年末ジャンボ、玉砕したよ!

数億年ぶりに母と遊びで買った年末ジャンボ。その玉砕をテレビが高らかに知らせています。あの会場にいる皆さんは、いくら分買ったんだろう。また次は数十億年ほど買わないんだろうな。

動物は暖かい所を見つける天才だな、と昼に起きて、のんびりとコーヒーを啜りながら思っている大晦日の昼時。私は手足を冷やして、気づくと手遅れなほど霜焼けになっていたりします。

もしかするといつもあたたかくいることで、誰かに与えられるものが増えたりするかもしれない。コーヒーもまだあたたかい。おいしい。

このところ来年のデンマーク渡航のおかげで、友達に会う機会が多くなってきました。みんな忙しい中で、時間をくれて少しの時間、お茶をしたり、ご飯に誘ってくれてありがたい。今年を振り返ったり来年の時間に思いを馳せる時間にもなって、人との関わりの中で生きることの大切さやありがたさを身に染みて感じます。

一年を振り返ると、家族には大きな試練の年でした。特に母には辛く険しい時間だったように思います。人を一人支えたいと思うこと、その大きさ、大切さ、自分の時間を生きることの葛藤も知りました。

結局、私は充分に母を支えられなかったと思うし、自分の言動に自分の未熟さを感じる日々でしたが、母の友達が、母の心を支えてくださるのをみて、家族だけではないいろいろな人との関わりの必要性を感じました。何より、そういう存在がありがたかった。

悲しみや変化の中で強く感じたことは、今、大切な人との時間が有限だという消えない焦り、無限の時間の中でたゆたいながら、真摯にもの作りを続けたい、という想い。

私は、この二つをどうにか天秤にかけることなく生きて行きたいと感じました。極論や、取捨選択の美学に囚われず、様々な事を諦めない事も、私はこの先努力と呼んでいこうと思います。

誰かの深い悲しみに触れた時、抱きしめ、熱心に励ますことが一番かもしれませんが、私にとっては、今年のツアーにおけるモノづくりを経て、音楽を作っていくことで誰かや自分を励ます可能性というものにも改めて気づくことになりました。

私にとって、それは本当に大きな収穫で、そして、待っていてくれる人がいるからこそ、作り続けることができるという循環にも改めて感謝したい一年となりました。

思えば多くの人にとって、世界にとって激動の数年だったことと思います。

何もできなかったと思っていたしそう口にしてきたこの数年でしたが、振り返ると無意識的にたくさん頑張ってくれていた自分がいました。
いつライブが復活しても大丈夫なように、きついトレーニングもたくさんして体を作ったこと、その知識を得たことも、映画をたくさんみたことも、なんの予定も立たない中でボイトレをたくさんしたことも、本当に色んなこと、珍しく、よく耐えたね、とやっと言ってやれそうです。


そして何より、応援してくださるあなたが、この激動の数年を共に生き抜いてくれたこと。そのことに本当に感謝しています。ありがとう。

また来年もまた分かち合えるものがあるように頑張ります。


コロナ禍からの円安と物価高と戦争、、何でこんな時にまた海外、、と自分でも思いますが、その分多くのことを感じ学べる時間になることと信じて、行ってきます。

応援してもらえたら嬉しいです。

コーヒーすっかり冷めて飲み干して、ミルクティーになりました。
ずいぶんゆっくり綴ってしまった。

ではみなさま、良いお年を!

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