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ケースから一掴みの5曲~サディスティック・ミカ・バンド編。

 高橋幸宏さんといえばYMOのドラマーとして知ったのですが、中学生の頃、色々な雑誌でサディスティック・ミカ・バンドとはっぴいえんどのLPがYMOの記事で紹介されていたんですよね。
加藤和彦さんも毎年アルバムを発表していた時期ですから、はっぴいえんどの後にミカ・バンド聴くのは必然でした。

 ミカ・バンドは『黒船』が名盤として紹介されることが多かったんで、『黒船』を最初に聴いてから、ファーストという順番でした。
個人的にはファーストの方が好きだった記憶があります。
『HOT! MENU』は変な曲多いなーとか思いながら一番聴いたかもしれません。
中古盤をまだ買う知識すらなかったので、確か1600円のシリーズで揃えたような?

 それでも、ライヴ盤やベスト盤は買ってないから、そんなに思い入れてはいなかったですね。
CDになってからの方が聴き込んだのは間違いないです。
なもんで、割と普通な5曲選ぶことになりそうですね。
それではもう少しお付き合いください。

・サディスティック・ミカ・バンド「Big-Bang,Bang!(愛的相対性理論)」
from album 『 ナルキッソス』(COZA-227~8/コロムビア)

 TVKの「SAKU SAKU」は寝る前(夜仕事だったので)によく見ていたんですが、木村カエラさんのソロには全く興味がなかったんですよね。
ミカ・バンドがまた復活してから、カエラさんのヴォーカルの魅力にようやく気づいたという感じです。
この曲がリード・トラックとしてよく流れていたので、このアルバムでは一番印象に残っています。
今思い出しましたけど、このアルバム発売当時、銀座山野楽器でのインストア・イベントに行ったのでした。
あれは加藤さんと小原さん参加だった、そういえば。

・サディスティック・ミカ・バンド「薔薇はプラズマ」
from album 『天晴』(CT32-5432/東芝EMI)

 この曲は会社勤めしていた頃、職場のレーザー・ディスク・プレイヤーでリピートしていた曲なので、数百回は見ている曲です。
1989年の高橋幸宏さんのソロ・ツアーに桐島かれんさんと、小原礼さんが参加していたので、ソロのライヴでも演奏されてました。
でもPITであったイベント「春の大感謝祭」では演奏されなかった記憶もあります。
最終日には加藤和彦さんも飛び入りしたんですよ。
高中正義さんも来場していると言ってたから、メンバーが揃うかな?と期待しましたが、高中さんはステージには上がりませんでした。
一番印象に残っているのは、桐島かれんさんがとにかくステキだったことです。

・サディスティック・ミカ・バンド「塀までひとっとび」
from best album 『 ベスト・オブ・サディスティック・ミカ・バンド』(CT32-5092/東芝EMI)

 この曲の作詞はキャラメル・ママ~ティンパンアレー~パラシュートを経て、現在はSKYE参加している林立夫さんで、作曲は小原礼さんです。 
ちなみに小原さんもSKYEのメンバーであります。
他に参加しているのはギターの鈴木茂さんとキーボードの松任谷正隆さんです。

 私にとっては、ミカ・バンドの初めて好きになった曲で、初めて生で聴いた時は小原さんのカッコよさにビックリした曲であります。
小原さんではなく、後藤次利さんが参加しているイギリスの音楽番組の映像を見たのはここ数年のことですが、ホントにカッコよかったです。

・サディスティック・ミカ・バンド「Boys & Girls」
from album 『天晴』(CT32-5432/東芝EMI)

 ミカ・バンド最大のヒット曲ですね。何のCMに使われていたか思い出せなかったので調べてみたら、マツダファミリアでした。
ちなみに作詞は森雪之丞さんと小原さん。多分英語の部分が小原さんなのではないでしょうか?
この曲のイングリッシュ・ヴァージョン(ベスト盤『幕の内』などに収録)はYMOでお馴染みのクリス・モスデル作詞とクレジットされていますね。
作曲は加藤さん、幸宏さん、小原さんです。

 元カーネーションで現在MUSEMENT、Controversial Sparkの矢部浩志さんはこの曲のTV出演の際、ドラムスを叩いたことがあるそうです。
矢部さんはムーンライダーズの「LIVE JACK」出演時にもドラムを叩いたことはご存知の方が多いはずですが、ミカ・バンドのサポートをしたこともあったとは。ビックリです。

・サディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」
from DVD 『ナルキッソス』(COZA-227~228/コロムビア

 木村カエラさんをヴォーカルに迎えるきっかけになったのは、カエラさん参加のこの曲がキリンラガービールのCMに使われたからでした。
アニメ「まぼろしまぼちゃん」のオープニング・テーマに使われたことや、ベスト盤のCDの売上などを考えると、サディスティック・ミカ・バンドの真の意味での代表曲はこの曲かもしれませんね。

 3人のヴォーカリスト、ミカさん、かれんさん、カエラさんのヴォーカルのヴァージョンがありますが、やはり一番好みなのはカエラさんヴァージョンです。

 今回は私の好みというよりも、昼のラジオ番組でミカ・バンドを紹介するならこんな感じと想定しての選曲ですね。なので、ひねらない5曲になりました。

 幸宏さんがミカ・バンドのツアーでロンドンに行った時、観て憧れたのがスティーヴ・ジャンセンだったり、カエラさんのお祖父さんがミカ・バンドのことをリアルタイム知っていたりと重要なバンドだと言えますね。

 明日からは5日くらい読書日記をやって、また隠れ名曲、名演コレクションに戻ろうかと考えております。あくまで予定なので、もっといいアイデアでたら変えるかもしれませんが。。

 ではまたー。

 



 

 

 





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