「やりたい」「やらせてあげたい」を手放さなかったワーク・イン・ライフ2023
今年は、気持ちのバランスがわりとプライベートに傾いた一年でした。
昨年からゆるゆると続けているダンスでは2回ステージに立ち、そのたびに仕事を調整。女友達と韓国や家族でのシンガポールなど、海外旅行を決めるたびにまた仕事を調整。長男がダンスの公演に出るといえば、またまた仕事を調整……。ただ、スケジュールと違って量はコントロールしきれず、イベントの前後にしわ寄せがいった一年でもあります。
だけど、それでも自分の「やりたい」や家族に「やらせてあげたい」と感じたことを手放さず、自分の領域である仕事を調節してなんとかスキマをつくる……という手をとれたのは、成長だなと思いました。
そういう意味では制御しつつになったものの、仕事はかわらず大好きです！ 13年間書き続けてきて、よくもまぁ飽きないものだと思うけれど、ますます面白いし奥深い。上を見ればきりがなく、まだまだ向上したいと感じています。
みなさま、2023年もありがとうございました。来年も地道にやっていけたらと思います。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
では、2023年のお仕事とおもなプライベートを振り返っていきます！
＜1月＞
年始は中尾明慶さんの取材記事から。（「ウートピ」で執筆した元記事がなくなってしまったため、外部配信記事のURLです）
金八先生のときから好きで、インタビューは二度目。ベテランなのにいつも現場を明るくしてくださる方で、とてもありがたいです。
ちなみに、はじめてインタビューした2017年の記事はこちら。
ほぼ毎年かかわらせていただいているNewBalanceの名古屋ウィメンズマラソンでは、ボディコピーと恒例のLEDビジョンコピーを書きました。当日走った方から「励まされました！」とお礼のメッセージが届くこともあり、いつも背筋が伸びるお仕事です。
誕生日をまたぐかたちで京都出張があって、幼なじみにお誕生日祝いしてもらったのもうれしかったな～～。出張案件、大好きです！！！
＜2月＞
3月にダンススタジオのミニ発表会があるため、練習が週一回（平日午前中）に。この時間のやりくりが難しいわけです。
いつも考えるきっかけをくれる「りっすん」では、不妊治療と仕事の両立に関する座談会を担当。これは引き続き、知識を蓄えていきたい分野です。
今年からご一緒しはじめたプルデンシャル生命のオウンドメディア「ミモザマガジン」では、サイボウズ青野社長のインタビューを担当しました。とてもよかったです。こういうリーダーのいる会社で働いてみたい……！
再春館製薬所のオウンドメディア「私らしく。」では、神戸どうぶつ王国を取材。生物多様性についても、記事編集についても、勉強になる案件でした。
＜3月＞
ダンススタジオのミニ発表会、無事終了。去年の10月に大学サークルのOBOG公演に出演してから、こんなに短いスパンでまた踊るとは思っていなかったけれど、楽しかったな～～。
ただ、そんなプライベートと並行して日経新聞高校生向け特別版の取材執筆やクライアントワークでの出張が重なり、わりと忙しかったイメージ。
雪印メグミルクの特設LPでは、骨の健康について取材・執筆。MBPのロゴも、社員さんのような顔をして一緒に持たせていただきました🥛
＜4月＞
昨年に引き続き、SmartHRのWORK DESIGN AWARD受賞者インタビューを担当。志を持って仕事をし、さまざまな角度から働き方をアップデートしている方々の話を聞くと、こちらも前向きになれます。
ウートピでは、内田有紀さんをインタビュー。
そのほか、とある美術館のイベントパンフレット作成業務や大手小売業の読み物コンテンツ（大量）など、名前の出ない仕事もたくさん担当した月でした。
小2長男のPTAでは、流れで広報委員長をやることに。一学期末に最初の広報誌を発行するため、すべて手探りのお仕事があふれていたのもこの時期。連休前、大変だったな……。
＜5月＞
UCCザ・ブレンドのマガジンにて、さえりさんを取材。1月にひさしぶりのごはんを一緒に食べたばっかりだったため、「こんなにすぐまた会えるなんて！」とうれしくなりました。
