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獲物の分け前~「Chart no.4」編。

 今日の午後イチに購入したものがまたまた到着しました。「Chart no.4」です。
「Chart no.4」はアパートから実家に戻る際に紛失してしまいまして、数年に渡って探しておりました。
これで「Chart」が4号、「POP IND'S」の版が小さい号と大きい号が揃いました(「IND'S」の縦長も含めて揃えるのはまず無理だと思っているので、一応これで一区切りにして、「Chart」~「POP IND'S」の研究に入る予定です)。
「ミュージック・ステディ」の初期の季刊、隔月刊時代が揃いそうなことも重なって、何にしてもやる気になれば面白いことになりそうです。

・「Chart no.4」(SWITCH)

 この号は松任谷由実さんのアルバム『ダイヤモンドが消えぬまに』の発売時期に表紙と巻頭特集が組まれたものですね。
松任谷さんのロング・インタビュー、ディスコグラフィーにDictionaryとかなり充実した特集になってますが、当時の私は荒井時代を含めて、松任谷由実さんにほぼ興味がなかったのが残念な話です。。

 続くのは、前号で特集された佐野元春さんのロング・インタビューにコンサート・レポート、TOKYO MONTHLY~カフェ・ボフェミア・ミーティング~ヨコハマスタジアム・ミーティングの会場やセット・リストというかなりマニアックな内容が掲載されています。
大学で仲が良かった友達は佐野さんファンが多かったので、この特集はかなり盛り上がりました。特にセット・リストは。

 その次はこの号の一番の目当てだったムーンライダーズ関連のインタビューです。
まずは鈴木慶一さんから。1987年といえば、ビートニクスのアルバムが発売されたり、ツアーが行われた年であるし、鈴木さえ子さんのアルバム『スタジオ・ロマンチスト』が発売されツアーがあった年でもあるわけですよね。
その他にもあがた森魚さんとのアート・コンサートがあったので、コラボレーション中心の活動だった時期なのでインタビューも興味深い内容です。
その上、ムーンライダーズの展望やソロ・アルバムの制作、PANTAさんとの活動などすぐには実現しなかった事柄がまたまた凄いですね。

 次に岡田徹さんのインタビューが載っていますが、イメージ・アルバム『ぴーひょろ一家』の制作途中だったのかな?
サイズの『Collection』に収録された「ドリーム・スープ」がAMORの作品だったと認識していて、サイズの松浦雅也さん、岡田さんの作品のレギュラーだった安部OHJI隆雄さんのユニットがスタートしたんだな程度に考えていたんですよね。
色々あってAMORはそれほど発展しなかったけど、構想自体は凄かったと今になって思う私です。。

 鈴木さえ子のハードロックツアーのレポートもムーンライダーズ関連に入れてしまいますが、東京公演がなかった(はず)なので、メチャクチャ興味深い内容でした。
このライヴに参加できなかったことは未だに後悔している位です。。

 松尾清憲さんのインタビューはベスト・アルバム『松尾清憲ベスト』が発売されることがあったり、当時LIVE INNで開催していたマンスリー・ライヴについてのことが触れられていて、毎月参加していた私はテンション上がりまくりでした。

 その他には大貫妙子さん、土屋昌巳さん、Qujila、Killing Timeのインタビューも掲載されていますが、どれも内容充実していてワクワクしながら読んでいましたね。

 私がロイ・ウッドとトッド・ラングレン好きになったきっかけは「Chart」の記事を毎号読んでいたからです、間違いなく。

 後半に載っている和久井光司さんによるあがた森魚さんのインタビューと、あがたさんのヒストリーがとにかく面白くて、このまま単行本に発展しないかな?と思ってましたが、そんなに甘いものではなかったのでした。。
和久井さんと当時立ち話程度をしたのですが、やりたいことが本当に沢山あることが伝わりましたし、景気がよかった時期でしたから、色々なオファーがあるんだろうなとぼんやり思った私です。

 景気がよかった時期だったからこそ、未来には希望があったし、更に面白くなっていくと想像できたのでしょうね。
結果としてはそんなに甘いものではなかったということになるのですが。。音楽業界はままだまだそこそこ景気のよさが続いたわけです。

 明日から何を書くかは未定です。到着がどの時期になるか次第ですね。お楽しみに。

 ではまたー。

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