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変かなわたし

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2020年2月の記事一覧

はまってしまって どんぶらこ

何かにはまってしまう事があります

夢中になって
何度繰り返しても 新鮮で

何かしらの発見や驚きが
途切れる事無く続くと

もう それ無しでは考えられない
生活の中に
時間の隙間に

話し声や
情報のあちこちに

絶えず
はまり込んだ対象が
居座ってしまっているのです

それが 唯一つの
長い年月続くものであれば

もうその道のスペシャリスト
プロとなっていたりするのです

今の時代
本を出版し

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みぞれまじりの空の中

気温はシーソーからジェットコースターに乗り換えて
地球の遊園地で遊んでいます

晴れているのに急に霙が降り出し
お日様が現れたと思った次の瞬間
厚い雲に覆われていたりするのです

洗濯物を干したり取り込んだり

慌て 走り回っている人間を見て
一緒に楽しんでいるのみたい

慣れっこになって仲良く暮らしていくのか
何かの対策を考えて抵抗しようとするのか

いつも
こんな極寒の続く日は

何処かで

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私の"好き”の創りかた

自分らしい空間を
創造するのはとても楽しい作業です

できれば 倹約もかねて
手作り出来るものは手作りした方が

ずっと楽しく
より私らしいオリジナルの出来上がり

下手でも良いのです
多少かっこ悪くても

愛嬌があって良いのです

そして
自らの手の温かみ

その人独自の雰囲気が

正直に現れた
形あるものとなって生まれて来るのです

それは
唯一だからと言うだけでなく

そんな自分が存在するか

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今だから

山道を歩きます

風がさわさわと過ぎて行きます

チョコレートの匂いや
バニラの匂いもして

草木が光の中で
緑を輝かせています

風を感じることも
大地の力も

今この地球に居るから
感じ取れる事なのかも知れない

この地球と言う惑星の中だけに
空気があり 風が吹き

川は流れ
海は水を湛えているのかも知れない

他の惑星に 
次元に
風があり 水があり

大地のぬくもりを
湛えた所もあるのでし

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花一輪

花一輪



一輪の花を手に
歩き

一輪の花を
活けてみる

ほころんていく 空気の中に

ほの明るく華やいで
色を 置いたのね

辺りがそっと波打って

輪になって揺れている

月の示す彼方へと

進み行く道と
月の交わる処

過去と未来の交差する
今と云う地点を通り過ぎ

月明りの照らし出す
ほの明るい道を

獣達の遠吠えや
うごめく気配を感じながら

風吹く音にびくつき
木の葉のざわめきに怯え

この道を進めば良いのだと
この道の向こうに
‟行き着く” と云う地点があるのだと

心の声に誘われ
月の光に導かれて

時の創ったトンネルの
透明の壁の中を

歩み
進もうと
している

歩くの

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スプーン一杯のお砂糖を

テレビも点けず
新聞も開かず
唯空を見上げ
木々に囲まれている

目に映る
耳に聞こえる
情報と云うものの中には

嬉しい 楽しいが
ほとんど無くて

何かしら
悲しい事や
恐ろしい事ばかりが
記憶に残っていく

もう 空を見て
雲の流れや 風の中に

刻一刻と変わっていく
天気や 人々の醸し出す
歴史の一場面を
読み取ることが出来ない

私は
楽しいと言う
感覚すら見失って

過去を辿り
思い出

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お迎え

訪ねて下さる方がどんな方かに依って
迎え方を変える事も大切ですが

いつも 其の日出来る限りの
お迎えする気持ちでいられたら 素敵です

無理をして 特別になってしまうのではなく
いつも通りの事になっていれば素敵です

どなたも 人の訪れの無い日でも

神様をお迎えしているのだと

そう思って庭を掃き
水を打って清め

花を一輪
葉を一枝

日々其れが続いたら
どんなに素敵なことだろう
と 思って

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有り難し

ありがとう は
有難し から
生まれた言葉なのだそうです

有り得ない そう有る事が困難な
難しい事でありながら

其処に そうして有り得た事に
感謝し 祈る心が

ありがとう なのでした

其の反対は あたりまえ だそうで

そう思って当然
そう有って当たり前 と思える所には

格別 感謝の念も
生まれる事は無いと云う事なのでしょうか?

当たり前である事が
当たり前に有る事が難しく
困難である

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笑うしか

まな板の上で じたばたしているのが私です

どうせなら 思いっきりじたばたして
泣き叫び 当り散らしてみようかと
思ったりもするのです。

後は 天にお任せするしかないのだから

ひょっとして 跳びはねて
水に還ったという魚もいたと聞きかじり

自分にも同じ様に
ほんの一握りの可能性くらい
持ち合わせてたって良いじゃないか と

すがる思いで
絶望の壁を這い上がりたいと思っていたりするのです。

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遊ぶって 楽しいって

空を飛べないフック船長は
片手を失い
ハンデをしょって

ワニに襲われる
恐怖から逃れる事が出来ない

そんなフック船長を
ピーターパンは

楽しいだろ
遊ぼうよ と云った感覚で

ちょっかい出して
からかってるみたいに思えたりもする

ネバーランドの住人は
ノアの箱舟に似て
ワンセット

大人は大人のそのままで
子供は子供のそのままで

親子はいつまでも
同じ親子を演じ続けている

生命も生まれ

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たったそれだけの事なのに

声をかけたのに 貴方は笑みを返してくれない

目が合ったと思うのに 貴方はそ知らぬ振りして
通り過ぎようとする

何かあったのかな
怒ってるのかな
機嫌が悪いのかな
色々心配してしまう

私は今日
声かけられたのに
顔も見なかった

目がすれ違ったのに
知らぬ振りして
通り過ぎようとした

顔見知りだから

お隣さんだから

同じ組の 同じ会社の
同僚だから
メンバーだから

いつも笑顔で微笑み返

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人になる

貴方が怒っている時に
動揺しないでいられたら

貴方が無口になる時に
嬉しい話が出来たなら

ため息の混じる空気の中に
爽やかなミントの香りを取り混ぜて

はるか遠くを見つめる瞳に
虹の橋を架けれたら

貴方の足が疲れる時に
貴方の歩みが止まりかける時に

貴方を背負って行けたなら

貴方に代わって出来たなら

貴方が私の手を繋ぎ
肩を抱いてくれた様に

私にも
貴方の手を取り
肩を抱き
その 生

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小さな宣言

私が最も忘れていた事は

自分の内面に意識を向ける事
肉体と 心と 魂と

その総てを愛する事を
ないがしろにしていた事

表面的な事ばかりに
気を取られ
最優先になり

周囲に気を取られ
自分の価値基準を
周囲の判断に任せていた

インナーチャイルドは
ずっと泣きっぱなし

自分をまともに見てくれないと
ずっと叫び続けていた

解っていて 
そんな気はしてたのに

私は敢えて聞く耳を持たず
見ぬ

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