月の示す彼方へと

進み行く道と
月の交わる処

過去と未来の交差する
今と云う地点を通り過ぎ

月明りの照らし出す
ほの明るい道を

獣達の遠吠えや
うごめく気配を感じながら

風吹く音にびくつき
木の葉のざわめきに怯え

この道を進めば良いのだと
この道の向こうに
‟行き着く” と云う地点があるのだと

心の声に誘われ
月の光に導かれて

時の創ったトンネルの
透明の壁の中を

歩み
進もうと
している

歩くのは私
進むのは私

希望を持つのも 信じるのも

他の誰でもない

この私

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