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I Like CD Single Again~レピッシュ/RINJIN編。

 ちょっとした調べ物をする時、記憶に割と残っている物についてはYouTubeで探すことが多いです。
アーティスト名は大抵わかっているから、まずはアーティスト名を入力して、数多かった場合はそこに楽曲のタイトルを追加して探しますね。

 あれはまだ私が大学生だった頃、バンドブームというものがありまして。ブームに入っていなかったバンド好きだったことは既に書いてますね。
その中で例外的に好きだったバンド、レピッシュの映像が最近おすすめに上がってきたんですよ。
見ていたら面白くて検索して見るようになってました。 
今日取り上げるのはレピッシュの代表曲のCDシングルで、タイトル曲はトッド・ラングレンのプロデュースなんですねー。
「じゃ行ってみよー」

・レピッシュ「RINJIN」(VDRS-1194/ビクター)

 まずは当時のP.V.(プロモーション・ビデオ)からです。
トッド・ラングレンがプロデュースした作品の特徴としてスネアの音がヌケている感じなんですよね。この曲にもその部分が明らかに出ています。

 引き続きは「夜のヒットスタジオ」出演時の映像ですね。
ヴォーカル、トランペットのMAGUMIさん、ギターの杉本恭一さん、キーボード、サックスの上田現さんにサポートのトロンボーン増井朗人さん(当時ミュート・ビート)がメチャクチャ暴れているのに、演奏が破綻しなくて成立しているところが素晴らしい、と。
これはリズム・セクションのベースTATSUさんとドラムス雪好さんの堅実さがあってからこそでしょうね。
トッドがプロデュースしたのは彼らのサード・アルバム『KARAKURI HOUSE』でして、初回にはT-シャツ付属という仕用もありました。
シングル・カットされたのはこの曲だけでしたが、アルバム一曲目の「CONTROL」もP.V.が制作され、「夜のヒットスタジオ」でも演奏されています。

 まずはP.V.からです。やっぱりスネアの音に特徴がありますね。
引き続き「夜のヒットスタジオ」出演時の映像です。

 この日のトロンボーンは東京スカパラダイスオーケストラの北原雅彦さんですね。
スカパラとレピッシュは共演したり、対バンしたりすることが多かったので、すごいことになってますね。
あまりにも動き回っているのでカメラが追いきれてない感じがします。素晴らしい。

 トッドがプロデュースした日本のアーティストは高野寛さんとレピッシュなんですが、高野さんのメロディメイカーの部分が前面に出たのに対して(もちろんそうじゃない部分も表れています)、レピッシュはライヴの勢いをスタジオで出したかったように思えます。
プロデュースする上で歌詞のチェックをして「この曲はメッセージ・ソングじゃないのか?」というやりとりがあったそうです(ちなみにその返事は「レピッシュだからそこまで考えてない」という感じだったような)。

 このシングルのカップリング曲には「BAD MA?」と「美代ちゃんの×××」の2曲のライヴ・ヴァージョンが収録されてます。

 彼らのファースト・アルバムやオムニバス『JUST A BEAT SHOW』収録曲である「美代ちゃんの×××」は彼らの代表曲なのですが、タイトルの問題とかなどがあって、シングル・カットされなかったんですよね。残念。

 彼らのライヴを見てトッドがプロデュースすることを決めたらしいのですが、それも納得の内容です。
トッドのバック・カタログを扱っていたのがビクターだったので、日本のバンドをプロデュースする際の窓口がビクターだったという記憶があります。
ビクターの他のバンドじゃなくてよかった。。と当時思った私です。

 この後、ドラムスの雪好さんが脱退し、上田現さんも脱退して、ソロ活動や元ちとせさんの「ワダツミの木」の作詞・作曲プロデュースをしたりと活躍されたのですが、上田さんは亡くなられてしまったのでした。。

 レピッシュは解散することなく、MAGUMIさん、杉本さんにTATSUさんにサポート・メンバーを加えてライヴをしています。
レピッシュの活動がまだまだ続くように願います。

 ではまたー。


 

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