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不登校に悩む保護者のみなさんへ 娘3年間山村留学の体験談②

はじめに

みなさん、こんにちは。シュガーパレットのもちはしまみです。今、不登校に悩む保護者のみなさん、まわりにそうした方がいて心配しているみなさん、毎日が不安でいっぱいな事だと思います。
私も、娘の不登校に何年も悩みながら(現在進行形)日々暮らしています。親にとっても修行のような根気のいるテーマですが、娘にも少しずつ「変化」も見えてきました。

前回は、3年前に不登校になり親子で悩んだ結果、離島の山村留学を決断し、3年間を島で過ごした娘の話をしました(それは「全てが万全にうまく解決した」という簡単な話ではありません。ただ、)今、不登校で悩まれている保護者の方、きっと社会資源(学校、小規模学校への転校、市役所等の相談期間、心療内科や精神病院等)を活用した方が解決の糸口の選択肢が増えるとわかりながらも、相談しきれないなど悩んらっしゃる方もいるかもしれません。

今回は、その山村留学を経て、4月から元の環境に戻り過ごした日々(9ヶ月)で学んだ事、娘をサポートしながら感じた事をまとめました。保護者の立場から「しんどい中どうやって気持ちを保ってこれたのか」を重点的にお話したいと思います。これからまた冬休みも来ます。1つの情報として一読していただければ幸いです。有料記事にしたのは、本気で必要な方に読んでいただきたいのと、お世話になった離島へ少しでも還せたらいいなと思った結果からです。

以下の内容で、お話したいと思います(順不同)

・自分で選んだ道
・家庭内暴力
・神がかったアンテナ
・初めての二人暮らし
・大人でもあり子供でもあり
・基本的生活の大切さ
・スマホ中毒 
・キレる 対処法
・引きこもる娘
・エネルギー発散
・放っておく力
・学校(友達)か病院(入院)か
・子育ての最終目的

子育ての最終目的

子育ての最終目的は、「その子が自分で生きていく力をつける」即ち「自立(巣立ち)」でしょう。 タイミングを逸すれば、いつまでも親子で暮らしていくー子は働かなくても生きて行けるかもしれません。私自身、娘にも最終目的は(ここ一年程慌てて)話をしています。本来であれば小さい頃から刷り込みの必要な重要事項だと思います。

放っておく力

母子、父子、様々な関係で親子が成り立つ中で、悩まない親も子もいません。特に思春期〜反抗期は、来ますよ、来ますよ、と分かって突入するはずでも、想像以上にしんどく感じます。何故なら家族は反抗期のエネルギー発散の風当たりが一番強い関係にあるからです。「外でのストレスを家で発散ー(ジャイアンがのび太をコテンパンボコボコにする)」は逆ですが、そんなイメージです。
「共倒れ」しない為にも、ある程度の距離感「放っておく力」も必要です。(やることはやっている、親子といえど別の人間であり、思うように効果の出ないこともある…)そういうわけで、引きこもりのゴミが散乱した部屋を掃除機を片手に目を瞑ることも必要です。

神がかったアンテナ

娘の山村留学時の担任とはいまだに繋がりがあります。
とても有難いことに、娘が荒れている時期には必ず「お疲れ様です。(お久しぶりです)最近の娘さんの様子はどうですか?」とご連絡をいただきます。(本当にタイミング良く。)
先生曰く、「卒業してからの一年というのが心配だった。硫黄島から大きな所へ行くからですね。」とのことでした。この「神がかったアンテナ」とも言える先生の手厚いサポートは不登校支援を続ける保護者の私にとって、大きな心のサポートとなっています。

自分で選んだ道

何かにつけて子どもが転ばないように道の先の石ころを拾う、転びかけても転ばないように支える、転んだら起こしてやる…
本来なら石ころに気づいたり、自分で起き上がったりと失敗経験から学ばせる、そんな子育ても必要だったのだと感じます。(つい失敗する権利を奪ってしまいがちですが)良いことも悪いことも全てが結果につながるーそんな経験をしっかりさせ、人生を自分で選んで生きる力をつけさせたいです。 娘にも、高校は「自分で選んだ学校」だよ、と事あるごとに伝えています。

スマホ中毒

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