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読書日記~近田春夫「考えるヒット 5 大きくふたつに分けるとすれば」編。

 昨夜、どうしても眠れなくて、手近にあったCDを聴いていたんですが、その中に近田春夫さん『考えるベスト』があったというわけです。
じゃ、今日は『考えるベスト』にするか?とかちょっと思ったんですが、最近近田さんの最新ベスト『近田春夫ベスト~世界で一番いけない男』を取り上げたばっかりでしたから、また別の機会にとすることにしました。

 一応、リンクを貼っておきますので、興味ある方は是非。
私は延々と終わらない部屋の掃除をしているのですが、その時近田さんの「考えるヒット」がまとめて出てきたことを思い出したので、その中から一番のお気に入り「考えるヒット 5 大きくふたつに分けるとすれば」を久しぶりに読むことにしました。

・近田春夫「考えるヒット 5 大きくふたつに分けるとすれば」(文藝春秋)

 この巻が好きな理由は多分文庫化されていないはずというのが一番です。嘘です。
まー、文庫化されていないということは持っている人が少ないと想像できますから、全くの嘘ではありませんね。
ちなみにこの巻は2002年に出版されてますから、2001年のヒット曲を取り上げていることになりますね。
まず曲のタイトルをチェックして、この連載を読んで慌てて買った曲がなかったことに気づきました。
時々、これは買わなければと強力に思い込むような曲があって、その日のうちにCDショップに向かったりしていたんですよ。
具体的にいうと、FLIP FLAPの「ハプニング」がそうでした。
彼女達のCDは集めましたねー。ホントに大好きだった記憶が鮮明に残っています。

 で、この巻に話を戻すと、まずサブタイトルがいいんですよね。ちょっと長めですけど。
帯のコメントが久世光彦さんだというのもかなり嬉しかった記憶があります。

 それより何よりボーナス・トラックとして曽我部恵一さん、ムッシュかまやつさんに筒美京平さんとの対談が掲載されているのがとにかく豪華ですよね。
その中でも筒美京平さんとのものはかなり長くて面白いのですよ。
近田さんと京平さん(非常におそれ多い呼び方ですけど、許してね)がバート・バカラックを語っているわけですから、まさに今読むべき内容だと思います。
そして、CRAZY KEN BANDを京平さんにレコメンドする近田さん。まだメジャー・デビュー前だったはずですよね。これまた興味深い。
私の周辺では割と彼らの音楽は支持されていて、シングルは数枚持っていました。
ライヴ行ったり、アルバム買ったりまでは至りませんでしたが。。
あ、渚よう子さんのインストア・イベントで横山剣さんを見たことはありましたね。
メチャクチャ格好よかったです。

 そして、曽我部恵一さんとの対談も興味深かったですね。
正直、近田さんと曽我部さんの音楽が好きだったので、当初の関係は触れないようにというか、深く考えないようにしてました。すみません。
この対談が最高なのは、そんな過去を笑い話にしてしまっているところですよ。

 もちろん、かまやつさんとの対談も最高なわけです。
この対談読むと、音楽は真面目に考えればいいってわけじゃないとかなんとか思うんですよ。
つーか、私がnoteに書いていることは真面目に考えているだけではないですからね。ひたすら分析している部分はありますけど。
読んでくれた人がどう考えるか?は割とどうでもよかったりするのでした。
そういう意味ではかまやつさんと近田さんに受けた影響は大きいかもしれませんね。

「考えるヒット」自体はプレミア付いていないので、見かけたら買いましょう。多分安いから。。
そんな感じです。

 明日もちょっと出かけるので、更新する時間遅れます。申し訳ないです。

 ではまたー。



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