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今日の一枚(2枚組)~ムーンライダーズ『ムーンライト・リサイタル 1976』


 このところ夜がようやく過ごしやすくなって、徐々にCDを聴く機会が増えてきました。
ポータブルCDプレイヤーを新しいものにしたりとかもあるのですが、それはまた別の機会に。。
で、なぜ今日このCDを取り上げることになったかですが、実は某通販サイトに抱き合わせで出品されていたんですが、両方合わせても定価の半額以下だったんで、つい。。
じゃ、行ってみよー。

・ムーンライダーズ『ムーンライト・リサイタル 1976』(XPCA-1002~3/MOONRIDERS RECORDS)

 このCD初めて聴いた時、一番ビックリしたのはオープニングがはちみつぱい時代のシングル曲「君と旅行鞄(トランク)」だったことでした。
はちみつぱい『センチメンタル通り』収録曲である「ぼくの倖せ」を鈴木慶一さんがリード・ヴォーカルで再録音するということで、歌詞に手を加えた作品なんですよね。
はちみつぱい唯一のシングル盤になり、エンジニアは大瀧詠一さんということも知られています。
DOMMUNEの『センチメンタル通り』のデラックス・エディションが発売された時の特番で、この曲が流れた時、鈴木慶一さんが「この歌詞で歌うことはもうないと思う」とコメントしていたのが印象的です。

 そして、このライヴのゲストとして細野晴臣さんと矢野顕子さんが出演している楽曲も収録されているのも驚きですね。
細野さんとムーンライダーズはレーベル・メイトでしたし、はちみつぱい時代にはライヴで共演した音源が残されています。
矢野さんは矢野誠さんが(オリジナル)ムーンライダーズのメンバーだったり、アルバム『ジャパニーズ・ガール』では演奏していたりしてますからね。
この辺は1970年代半ばの日本のロック、ポップス・シーンの充実ぶりがわかりますよね。

 この日の模様は『WORST OF MOONRIDERS』や『Damn! MOONRIDERS』で部分的には音盤化されてましたが、こうして全曲収録という形で発売されたことも衝撃でした。
椎名和夫さんが参加していた時期の録音だった意味も大きいですしね。 
『火の玉ボーイ』の曲が中心のライヴなんですが、かしぶち哲郎さんが書いた「砂丘」や「Beep Beep Be オーライ」が演奏されているのも興味深いです。

 それにこれらのCDからムーンライダーズのライヴ・アーカイブ・シリーズが本格的に始まったわけですからね。
なので本当に破格な値段で手に入って嬉しいです。既に持っていましたが。。
まだ入手して記事にしていないCDがまだありますから、なんとか書いていきたいと考えています。お楽しみに。

 でばまたー。

 

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