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ケースから一掴みの5曲~鈴木慶一編。

 昨日は南佳孝さんだったので、今日はあの人がいいかな?とか考えていて、YouTubeを色々と探してみましたが、今日になって8/28が鈴木慶一さんの誕生日だと思い出してしまったんですね。
南さんから当初考えていた人よりも、慶一さんの方が繋げるなら適当だなと判断しました。
というわけで、今日は鈴木慶一さんの(広い意味でのソロ作品から)5曲を選んでみます。
じゃ、行ってみよー。

・鈴木慶一「地球脱出」 from album 『Science Fiction』(CRCP-30031/クラウン)

 ムーンライダーズがプログレに接近していた時期の作品です。
SFをテーマにした作品というのも、いかにもプログレという感じを強くしていますね。
まあ、このアルバムを慶一さんのソロとして扱っていいものか考えてしまいますが。
そのことはさておき、今聴くと更によさがわかるアルバムということは間違いないです。

・鈴木慶一「LEFT BANK」 from album 『SUZUKI白書』(TOCT-6341/東芝EMI)

 この曲は元々高橋幸宏さんのソロ・アルバム『EGO』に収録された曲でして、作詞が慶一さん、作曲はTHE BEATNIKS(慶一さんと幸宏さん)なんですよね。
それでは幸宏さんのヴァージョンを聴いてください。

 幸宏さんのライヴに慶一さんがゲスト出演した時には何度か二人で歌ったこともありまして、ライヴ盤『a night IN THE NEXT LIFE』のプロモーション盤に収録されたりしています(後に正式発売)。

・鈴木慶一「火の玉ボーイ」from album 『 火の玉ボーイ』(WPCL-12499/ワーナーミュージック)

 この曲はムーンライダーズの代表曲として知られていますが、実はかなりの変則メンバーで録音されている曲であります。
ドラムス林立夫さん、ベース細野晴臣さんとティンパンアレーからのお二人、キーボードには佐藤博さんと矢野誠さん、ギターは徳武“Dr. K”弘文さんにコーラスは武川雅寛さんと矢野顕子さんという顔ぶれです。
他にもムーンライダーズが演奏していない曲があることで、メトロトロン・レコードから再発された時に鈴木慶一ソロ名義で発売されたことがあります。
この曲、2011年の『火の玉ボーイコンサート』のライヴ映像が残っています。矢野顕子さんと徳武さんも参加していますね。

・鈴木慶一「白と黒」 from album 『SUZUKI 白書』(TOCT-6341/東芝EMI)

 この曲のプロデュースと編曲はプロコルハルムの中心メンバーだったマシュー・フィッシャーが担当しています。

・当時のイベントで配布された『SUZUKI白書』の資料

 このアルバムの発売記念ライヴというのはリアルタイムでは実現しなかったのですが、『THE LOST SUZUKI'S TAPES』の発売記念ライヴ(アートポート『アートポート』発売記念を兼ねる形のライヴでした)で、それに近い形で実現したのでした。
バイオリンに武川雅寛さん、ペダルスティールに駒沢裕城さんが参加していて、この曲のイントロでの駒沢さんのプレイがとにかく素晴らしかった記憶があります。
あの映像があれば見たいな。

・鈴木慶一「髭とルージュとバルコニー」 from album 『火の玉ボーイ』(WPCL-12499/ワーナーミュージック)


 この曲の演奏はほぼラストショーにキーボードに岡田徹さん、バイオリンに武川さん、ペダルスティールに村上律さん、バンジョーに松任谷愛介さん、コーラスには矢野顕子さん、宮悦子さん、斉藤哲夫さんと南佳孝さんが参加しています。
ちなみに松任谷愛介さんは松任谷正隆さんの弟さんで、宮悦子さんは鈴木慶一さんと博文さんの従姉妹で、杉真理さんのバンド、マリ&レッドストライプスのメンバーでもあります。
こうして聴くと、南さんと哲夫さんの声が目立ちますね。

2011年の『火の玉ボーイコンサート』からの映像
「髭とルージュとバルコニー」。レコーディング・メンバーの矢野顕子さん、宮悦子さん、徳武さん、南さんが参加したレアなヴァージョン。

 昨日の南さんの記事に繋がる内容になってよかったです。
それに鈴木慶一さんの誕生日にこの記事を書けたのも嬉しいです。

 それに慶一さんだと明日に誰を取り上げるかの選択も多くなったから、じっくり考えます。お楽しみに。

 ではまたー。

 

 

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