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簿記3級は人生が変わる!知らなきゃ損する簿記を学ぶメリット7選!

簿記3級は社会人が取得する王道の資格です。
しかし簿記3級の取得については以下のような意見もあります。
「簿記3級は取得しても意味がない」
「勉強に見合った効果は実感できない」
「もっと使える資格に時間を使うべきだ」

このように簿記3級にはメリットがないと言われることは多くあります。
私は社会人1年目の夏に簿記3級を取得しました。実際の合格者の意見を述べると、簿記3級は人生が変わります!!
大げさに言うと、勉強しないと人生の損失になるとすら思うほどです。
そこでこの記事では、なぜ簿記3級はめりっとがないと言われるのかと、簿記3級取得者である筆者が簿記を学んで人生が変わったと感じた瞬間について紹介します。
ぜひ最後までお読みください!


簿記3級を取得するメリットがないと言われるワケ

簿記3級は意味がないといわれることがよくあります。たしかに取得目的によっては勉強に見合った効果はありません。
結論から言うと「簿記3級を就職や転職、昇進のために取得しようと考えている人」にはおすすめできないです。
簿記は2級以上の合格者の評価は非常に高いですが、3級は社会人が持っている資格として価値が高くありません。その理由についてこれから解説していきます。

1.多くの人が持っているため差別化にならない

簿記3級は資格試験の中でも難易度は低い方なので、資格取得者が多いです。そのため、簿記3級に合格したからといって特別な扱いをうけられるわけではありません。
実際のデータをみても、毎年10万人以上の合格者がいます。
このように資格取得者が多いことから、簿記3級は社会人が持つ資格としては希少性が低く評価が決して高くない資格です。

参照:日本商工会議所 2級・3級受験者データ(ネット試験)
   日本商工会議所 3級受験者データ(統一試験)

2.実務ではすぐに活かせるわけではない

簿記3級は経理や会計の入門レベルの内容であるため、すぐに実務に活かせるというわけではありません。会社の経理業務においても資格を持っているからといって即戦力になれるかは微妙です。
逆に資格を持っていない人でも、経験を積めば実務上は資格を持っている人と差のない働きをすることができるでしょう。


簿記3級はメリットばかり!お金・経済・ビジネスの入門書!

簿記3級は資格そのものとしての評価が高くないのが現状です。
でもよく考えてみてください。なぜ意味がないと言われる資格を毎年何万人も受験しているのでしょうか。それは就職や転職に直接活かせなくてそれ以上のメリットがたくさんあるからです。
簿記3級は世の中のお金・経済・ビジネスの基盤をなす学問です。これを知っているかどうかで資本主義であるこの世界の見え方は大きく変わります。
また簿記3級の知識を活用することで仕事の成果も大きく変わるでしょう。そうすると会社内での評価も上がり、最終的には転職や昇進のチャンスにも恵まれます。
このように簿記3級は社会人にとって必須の知識が詰まった資格です。そしてそのメリットは仕事だけでなく、私生活にも大きく影響を与えるため人生を変える資格であると私は感じています。
実際にどんな場面で簿記3級の知識が活かされたかをこれから紹介します。


新卒1年目だった筆者が簿記3級を取得して学んだこと7選!

ここから私が簿記3級の学んでから人生が変わったと感じた出来事について7つ紹介していきます。

1.お金に対する知識が深まる

まずお金に対する見方が変わります。
お金とひとことで言ってもいろいろな種類があるんですよね。
「銀行預金や株式、マイホームなどの資産のバランスはどうか?」
「ローンなどの借金はどれくらいあるのか?」
「純資産としていくらぐらいあるのか?」
自分ごとに置き換えても、さまざまな発見があります。
このように自分が持っているお金や世の中で動いているお金を細かく分類できるようになるため、お金に対する解像度が大きく変わります。