TABIPPOが主催するPOOLO JOBのトラベルクリエイターコースでは、受講生の執筆した課題を添削し、オンラインでFBするメンターを務めました。
添削にはすごく時間がかかる……んだけど、学びに積極的な受講生のみなさんから、逆に元気をいただける仕事でもあります。
そのほか、アイドル誌の仕事も立て込んでいた時期。プライベートではGWにユニバに行きました。当日の抽選に当たって、ニンテンドーエリアにも入れた！
＜6月＞
東急リバブルのオウンドメディアで、デーブ・スペクターさん夫妻にインタビュー。ご自宅、圧巻でした……！
長くお付き合いしているクリエイティブエージェンシー・シフトブレインから「45Rというブランドの歴史やものづくりへの想いを、絵巻物にしたい」と、すでに面白そうなご相談をいただいたのが春のこと。45R社内の方々にたくさんお話を聞き、物語にまとめていく仕事を、この時期からじっくり進めていきました。とてもむずかしくて、とてもとても楽しい時間だった……。絵も文も動きも、とても美しいサイトができたと思います！
そんななか、6月中旬には女友達4人でいく韓国ガールズトリップ2泊3日をぶちこみ！ BTS御用達のお店でサムギョプサル食べて、チムジルバンで羊巻きして、美容クリニックで肌管理して、めちゃくちゃ楽しかった～～！！！！ どんなに忙しくてもこういう時間を大切にしたいと、あらためて思いました。
＜7月＞
初旬はPTA広報の仕事が佳境……！ かつ、10月にダンススタジオの発表会を控え、またも練習が週1に。
そもそも毎年7月は鬼門。家族全員が順番に発熱して、一ヶ月のうち11日間も誰かが寝込んでいるという始末でした。
NewsPicksでは、生成AI座談会の執筆を担当。これからのお話って、聞いているだけで面白いですよね。
プルデンシャルのミモザマガジンでは、夜のパン屋さんを運営する料理家・枝元なほみさんに取材。とてもかわいくて、あたたかい方でした。手作りのおやつもいただいてしまった……。
＜8月＞
わたしのダンス練習、週2に。そして8月末には長男もダンス発表会があり、練習のサポートや本番付き添いでてんてこまい。長男がだいぶ自走できるようになったのが救いだったけど、スキルなき家族がそれぞれに仕事をしながら同時期に2つの本番を抱える……というのはとてもおすすめできません。謎の40度発熱（私）や嘔吐高熱（兄弟）、高熱（夫）などが相次ぎました。
シフトブレインとは、メンバーに一人ずつロングインタビューをする「中間文集」というお仕事を継続しています。どんな仕事なのかは、こちらでお話する機会をいただきました。
また、この月から、定期的にNOT A HOTELのお仕事をするようになりました。会社としてもビジネスとしても興味深くて、やりがいのあるプロジェクトです。
第一弾は建築部の松井さんインタビュー。うちの夫が建築士なので、建築家界隈のお話はなんとなくバックグラウンドが見えることもあり、楽しいです。そしてNOT A HOTELのすごさがわかる。
昨年から仕込みをはじめ、今年がっつり企画・編集・執筆に携わったハヤカワ五味さんのフェムケアブランド「SOLUME」。この時期はバチェロレッテの福田萌子さんに取材しました。私のまわりでも反響のあった記事です。
＜9月＞
さて、ダンスは自主練も含めて週3に。なにを目指してるんだ？ とときどき我に返りつつ、人生でいまが一番若いからやりたいことやろうと思い直し……の日々でした。でも、こうやって大変になるのはわかっていたから仕事を7割くらいに抑えようと思っていたのに、ご依頼いただくとついついお受けしてしまうのが、フリーランスの性。公私ともに大繁忙期でした！！
SOLUMEでは、私が1年半前（！）に自分のnoteでやっていたような男性育休の取材企画がスタート。「妊娠出産育児ってよくわからないから女性にまかせきり」という男性も多いなかで、当事者意識を持ち、しかもロジカルに未知の事態と向き合いながらパートナーシップを発揮していく方のお話を、しっかり届けられたなと思います。
＜10月＞
