1年間服を買わないで過ごした私に訪れた驚愕の変化について 最終回

1年間のまとめ & これからのこと

3連休、体調不良と仕事で、更新できませんでしたが、これが最終回!です!

服を買わなかった1年間、面白いように服の見方が変わった。増えないワードローブと向き合うことで、自分の必要とするもの、好きなもの、似合うものが、どんどん明確になっていった。たとえばわかりやすい変化をあげてみる。

①自分に似合う形と色にシビアになった。

②アクセサリーや小物の使い方に幅が広がった。

③何を着たいかではなく、どう見られたいかを優先させるようになった。

④無駄な買い物をしなくなった。

⑤お直しに積極的になった。

⑥一つ一つのアイテムを見る際、数年後のビジョンが持てるようになった。

終えてみて、これは一種の精神的なトレーニングだったのだな、と思う。詰まるところ、何を着たいか、はどう生きたいかと繋がっていく。

私は上等な服が好きだ。作り手の意図が感じられる、良い素材でできた、美しい服が。そしてそれらに愛される人でありたい。そのためにTPOや自分の客観的印象をわきまえたい。また、一度手に入れた服とは長く付き合っていきたい。

一方で、自分はミニマリストになりたいわけではないというのもまた発見であった。いつかはマキシマリスト的な装いをしてみたい。アイリス・アプフェル白洲正子のように、大きな宝石やサングラス、ストールで自分らしい装いをできるようになれたらいいなと思っている。しかしそのためには、中途半端な選択は厳禁だ。自分が心の底から好きだと思うものを、一つずつ選んで集めなくてはならない。私のこれからの課題である。

ただし、1年間でかなり無駄なものを減らした自分のワードローブが、まだまだ洗練されきっていないというのも事実で、もっと磨きぬくべく、次は、1着買ったら3着捨てるチャレンジに挑戦することにした(ちなみに、これもにしぐち瑞穂さんからのアドバイスです)。

ちなみに! にしぐちさんが1年前、私に言ってくださった言葉…

「そうすると、本当に大切なもの、好きなものがわかるんですよ。しかもね! そうやって大好きなものしか身に着けなくなると、人からプレゼントされるものも、すべて自分が好きなテイストのものになるんですよ! いいでしょう?」

は本当だった。

大体買わなくなって半年後くらいから人から譲っていただいたり、プレゼントしていただいた服、靴、装飾品が、すべて見事に自分好みになっていった。これもチャレンジの副産物。

さらに、隠ぺいするのは良くないと思うのであえて書くと、解放されて第一弾はアクアスキュータムのコートを買った。信頼できる方にサイズをみたてていただき、数色の中からもっとも顔うつりのいい色を選んだ。10年は余裕で着られそうな品物だ。あたたかくなりはじめてすぐ着始めて、それからほぼ毎日のように着ている。大成功の買い物だった。

⑦回にわたってしつこく更新してきた1年間服を買わないチャレンジのnote、これにていったん終了です。

…ですが、共感してくださる方がとっても多いので、番外編として2~3個、記事を書きます。番外編第一弾はためになった本のリストを更新予定です。

しつこく長いシリーズをこれまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

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