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THE BRICK'S TONE/空っぽのハンプティーダンプティー~隠れ名曲、名演コレクション。

 昨日はあまりにも久々に隠れ名曲、名演コレクションを書いてみました。
間が空くととにかく書きにくいものですね。
今日も手探りで書いていきます。

 シネマのドラマー大槻敏彦さんが現在やっているもう一つのバンド、THE BRICK'S TONEのメジャー・デビュー・シングル「空っぽのハンプティーダンプティー」を取り上げます。

 このTHE BRICK'S TONEは一度、メジャー・デビュー寸前まで行ったことがありまして、その時は篠原太郎&B-JACKSと名乗っていました。
諸々の事情で発売延期となり、その過程で脱退したのがキーボード&ハーモニカを担当していた守時龍巳さんだったんですね。
守時さんは水道橋博士の同級生だったらしく、時々博士発信のツイキャスで話題になります。

 篠原太郎&B-JACKSはザ・ブレイカーズ(真島昌利さんが在籍したバンドということでご存知の方が多いのでは?)~ソロ活動をしていた篠原太郎さんが結成したバンドで、Mr.Childrenが出演したイベントでメインになったり、ライヴ・ハウス・シーンでも注目されていたバンドでした。
守時さん脱退後はバンド名をTHE BRICK'S TONEに改め、残った3人で活動を再開したのです。

・THE BRICK'S TONE「空っぽのハンプティ-ダンプティ-」(BVDR-119/BMGビクター)
画像をタップすると、「空っぽのハンプティ-ダンプティ-」のP.V.を見ることができます。

 BMGビクターの(かつて山下達郎さんが所属していた)airレーベルからシングルは1992年8月21日に発売され、衣装はポール・スミス、エンジニアはARBやビクター時代の泉谷しげるさんを担当した山口州治さん、事務所はARB OFFICEという形でした。

・THE BRICK'S TONE『JACK IN THE BOX』(BVCR-612/BMGビクター)
画像をタップすると、これより詳しく書いたGO→ST交遊録~THE BRICK'S TONE・篠原太郎編を読むことができます。

 「空っぽのハンプティ-ダンプティ-」は1993年3月21日発売の彼らのファースト・アルバム『JACK IN THE BOX』に収録されますが、シングルのカップリング曲「イノセントブルー」はアルバム未収録ですね。

・THE BRICK'S TONE『BRICK'S SONGS(re-rec)』(BST-006/Fujiyama)

 このアルバムはairレーベル時代の作品を再録音した作品です。こちらにも「イノセントブルー」は未収録ですから、オリジナルのCDシングルでしか聴けないということですね。
現在、BMGビクター~airレーベル時代の作品の権利はソニー・ミュージック(アリオラ・ジャパン)が持っているので、再発のハードルはかなり高いことから、かつての楽曲を普通に聴けるようにするには再録音しかなかったというわけですね。
でも、こちらも現在ではなかなか入手が難しいようですが。。

 エンジニアは篠原さん。
ちなみに篠原さんはザ・コレクターズのインディーズ時代や青木孝明さんの諸作品などもエンジニアを担当しています。
このアルバムの「風の口笛」にはゲスト・プレイヤーとして守時龍巳さん(!)が参加していますね。

 ARB OFFICEに所属しているので、1998年のARB復活の際には(石橋凌さんの本「表現者」によると)色々と手伝ったとのことでした。

 THE BRICK'S TONEは現在も活動中で、それぞれのメンバーも様々な形で活動しています。
水道橋博士が一番好きな形のバンドはトリオ編成なので、是非一度観ていただきたいバンドですね。

 勿論、ジャック達ともまた対バンしてもらいたいですよ。
前回のラ・ママでの「ユニオンジャック放送局」からもう4年も経ってしまったんだよなぁ。。

 明日は例によって何を取り上げるか未定です。頭の中にはなんとなく浮かんでいるのもありますが。
また色々チェックしてから決めますね。

 ではまたー。


 


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