いよいよ発表会が終わって、ひと息……つくまもなく、しわ寄せがきた仕事に奔走する日々。
かけだしライター時代からお世話になっているスカイベイビーズの安井さんにお声がけいただいて、スカイベイビーズのブログのお仕事をすることに。それで、かわいい後輩きょうかちゃんの取材記事を担当しました。ひさしぶりに話せてうれしかったな～～。スカイベイビーズとってもいい会社なので、ウェルビーイングに興味のある方はぜひ！
TABIPPO主催の「POOLO JOB」は2期がスタート。引き続きメンターを務めさせていただきました。
トラベルクリエイターを養成するコースなので、みんながみんな直線でライターになりたい方ばかりではないけれど、こうして文章を学ぶことで、書くことを武器にして前に進める方が増えたらいいなと思います。
そして、5年ほどコンスタントにお世話になっていたWebメディア「ウートピ」が、惜しまれながらクローズ。編集の安次富さんはとてもコンテンツに真摯な方で、いくつものお仕事をご一緒しました。ていねいにつくっていく取材記事、大好きでした。
＜11月＞
先月の発表会からのしわ寄せがまだ取り返しきれていないなか、11月下旬には家族で8泊9日のシンガポール旅行という暴挙に。なので、前後に進めなければいけない仕事と、ひさしぶりのファミリー海外の下調べや準備が重なり、もう本当にぱつぱつに……。
運動会などもあって営業日は14日しかないのに（しかも内1泊2日は出張）、13本の取材と15本の原稿納品をやりきったの、我ながら本当にすごい。毎年このくらいの時期は、年末納品の新卒採用向けコンテンツが立て込みます。
英国御用達の高級筆記具ブランドPARKERのWebサイトでは、メンズファッションプロデューサーのMBさん、建築家の遠藤慧さん、プランナーの佐藤ねじさんをインタビュー。三者三様の創意工夫が面白いです。
りっすんでは、共働きで2人の子どもを育てる我が家のタイムスケジュールを公開。家の時間やお金の遣い方って興味あるけれど、自分たちと同じ属性じゃないとあんまり参考にならなかったりするから、いろんな事例がたくさん紹介されることに意義があるなと思います。
＜12月＞
まだシンガポール旅行の影響が収まらず、怒涛の月20本納品。
そして、長男のダンス全6回公演（3days）のサポートに時間が溶けていく……。今回はいままでに踊ったことのないタイプの振付で、自主練にも付き合うことになり、わりと苦しい時間がありました。でも本番めちゃくちゃ楽しそうな息子を見ると、すべていい経験に思えてきてしまうから、ステージは麻薬です。目の前の尊さにつらかったことを忘れちゃう感じは、出産にも似ています。
SOLUMEでは「一人称の声」を届けることを大切にしていて、子育てをしながらはたらく一般の方に多く取材をしています。そのひとつで思い入れのある記事が、こちら。35歳で出産後、二度の戦略的な転職を経てキャリアをつかみとった方のお話です。子連れの転職って勇気いるけど、悩んでいる方にぜひ読んでほしい記事ができました。
Netflix「ラブ・イズ・ブラインドJAPAN」で結婚したミドリさん×ワタルさんの記事も最高。夫婦そろってバリバリ働く方々の子育て記事ってあまり多くないし、とても意義があると思いました。
年末ぎりぎりに公開されたのは、大阪にあるDXコンサルティング会社 鈴木商店のコーポレートサイト。シフトブレインからのご依頼で、インタビューコンテンツの取材執筆、編集コンサルティングを担当しています。
2本目以降の記事は内製していくということで、ライティングマニュアル作成や原稿添削、フィードバックなどをさせていただきました。その内製への取り組み方が本当に誠実で、わたしもできるかぎり協力したいという気持ちに。素敵な仕事に呼んでいただけてうれしかったです。つながりが途切れないサイトも、めっちゃかわいい！
■お仕事のお誘いはこちら
メール： sakura.0116.sakura@gmail.com
X： @sakura011626
Facebook： Sugawara Sakura
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