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愛で相手に気づかせる「サティアーグラハ」

私が活動先の病院の医者の回診に行くようになり、同僚は来ない回数が増えてきた(2歳の子どもがいるので、しょうがない時もある。そうだとしても多い)

隊員にとってよく起きる事例で、国や宗教、個性によって理由は様々である。

現地の人からすると日本人が頑張っているから、自分は頑張らなくてもいいと思う場合や、日本人は能力があるので日本人がすれば良いと考えるのである。

クルアーン第23章信者たち章 ➖ われは誰にも、その能力以上の重荷を負わせない。われには真実を語る書物があるので、かれらは決して不当に扱われることはないのである。

イスラム教の聖典クルアーンの一節。聖典は読む人によって、受け取り方が異なる場合がある。

この一文からは「自分の能力で、できないことはしなくても良い」とも受け取れる。


日本人任せになってしまった時はどうするのか?対処法を2つ挙げる。離れるか巻き込む。

日本人任せになっている現場から離れる事で、現地の人が危機感を抱き、仕事に戻るという方法。自分の活動に同僚を巻き込み、任せられる部分は任せて自己肯定感を高める方法

私もこの考えに納得していて、私が引っ張りすぎないように意識している。一方で巻き込む方はまだうまくできていない。


Podcast COTE RADIOを聞いていると「サティアーグラハ」というガンディーが導き出した真理について紹介されていた

裏切られても信頼する。信頼しきる。
相手に全く従順じゃないのに、一切相手を攻撃しないという姿勢を見せ続けた時に、その姿勢に対して攻撃性を持ち続けることは絶対にできない。

要するに「愛で相手に気づかせていく」

Q.これをどうやって、習得していくの?
A.それは覚悟も訓練もスキルもいらない。人間は元々持っている。掘り起こすだけ。


この考えを知っても、職場に来ない同僚にイライラしてしまう。初めてだからホンマにできるんかな?と疑っている心がある

やってみないと有効かどうか分からない。ガンディーになりきり、演じてみるのは一つの手かも知れない

最後まで読んでもらえて嬉しいです