波子

海辺で暮らしています。デンマークでの滞在のこと、旅や音楽など、創作活動の実験を投稿して…

波子

海辺で暮らしています。デンマークでの滞在のこと、旅や音楽など、創作活動の実験を投稿していきます。135日かけて1日1つのモノと決別するかわりに、モノの物語を記録していく135というマガジンなどもあります。

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■なにをするサークルか ・読んだ本、観た映画、面白かったものなど、アートやカルチャーからもらった刺激のシェア ・サークル限定の会や、コンテンツシェア ・いざって時、誰かが困った時の情報交換場所 ・波子の活動を応援してくださる方の交流広場 ・旅のお話などのシェアや、情報交換 など、など、 ■活動方針や頻度 ・最低週2回、文章と、ランダムで写真や動画など。 ■どんな人に来てほしいか ・活動を応援してくださる方。 ・コミュニケーションやアート、カルチャー、旅、に興味ある方。 ■どのように参加してほしいか ・好きな距離感で楽しく。

  • スタンダードプラン

    ¥700 / 月
  • スペシャルプラン

    ¥1,000 / 月

マガジン

  • recipe

    いろんないろんなrecipe

  • 旅のこと

    デンマーク留学の具体的なことや居た場所、泊まった場所、おすすめなど。ときどき有料になるかも。

  • 135

    習慣×モノと居心地の実験

  • doodle

    ときどきらくがき時間がこいしくなるのでせっかくなら記録していこうというマガジン

  • Short Story

    ちいさな物語

最近の記事

オンラインピラ会

こんな天気で、台風意地悪すぎて腹立ちますね。 何より皆さん無事でいてほしいですが、家から出られなかったり予定が飛んでしまった方のために、日頃メンバーシップの有料会員さんとやっている月一ピラティスの会を今回は無料で開放したいと思います。同意くださったメンバーシップの皆さんに感謝です。 リンクを知ってる方は誰でも参加可能です。 下の注意書きに同意いただけましたら、参加可能です。 1番下のリンクに20時にアクセスしていただきご参加ください。 ◻️オンラインピラ参加時のルール

    • 怒りを思い出せ!

      スタジオから帰ってきて22時半。持っていったはずのあんぱんをつまみ、飲みかけてでかけた冷たく酸化したコーヒーを再びすすっている。きちんとごはんを作るほど、お腹は空いてないし、今から作る気力もない。これが晩ご飯になってしまうな、なんておもいながら、ドラムの練習の録音を聴いている。 ドラムの練習中は、自分のできなさに苛立ったり落胆したりと忙しない。気づくと、わーっと叫んでスティックを放り出したりしている。それをまた一本ずつ情けなく拾い上げる音、そういうのも聴こえてくる。叫んだ流

      • Open the window

        購入後に全編(06:36)を視聴することができます。

        ¥300
        • 年の瀬に

          親友とよべる二人の友人と自宅でご飯を食べた際。 「2023年は、どんな年でしたか。」と、一人の友人が言うと、私と問われたもう一人の友人が、申し合わせたようにうーんと唸りながら腕を組んだ。 近年、年の瀬にくらうこの質問に、一度も適切に答えられた気がしない。 気持ちに任せて「大変だった!」と一言発すると、二人して「わかる」「そうだねえ」と深く相槌を打った。歳を重ねた分、相応に色んなことがきっとあって、中年期へ向けての試練のようなものが、次々やってくるようだった。 「でも、は

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        マガジン

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          25本
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          13本
        • 135
          140本
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          4本
        • Short Story
          2本

        メンバーシップ

        • 波子んところ

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        • 大変申し訳ないのですが…!

