(ロゴス)だけでは不十分なので、心が揺れ動く(パトス)ことが必要。
人がもっともストーリーに引き込まれるのは、ドキドキハラハラを感じること。
安泰だった状況に、突如危機が訪れ、解決しそうになったら一難去ってまた一難と、山あり谷ありと繰り返され、コントラストが生まれると、ほっとしたり、ドキドキしたり、緊張感も生まれて、ストーリーに引き込まれる。
例)スターウォーズ、ロード・オブ・ザ・リング、ハリーポッター
↓
モールエスカレーター方式
ロゴスとパトスを交互にアピールしていく方法もある
・7秒で惹きつけるオープニング
・いきなりストーリーで始める
・パワフルな質問
・驚きの真実→あまり知られていないような事実や数字をあげる
・永く心に焼きつくクロージング
・ストーリー(最初のストーリーを思い返させる)
・引用(オープニングとリンクした形で引用する)
・行動喚起(次の行動に導く、商品にふれる、サインする、会員になる)
・質問(心に刺さる質問、〇〇な毎日を送りますか?)
【20字本の目次紹介~第五章~】
プレゼンの出来を左右するデリバリー
・最大の敵は無変化
人の集中が続くのは10分くらい。
一番気をつけたいのは「声の無変化」
・間の取り方で劇的に変化する
聞き手とのキャッチボールをするためには、効果的な「間」が必要。
聞き手に理解してもらいたいとき、何らかの反応を得たいとき、考えてもらいたいときなど、心の中で3秒数えてみると相手の反応を引き出せる。
・「えー、あのー」を無くす(耳障り)
・フィラーワード→意味がない言葉を無くす
①発している事に気づく
②発する直前に気づく
③間を取る
・劇的に変わるリハーサル方法
鏡を見て練習はNG!(本番では自分の姿を見ないから)
聞き手からどう見えているかは、録画が一番正確に教えてくれる。
①そのまま見る
②音消してみる(動きをチェック、無意味な動きや癖がないか)
③音声だけ聞く(抑揚の付け方、フィラーワードをチェック)
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すごい勉強になった・・・・!!!
何となく感覚でやっていたことを、この項目に沿ってしっかり詰めていけば、めっちゃいいプレゼンができそう(・∀・)笑
次のLTで実践しよう!!ワクワクする〜♫
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