2.経済ニュースの内容が理解できるようになる

これはかなり実感が得られやすい変化ですね。
今まではニュースを見てても何を言ってるかサッパリ分からなかったのが、簿記を勉強してから少しずつ理解できるようになりました。
そして理解できると関心が生まれるため、さらに知ろうという気持ちが芽生えるので、どんどん経済に対する知識が増えていきます。
こうした好循環に入る入り口として簿記3級はおすすめです。


3.会社への理解が深まる

会社の経営状況などが分かるようになります。決算書を見たときにその会社がどういったところに費用をかけて、どこで収益を多く生み出しているのか読み取れるようになります。
自分が所属する会社の財務状況を知るのって当たり前のことだと思いますよね。しかし簿記3級の知識がないとなかなか難しいです。
会社の状況を知ることができれば、自分に何が求められているのかなども考えて業務に取り組めます。
また就職・転職活動のときには、自分が応募しようとしてる会社が健全かどうかを判断できるようになります。こうした絞り込みをするだけでも、採用後のトラブルやギャップを最小限にできます。


4.経理や会計への苦手意識がなくなる

経理や会計の業務ってかた苦しい単語が多くてイヤになってきますよね。しかし簿記を勉強しているとそういった会計特有のワードや考え方に触れるので少しづつ抵抗がなくなっていきます。
精算業務など経理の方に任せっきりになってしまうことが多かったのですが、自分で考えることができるようになったため、自身の業務の幅が広がったと感じられます


5.仕事に対する意識が変わる

簿記はビジネスの基礎的な知識です。会社の上司や経理の担当者の話を聞いていると「これ簿記3級で学んだやつだ!」と思う瞬間が多くあります。
仕事に必要な知識や考え方が分かるので、自然と自分の業務に対する意識や取り組み方にも変化が生じます。
ビジネスの世界では簿記の知識が共通言語として扱われることもあります。そのため、簿記3級を学ぶと、コミュニケーションも円滑にとれるようになり、上司や社内での評価も上がるでしょう。


6.家計管理ができるようになる

お金に詳しくなると、その管理の仕方についてもより深く考えられます。
これを活かすと家計管理を正確にできるようになります。
家計管理ができていないと余計なところでお金を使ってしまう恐れがあり、気が付いたらお金が全然なかったなんてことになります。
簿記を学ぶとは身の回りのお金の動きに対して敏感になります。
「自分がどこにお金を多くかけているのか?」
「無駄な支出はないか?」
「支出と収入、貯金のバランスは最適か?」
このように家計管理をより高い水準で行えるため、自然とお金も貯まりやすい生活習慣へと改善されます。

家計管理のやり方については以下の記事で簡単に紹介しています。


7.資産運用について深く考えるきっかけになる

お金について詳しくなっていく中で投資による資産運用について考えるようになりました。
NISAなど社会全体での関心が高まっていることもありますが、簿記を学んだことでお金の動かし方が分かってきたというのが大きいです。
自分の持っている資産を細かく分析したり、負債も含めた全体的なバランスを考慮して長期的にどう動くのが最適なのかを簿記の知識を使って考えています。
そして投資をしてお金が増えていく実感があると楽しくなってくるので、もっと勉強したくなり好循環になります。
ちなみに私が積立NISAで1年間投資を続けた結果についてはこちらの記事でお話ししてます。

【まとめ】簿記3級で人生は変わる!それだけのメリットがある!

簿記3級で学べることは社会でのお金の動き方と会社でのお金の扱い方です。この考えを利用すると、家計管理や資産運用も自分で考えられるようになります。
資本主義のこの社会においてはお金はまさしくそのインフラといえる存在でしょう。お金について正しい知識を身につけるということは、この社会で豊かに暮らすための必須の知識だと言えます。
しかし、日本の教育ではお金について詳しく教えてもらう機会がありません。そうすると知っている人と知らない人の間での経済的な格差につながります。
だからこそ私は断言できます!簿記3級で人生が変わると。
簿記を学んでこの社会を豊かに楽しく、そして自由に生きていきましょう!

簿記の学習法については以下の記事で紹介しているので、興味を持った人はぜひ参考にしてください!


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