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        記事

          デンマークのバスに揺られて、いつだか書き記していたメモ。

          北欧の冬明け。 いつのときも、どこにいても、季節を知らせてくれるのはいつも自然のうつろいだなと感じる。 殺風景だった広大な平野に、いつのまにか一面の菜の花畑。 菜の花の黄色と、デンマークの澄んだ青空に見惚れて写真を撮ろうとカメラを構えたあと、脳裏にウクライナの国旗が巡り、なんとなく手をとめた。 ぼんやりと1人、長距離バスの窓から世界を眺めて、自分の所在地に輪郭を与えようとしている。さみしいような、かなしいような、うれしいような、しあわせなような。一周まわってこのデンマー

          デンマークのバスに揺られて、いつだか書き記していたメモ。

          旅ならまだしも

          気付いたら、随分と更新があいてしまっていた。 学校に滞在してからとっくに1ヶ月を過ぎたし、日本を出発した日を思うと懐かしさすら感じる。 なかなか更新できずにいたのは、初めの頃の学校のスケジュールの息つく間のなさと、あとはここにきていよいよ旅ではなくなったことが要因。 関わる人が増える中で、自分の勝手な視点で物事を綴って良いものか、と、書いては迷い、迷っているうちに電波をロストして消えていたりした。もう関わることのない人との刹那的な会話とは、違う。非常に現実の中にいる。そう

          旅ならまだしも

          朝が近づいてくる。

          気づけば日本を出発してから10日以上が経っていた。確実に時間の外にいる。 日本での暮らしを思うと、常に何かをしていなければ、何かを為さなければ価値のない人間になってしまうかもしれないと言うような焦燥感に時々かられてしまう。 それが、今全くないとは言い切れないけれど、何気ないこと一つに対して喜びを感じることができ、自分の「社会的価値」のようなことから一度離れて自分自身を俯瞰で観察するようなこの日々が、私にはとても面白い。 「なんのため」と問うことの必要性と裏腹に「なんのた

          朝が近づいてくる。

          備えなければ憂いてコーヒー

          コペンハーゲン中央駅周辺から出ているバスに乗って目的地までいくために5時半に起きて準備。時差ぼけが功を奏して、自然と起きてしまう。日本にいるときのような早起きの苦痛はない。シャワーを浴びて化粧をして着替えるとパッキングをする。同室の人がいるとやっぱり気を遣うなあと思いながら、こういうこともいい共同生活の前練習だった。北欧の朝は、特に遅い。 デンマーク人の友人から「少なくとも15分前には駅に着いてと書いてあるから気をつけて!」と、メッセージでかなり念をおされた。勝手なイメージ

          備えなければ憂いてコーヒー

          はじめてのGrødは何色か。

          デンマーク人の友人との約束の12時に10分早く着いた。コペンハーゲン中央駅周辺の自分の宿泊場所から、歩いて20分ほどの場所にあるChristianshavn駅で待ち合わせ、コペンハーゲンを案内してもらった。 ランチに食べたいものの選択肢を色々出してくれて私が気になったデンマーク料理のGrødというリゾット(おかゆ?)のような料理を食べに行った。 ヘルシーな印象の可愛らしいカフェについた。メニューを渡してくれると彼が色々説明してくれる。一番デンマークらしいものを尋ねると、真

          はじめてのGrødは何色か。

          ちょっとそこまで、デンマークまで。

          羽田から12時間のフライトでイスタンブールにつき、9時間待ちのトランジットののち、3時間ちょっとのフライトでコペンハーゲンについた。 前回同様ターキッシュエアラインズでイスタンブールを経由してのデンマーク。乗り継ぎ待ちのイスタンブール空港は懐かしがることのできない、全く見覚えのない景色。ギラギラと眩しすぎるハイブランドの看板の下で、時間を待つ人々が地べたに腰を下ろしたり寝そべっているのが、なんとも不思議な光景になっていた。 どうやら2019年の4月6日に新しくなったらしい

          ちょっとそこまで、デンマークまで。

          年末ジャンボ、玉砕したよ!

