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制作の呟き

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作品づくりについて考えていること。
運営しているクリエイター

#作品

生活の中に在りたい

生活の中に在りたい

ある日の休日。

朝、目が覚めて

コーヒーを淹れて、お気に入りのマグカップで飲む。

昼下がり、部屋で好きな音楽をかける。

夜、本棚から一冊の本を取り出し、ベッドの中で読む。

気がついたら眠っていた。

そんな風に

「生活の中に共に在る」ものをつくれたら、と思ってやみません。

前回、「一点モノ」をつくることへの葛藤について書きました。

どうしても「多くの人にとって身近なもの」にはなりに

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表現の形態を模索する

表現の形態を模索する

とてもとても、久しぶりの投稿となってしまいました。

色々の締め切りや用事が立て込み、古美術研究旅行にも行ったりで、気づけば前回の記事は1ヶ月前。SNSの更新もしばらく止まっておりました。

ガーっとハマっては、パッタリと止まる。
そんな自分に終止符を打たなければならない。

9月の展示が終わってからというもの、「アウトプットモード」が完全に燃え尽き、「インプットモード」に全振りしておりました。

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自分に無いから、憧れる

自分に無いから、憧れる

ないものねだり。

今日は「作風」について書いてみる。

憧れる作品、こういうの好きだなーと思う作品は、大体自分が描いてる絵とは全然違う。

自分にとって考えやすい絵、描きやすい絵柄が、自分が「好き」なものと一致しているとは限らない。

他の人はどうなのか分からないが。
ちょっと聞いてみたい。

でも私の場合は、一致しないことの方が多いし、むしろ真逆だったりする。

ええっ、そんな事あるの。

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要素は少なく 純度は高く

要素は少なく 純度は高く

ということを意識するようになった。

大学に入ってからだろうか。

最小限の要素で構成された芸術に惹かれるようになってからだ。

映画より小説が好き

カラフルよりモノクロが好き
(上のは受験時代にはまっていたモノクロ写真)

本画より素描が好き

オーケストラより独奏が好き

賑やかな都会より静かな田舎が好き

というように。

情報量の多いもの、よりは情報量の少ないものの方が
自分は好きなよう

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