ランドセルのリメイク
形あるモノを分解しての再構築。
一つの鞄に込められた年月とそれ以上の思いの深さを一度、形になる前の素材の状態に戻す。
元々は只の素材であったものが、誰かの手に渡って意味のある素材となった。
表面から見ただけでは、ただの素材。
使っていた人からすれば特別な素材。
そこに形としては見えない思いを想像すれば、誰にだって特別な素材になりえる。
均一化されていない素材をどこにどう使うか、どれだけうまく活かすか、様々なモノを作ってきた経験とアイディアとセンスが問われる と思う。
何よりも気持ちを汲み取ったモノづくりで、絶対に良いモノにするという気合いを込めてどう答えるか。
以前にリメイクさせてもらった刺繍やポイントが多く入った特徴的なランドセルの問いにはこう答えた。
喜んでいただけて、心底ホッとするが、
もっともっと経験値、アイディアを増やしてリメイクされる方の選択肢を増やしていく。
やりがいのある仕事です。
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