自分の専門性、資本とは:起業の教科書

自分の専門性、資本とは

自分の専門性とは、得意分野だったり得意なこと、才能、知識、経験のことを言います。
また、資本とは持っている物のことを言います。人脈だったり、お金だったり、設備、道具だったりします。分かりやすく言えば、持っている物、資産と思ってください。
持っている物なので、先にあげた専門性も含まれます。
・得意分野、才能、できること、やってきたこと、経験、人脈など
・資産、お金、設備、道具、親から受け継いだ物など

世の中の需要に自分の専門性、資本で応える意味

世の中の需要に対して、自分の専門性や資本で応えていくことが起業の基本となります。
では、ほぼ無限にある需要に対して、どんな需要に応えていけば良いのでしょうか。
後程詳しく解説しますが、私は、あなたの興味、関心で選べば良いと思っています。
そもそも人は、人それぞれ興味関心が違うものです。そして、自分の興味関心のあることに取り組んだ時、最も力を発揮します。
ですが、自分の興味関心に拘りすぎるのも良くないと思います。なので、「関心が無いわけではない」ぐらいの気持ちがあれば良いと思います。

差別化は自然とできる

まだその地域ではやっている人がいない事業であれば良いですが、既存の事業を選ぶということは、競合が既にいるということです。
その場合は、どうやって考えましょうか。
ココに、自分の専門性や資本で応える意味があると思います。
例えば、
・食堂(美味しいご飯が食べたい)という需要に対して、
・料理が得意、という専門性があるとします。
その場合、単純に、
・食堂をする事業を始めても良いと思います。
他に例えば、
・手品をして人を喜ばせる、専門性を持っている人が居るとします。
この場合、同じ食堂でも、
・手品が見られる食堂だったり、そこまで直接的じゃなくても、店の内装や、店員の対応によって、何故か元気になってしまう食堂という特徴を作ることができます。
これが、専門性によって勝手に差別化ができてしまうということです。
特徴を作ると言いましたが、意識的に作っても良いですが、どちらかと言えば、勝手に滲み出てしまうものだと思っていると、意外な専門性が見付かる可能性があります。実際に事業を提供してからもお客さんと積極的に雑談をして、客観的な評価を集めましょう。

(ワーク)専門性、資本をリストアップしてみよう!

質問1:次にあげた項目で、自分の専門性や資本を書き出してみましょう(時間は約3分)。コツは、自分にとって当たり前のことだったり、他の人と比較してしまうと謙遜してしまう(世の中には上を見たらキリがない)ことがあるので、自分の判断は置いておいて機械的に書き出すことをオススメします。
・才能
・経験
・人脈
・お金
・資産
・持っているもの
・受け継いだもの

ついでにやる

世の中にある需要に専門性で応えていくことを考えてきました。
しかし、こうやって改めて考えてみると難しく考えてしまうのも確かです。
ですので、こんなイメージで捉えると作りやすいかなと思うので、お伝えします。
「ついでにやる」

これはどういう事かというと、
やらなきゃいけないことだったり、やりたいことだったり、何でも良いのですが、どうせやることってありますよね。
例えば、スーパーに夕食の買い出しに行く、仕事で東京に行く、趣味で山に行く。
こうした、どうせやることがあるんだったら、ついでに人の役に立つことをやってしまおう。っていう考え方です。
例えば、どうせスーパーに行くんだったら、ついでに家族が欲しい物を買ってきてあげる。
どうせスーパーに行くんだったら、ついでに隣のお婆ちゃんの買い物に付き合ってあげる。
どうせ山に遊びに行くんだったら、ついでにガイドをしてあげる。
この「どうせ〇〇するんだったら、ついでに〇〇してあげる。」
この感覚で探してみると、世の中の需要と自分の専門性を結び付けやすいかもしれません。

(ワーク)ついでを探してみよう!

質問1:「どうせ〇〇するんだったら、ついでに〇〇してあげる。」を5個書き出してみよう(時間は約5分)。

コラム:ビジネスモデルキャンバス

何か事業を行うにあたって基本的な構成要素は9つと言われています。それを1枚の紙で表したものをビジネスモデルキャンバスと言い、2012年に日本で「ビジネスモデルジェネレーション」という書籍が発売されたことをきっかけに、起業業界で広まり始めました。
このキャンバスでまとめると、事業の全体像が理解できるようになるので、オススメします。
詳しくは書籍を見て頂ければと思いますが、ここで簡単に解説しておきます。

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書
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CS(顧客):お客さん
VP(価値提供):提供する商品サービス
KR(資源):持っている物、本書で言えば専門性、資本
KA(活動):何をするか、行動
KP(パートナー):協力者
CH(チャネル):VPをCSに提供する手段
CR(顧客との関係):お客さんと人間関係の深さ(継続性や親密度)
C$(コスト):費用
R$(収益):売上

ビジネスモデルキャンバスは二つの軸で沢山描きます。
1.時間軸:現状分析と理想(未来)の状態
2.抽象軸:お店とか事業全体で書くか、商品サービス単位で書くか。
具体的には、
・お店単位だとVPがお店、CHが個別の商品サービス
・商品サービス単位だとVPが個別の商品サービス、CHが通販とか移動販売などの販売方法

(続く・・・)


続きは随時投稿していきますが、全体を一気に読みたい方は、以下からご購入ください。

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