5歳の息子がハマり中のTVアニメは、大人が観ても奥深すぎた。
こんにちは。SUEです。
5 , 6歳の頃、夢中になっていたTVアニメは何ですか?
私は兄の影響もあって、「Drスランプ アラレちゃん」「キン肉マン」「うる星やつら」とかだった気がします。今振り返るとどれも人間じゃないですね。ただただバカバカしくて面白かったな~という印象。
さて、私には5歳の息子がいるのですが、彼が今熱中しているTVアニメがあります。それがあまりにも昔と違いすぎて驚いたので、そのお話をしたいと思います。
「はたらくクルマのスティンキーとダーティー」
物語は、ゴミ収集車のスティンキーと、ショベルカーのダーティーが、街中の色んな問題に直面しながらも解決していく冒険のお話。
「臭い」を意味するスティンキーと「汚い」を意味するダーティーから来ているらしい。
息子が、ある日私にこう言った。
息子:「あのね、スティンキーはめっちゃくちゃ臭いんだよ。みんなに臭い臭いって言われるんだよ。」
私:「え?臭いっていわれてるの? スティンキー可哀そうだね。。。」
息子:「ちがうちがう!スティンキーは臭くていいの!臭いのがスティンキーなの!」
私:「どういうこと?」
息子:「スティンキーがいないと街はゴミだらけになっちゃうの。キレイにならないの。だからスティンキーはすごいんだよ。いないとだめなの。だから臭くていいの!」
息子は、ゴミ収集車が臭いと言われることを可哀そうと思っていないようだ。それどころか、街をキレイにするための大切な仕事だと理解している。
気になってアニメの一部分を見ると、こんなストーリーがあった。
その日、臭くないスティンキーに対して仲間が言った。
「臭わないからスティンキーがいるって気がつかなかったよ!」
(一見イジメを想起させるセリフ。しかしこれはいじめでも差別でもない。スティンキーらしさを、仲間全員が理解して受け入れている証らしい。)
そして仲間たちは、「どうやったらスティンキーがクサくなってごみ収集車としての個性を発揮できるか」をみんなで一緒に考えるのだった。
そこは、社会に必要とされる仕事を全うするキャラクターたちを、何の偏見もなくありのまま受け入れる、美しく愉快な世界が広がっていた。
今の子供たちが大人になった時
「多様な価値観を受け入れるなんてキレイごと」「差別のない世界なんて来るはずない」と我々大人たちの多くは言うかもしれない。しかし今の子供たちはもうすでに当たり前のこととして受け入れ理解している。
そんな子供たちが大人になったら、今よりもっといい社会になっているに違いない。今問題になっている様々な悲しい出来事が、もっといい方向に向かっているに違いない。
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