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戸川純/諦念プシガンガ~隠れ名曲、名演コレクション。

 あまりにも久しぶりに名曲、名演コレクションを更新するということで、前回は香坂みゆきさん「ニュアンスしましょ」だったことを確認したんですよね。
実は高見知佳さんと香坂さんを混合してしまいまして、戸川さん絡みの「怒涛の恋愛」もあるからいいか、としてしまったのです。
今ハッと気づいて変更しなきゃと思いましたが、せっかく準備したので、今回は戸川さんの曲にします。すみません。。

・戸川純&ヤプーズ「諦念プシガンガ」from 『玉姫伝』

 戸川さんの好きな曲はそれこそたくさんありまして、高校生だった頃カセットのみだった『裏玉姫』か、ビデオの『玉姫伝』だったかで初めて聴いてから、とにかく好きになってしまった曲です。
 印象的なコーラスとパーカッションは当時VOICEの立川芳雄さん。VOICEは10inchや『陽気な若き水族館員たち』に収録されている作品がとにかく好きでして、この曲でのコーラスがまたよかったんですよね。

 この曲にはスタジオ・ヴァージョンも存在してまして、そちらのコーラスと編曲は当時PINKの福岡裕さん(レコードやCDの福岡豊はクレジット・ミスだと思います)。
アルバム『玉姫様』が初出ですね。
こちらもまた素晴らしい仕上がりです。

 

・戸川純「諦念プシガンガ」
from CD 戸川純『蛹化の女・蜷川実花セレクション』(MHCL-2100/ソニーミュージック)

 このCDの選曲とジャケットなどの写真撮影はフォトグラファーで映画監督の蜷川実花さんでして、所属レコード会社の垣根を超え、オムニバスや未発表ライヴが収録されていて、かなり良質なベスト・アルバムだと思います。

 1980年代前半の戸川さんは歌以外にもテレビ・ドラマ、映画と女優としても活躍していたり、グラビア展開もしていましたから、想像以上に知名度は高いし、人気もありました。

 戸川さんのブレイクを予想していたのが、当時ハルメンズのサエキけんぞう(佐伯健三)さんでして、ハルメンズのレコードに戸川さんが参加していることで、ハルメンズのレコードが再発されるだろうと戸川さんに告げていたらしいのです。
もう一人、野宮真貴さんが参加していたことの意味も非常に大きいのですが、それはまた別の機会に。。

 ライヴで観た戸川さんは想像以上に素敵でしたし、グラビアの戸川さんも想像以上に魅力的だったことを強調して終わります。
明日も隠れ名曲、名演コレクションをやりますが、何を取り上げるかは未定です。お楽しみに。

 ではまたー。

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