          数億年ぶりに母と遊びで買った年末ジャンボ。その玉砕をテレビが高らかに知らせています。あの会場にいる皆さんは、いくら分買ったんだろう。また次は数十億年ほど買わないんだろうな。 動物は暖かい所を見つける天才だな、と昼に起きて、のんびりとコーヒーを啜りながら思っている大晦日の昼時。私は手足を冷やして、気づくと手遅れなほど霜焼けになっていたりします。 もしかするといつもあたたかくいることで、誰かに与えられるものが増えたりするかもしれない。コーヒーもまだあたたかい。おいしい。 こ

          年末ジャンボ、玉砕したよ!

          ヒュッゲの正しい発音もしらないくせにね。

          来年年初めに、デンマークへまた半年ほど行くことにしました。今度は作曲を学びながら、自分の制作をしたいと思っていて、今度もまた、北欧独自の教育機関であるフォルケホイスコーレの寮に滞在する予定です。前回滞在したInternational People's Collegeとは違う学校で、ここもまた長閑でとてもいい場所だと聞いています。 2019年にはじめてフォルケホイスコーレに3ヶ月滞在した時とは世界の状況も、私の心境も全く違うもので、わざわざ今行くと決めた自分自身に少々驚き、も

          ヒュッゲの正しい発音もしらないくせにね。

          通りすがりの「せっかくだから。」

          岡山公演でのこと。本番時間が近づいて、楽屋からステージに行く道中、 物販をしてくれているスタッフと立ち話をしている男性と鉢合わせた。男性は、自分の親と近いか少し上くらいの年齢で、物販を眺めながら、自分がよく聴いている音楽の話をスタッフにしているようだった。 時間が少し押していたので、お客さんだったらそろそろ中に入ってもらいたいなあと「こんばんは」と声をかけると「通りすがっただけなんだ」と言う。私は待たせているお客さんに心が引っ張られて「そうなんですね」と、そっけない返事をし

          通りすがりの「せっかくだから。」

          花いっぱいで。

          はじめての一人暮らしは、古いアパートだった。引っ越したのは、大学何年の時だっただろう。休学をしているからか、怒涛すぎたからか、特定の出来事が大学何年生の時のことだったかよく曖昧になる。 フィールドワークではじめてニューヨークへ行ったあとすぐだったから、きっと3年の終わりだろう。 なぜだか小さな頃から家を早く出たくて仕方がなかった。家族の仲が悪かったわけでもないけれど、なぜかとても家を出たかった。 大学の学費を払いながら苦学生だったにもかかわらず、わざわざさらに追い込んで

          花いっぱいで。

          シャンプーのやつ

          どこかの家の浴室から、ふわりと風に乗ってシャンプーの香りが漂う。 どこか懐かしさを感じながら、圧倒的な「他所」を感じる。 子供の頃に親戚や祖父母の家に泊まった時になんだか似てる。知ってるけれど絶対に自分の家ではない感じ。知っている「石けん」の匂いだけれど自分の家では採用されてないものに、密かにドキドキした。 あの心地のいい緊張感が、今外からの風に乗ってやってきた。もうすぐ夏が来るということを知らせるよう。日が長いのがとても嬉しいけれど、これが少しずつ、またあっという間に変

          シャンプーのやつ

          桐生の話。

          先日、お友達の、大小さんりおちゃん夫婦を訪ねて、桐生へ行った。ライブの空間演出でお世話になっているミナイマサシさんも共通のお友達で、車に乗せてもらった。 二人とも洋服を作る人で、桐生でボードゲームカフェも営んでいる。 「ふふふ」という名前のとても素敵なお店。 みんなでボードゲームで遊んで、素敵なお店でご飯を食べて、蛍を見て、夫婦のおうちでアイスを食べて合宿みたいに寝て、小さな遊園地で予想外に恐ろしい乗り物に少しべそかいたり、動物園でライオンを間近に見たりした。(ライオンはメ

          桐生の話。