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空想科学大学

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キャラクターの対話形式で技術について語ります。
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記事一覧

Word2Vec から始めよう

Word2Vec から始めよう

[友近] 今の技術トレンドに乗るためにW2Vを習得しよう。
[鴨井] それって本当に必要なんですか?
[友近] 必要というか必須だよ。なくてはならないレベルだね。
[鴨井] はあ。
[友近] この技術の特徴は、文書集合から単語の意味を学習する、学習した単語が密なベクトルで表現される、の二点かな。
[鴨井] そんなの実装できるんですか?
[友近] それが実現できたことがブレークスルーになったんだよね

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勉強のモチベーション 4

[友近] うん、それが達成できるとどんないいことがあるのだろう。鴨井くんはちゃんと想像できているかな?
[鴨井] あー、それは、ないです。
[友近] だとすると仮に頑張って目標を達成できたとしてもなんの得もないことになるよ?無意味だし、そんなことにモチベーションが上がるわけがないと思わないかい?なにかしらのご褒美がないと頑張れないよね。
[鴨井] それは、そうですね。意味のないことをがんばれるほど

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勉強のモチベーション 3

[鴨井] それで僕はどうすればいいんですか。
[友近] 別に、難しいとか分からないとか、あんまり気に病む必要はないんじゃないかな、というだけの話さ。
[鴨井] でもそれだと勉強が進まないんですよ。
[友近] ふむ、ふむふむ。じゃあここら辺で悩める若者へやる気と勉強法の話しておこうかな。
[鴨井] そんな都合のいい話があるんですか。
[友近] 都合のいい話だからこそ、さ。だからこそ世間からの需要があ

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勉強のモチベーション 2

[友近] それは逆だよ。
[鴨井] 逆?
[友近] そういう天才とか、もしくは万馬券を当てた凡人がやっと学問の歴史を一歩進めることができる。そのあとをたくさんの凡人がついていく。これが歴史的に繰り返されているだけで、ついていくのは簡単だよ。
[鴨井] ちょっと待ってください。混乱しています。
[友近] うん、落ち着いてゆっくり考えるといい。
友近はコーヒーをすする。
鴨井は両手でマグカップを支えな

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勉強のモチベーション 1

[鴨井] 先生、質問があるんですが…。
[友近] どうした?深刻そうな顔をして。少し時間はあいたが、そんなに真剣に悩むようなことが起きたのかい。例えば、そう、失恋したとか。
[鴨井] いやそういうのはないです。
[友近] なら友人関係、次に家族関係だ。そうでなければアルバイトかな?
[鴨井] どれもハズレです。
[友近] となると、もしかすると、学業についてかい?
鴨井は渋い顔をしながらゆっくり

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論文の読み方入門 3

論文の読み方入門 3

[鴨井] スパルタ先生、読んできましたよ。
[友近] お、読めたか!優秀優秀。
[鴨井]…それで次はどうするんですか。
[友近] うん、次はIntroductionを読んでいこうか。ちょっと長くなる分だけ大変になるよ-?
[鴨井] abstract の次に書いてあるやつですね。ここには何が書いてあるんですか?
[友近] 研究の背景や歴史について触れ、自分たちの立場を説明し、論文の構成を説明する、と

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論文の読み方入門2

論文の読み方入門2

[友近] まあまあ、試しにnatural language processing で調べてごらん?
[鴨井] なちゅ…?
[友近] 自然言語処理の英語だよ
[鴨井] はあ、なるほど。

[友近] まあ適当に面白そうなもので、右側に[PDF]と出ているものを選ぶといいよ。
[鴨井] えー、じゃあ適当に。うわあ、なんかめちゃくちゃ長くないですか?
[友近] そうだねぇ。
[鴨井] これ、全部読むんです

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論文の読み方入門1

論文の読み方入門1

[友近] というわけで先行研究の文献調査から始めようか!
[鴨井] なんでそんなにテンション高いんですか。
[友近] 研究の世界への記念すべき第一歩だからね!処女雪をみるとテンション上がるだろう?上がらない?
[鴨井] あんまり雪の降る地方出身じゃないんで、あんまり。
[友近] そうかい?まあいい。これまでに論文を読んだことはあるかい?
[鴨井] ないです。全くありません。
[友近] そうかい。ま

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自然言語処理8

自然言語処理8

[友近] しかしまだ明確な課題がある。
[鴨井] 課題ですか?今でも十分に使えてると思いますよ?
[友近] まだ文脈の情報を活用する上手い方法が発明されてないんだよ。
[鴨井] 文脈ですか。
[友近] そう文脈、前後の文章の情報を使えていないんだよ。人間が文章を書くときは前の文の続きを書くという意識を持つだろう。それは前の文章の意味を把握した上で、次の文章を考えているということさ。
[鴨井] うー

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自然言語処理入門7

自然言語処理入門7

[鴨井] それで?
[友近] うん?
[鴨井] それで新しい手法ってなんなんですか?
[友近] せっかく気づきがあったんだ。自分で考えてみたまえよ。
[鴨井] うーん、もともとは計算機の性能が低いからデータ効率も考えて手動のルールベースから始まった日本語入力…。
[友近] うんうん。
[鴨井] でも計算機の性能はどんどん上がって、そこはあまり気にしなくてよくなった。
[友近] そうだね。
[鴨井]

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自然言語処理6

自然言語処理6

[鴨井] は?いまなんて言いました?
[友近] ルールなんて作ってるから駄目なんだよ。
[鴨井] いやいや、僕らが喋っている言葉にはルールがあります!国語とか英語の授業で文法を必ずならうじゃないですか。
[友近] ふむ、そうだね。だからこそルールベースといった考えが始まったんだ。
[鴨井] だったら…。
[友近] しかし、きみ自分が初めてしゃべった言葉はなにか覚えているかい?
[鴨井] なんの話で

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自然言語処理 5

自然言語処理 5

[友近] さてどうやってひらがなから漢字に変換する?
[鴨井] えー、文法とかのルールを整備すればいいんじゃないですか?
[友近] なるほど、そうだね。ルールに従って変換する。たしかに上手くいきそうだ。
[鴨井] ですよね。
[友近] それで、そのルールは誰が用意するんだい?
[鴨井] は?えーと、文法の教科書を読みながら…。
[友近] それは人間が手入力でルールを打ち込んでいくんだよね。めちゃく

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自然言語処理入門 4

[鴨井] それで?
[友近] うん?
[鴨井] それで、何が便利になるんですか、自然言語が使えると。
[友近] 例えば日本人の誰もが使っているであろうシステムでいうと”かな漢字変換”はとても重要なものの一つだろうね。
[鴨井] はあ。
[友近] “にわにはにわにわとりがいる”。例えばこれを漢字で書くとどうなると思う?
[鴨井] “庭には二羽鶏が居る”ですかね。
[友近] これ、計算機に判断できると

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自然言語処理入門 3

自然言語処理入門 3

[鴨井] そうですか?適当な方が楽じゃありません?
[友近] 適当な、というのはいい加減という意味と丁度良くという意味がある。いい加減にやるのは楽さ。丁度良くやるのはコツがいる。
[鴨井] 要領よくやれるやつっていますよね。
[友近] そのどちらの意味か君が明示しなくても会話は成り立つよね。
[鴨井] 普通いちいち言葉の意味を確認しませんよ。
[友近] だよね。
[鴨井] というかどっちでもよくあ

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