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乳ガン日記2 ~生検の結果を聞くまでにできること~

ふと気付けば今年も師走の季節が巡ってまいりました。
今年も未だコロナ禍が油断ならないものの、世間はもうxmas商戦でキラキラしていたり、各所で仕事納めに向けて多忙を極めていたり、年賀状の準備をしていたり、皆それぞれタスクを日々こなしていることと思われます。

今回は前回に引き続き「乳ガン日記」を綴ってまいります。
(前回の日記については下記を御覧下さい。)

※乳ガン日記1 ~乳ガンが発見されました~

最初に、今回の日記は乳ガンについて細かい部分にも触れるかもしれないので、参考になったウェブサイトのリンクも貼っておきます。(他に有益な所を新たに見つけたら、適宜追加してまいります。)

※乳がんの情報サイト「乳がん.jp」

1. 生検の結果を聞くまでの過ごし方

12日前に胸のしこりを発見、9日前に乳腺外科でマンモグラフィ検査を受けたところ、そこそこ大きそうな癌細胞がバッチリ発見された私。
そのまま即エコー検査と組織診(生検)を受け、5日後に生検の結果を聞く予定になっております。
正直、この結果を聞くまでの約2週間が非常に長く感じておりました…。
何やかんやしているうちに、もう5日後には症状の詳細が分かり、治療も本格的に始動していくわけです。
しかしながら、ただ待っているだけでは次回の診察でも絶対に戸惑うだろうということで、私なりに「今から準備できること」を少しずつ進めています。
現在、私と同じような状態の方々や、これから乳ガンについて知ろうと色々と調べている方々にも、少しでも参考になれば幸いです。

2. 気持ちをリラックスさせる

生検の結果を聞くまでは、自分の症状の実際はよく分かりません。
「よく分からないこと」に対して不安になるのは当然の反応です。
しかしながら、ひとりで勝手に考え込み過ぎると、今まで日常で普通にできていた正常な判断ができなくなってしまうこともあります。
そういう精神状態に陥らないように「まず気持ちを落ち着かせること」に努めることにしています。
母親や身近な人達と話をしたり、楽しい気持ちになれるような気分転換をしたり(日光浴、晴れた空を眺める、近所の散歩、趣味に打ち込む、部屋の掃除をする等)、それでも「ただ何となく気が乗らない…」時は無理せず何もせずに横になったり、我慢せず泣いたり、etc…
どんな時も、まずは「落ち着くこと」が肝心だと思います。
「落ち着くこと」を義務的に考え過ぎて必死になっていたら、それは全く逆効果なので、無理のない範囲で自分に合ったことを試してみるのは如何でしょうか。

3. 健康保険の高額療養費制度の申請を!

これについて知らない方々も結構多いのではないでしょうか。
恥ずかしい話、実は私も最近まで知りませんでした。
ほとんどの人達は病院に通院する際に、健康保険証を提示して自己負担額分の治療費だけを支払っていますよね。
その自己負担額の治療費、実は毎月上限があることを御存知でしょうか。
人により「何件も病院に通院していて毎月の治療費が高くて大変…」とお困りの皆様、もしかすると毎月の自己負担額を過払いしているかもですよ…?
また私のように「急に入院や手術の予定が入りそう!治療費が心配!」という皆様も、まずは健康保険の「高額療養費制度」を申請してみませんか?
この高額療養費制度の申請をしておくと、自己負担の上限を超えた治療費が後で払い戻しされます!(毎月の上限額については所得状況や年齢により違いがあり、払い戻しできる期間についても要確認です。)
まずは御自身が加入している健康保険のウェブサイトから「高額療養費制度」について調べてみることを是非オススメしたいです。
事後でも申請できますが、できるなら早めに申請しておくに越したことないですよ~。
私も大急ぎで申請して、認定証を頂戴することができました!

※高額療養費制度を利用される皆様へ(厚生労働省)

※高額療養費制度について(乳がん.jp)

上記の2つのリンクについて、記載されていることは基本的に同じですが、後者の方が簡潔で分かりやすかったです。

4. 任意で加入している医療保険も要確認!

任意で加入している医療保険については契約内容も本当に人それぞれだろうし、そもそも加入していない人もいるかもしれません。

もし加入している皆様は、自分の契約内容、給付金の請求について、改めて確認しておくことを推奨致します。
「えっ、てっきり補償されるかと思ってたのに対象外だったの!?」ということもあれば、逆パターンで「これは補償の範囲内じゃん!危うく請求し忘れて損するとこだったかも!」ということもあるかもしれません。
確認しておくことで、いざ本番が来た際にスムーズに対処できるのではないでしょうか。
私も加入していて本当に良かったと心の底から思っています。
ほけんの窓口の担当者様、丁寧に色々と教えてくれて感謝申し上げます!
「むしろ、あの時に他の細かい特約も加えておけば良かった!」と思う部分もありますが、私の医療保険は後から追加ができないので、とりあえず基本的な補償は手続きしていくつもりです。

未加入の皆様については、できるなら加入しておくことを個人的に勧めたいです。

自動車保険も、任意でも自賠責保険は必ず加入するものじゃないですか。
マンションを借りる場合も火災保険にも加入しますよね。
人により地震保険にも加入していますよね。

今朝にしても、山梨や和歌山で相次いだ震度5の地震を予想できましたか?

「いざという時の備え」とは、そういうことなのです。
御自身または家族の健康についても、ちょっと考えてみませんか。

5. 乳ガンについて正しい知識を学ぼう

ついつい財布のことを先に考えがちですが、何より「乳ガンに関する正しい知識を知ること」は患者御本人様も当事者様も必須です。
知っているようで知らなかったことも、きっと沢山あるかもしれません。
正しい知識を得ることで安心できることも結構あるものです。
生検の結果を聞くまでは「最悪の事態について想定しておかねば…」と過剰に構えがちですが、そういう時は一旦休止して、先述の「気持ちをリラックスすること」に切り替えるようにしています。
そうすることで、私は少しずつ「そもそも乳ガンには、どんな症状があるの?」、「それぞれの特徴は?」、「それぞれの治療の流れは?」、「どんな手術があるの?」という疑問を順番に冷静に理解できるようになりました。
目をそむけたくなる人もいるかもしれませんが、どうか自暴自棄にならず、気持ちに余裕がある時に少しずつ知って欲しいと切に願います。

6. 正しい知識と備えを共有しよう

乳ガンに関する正しい知識を得たら、それらを踏まえて「現時点で想定できること」、「それに対して準備しておくこと」も見えてくるかもしれません。
自分ひとりだと難しいことは、遠慮なく家族や信頼できる人達に相談していきましょう。
私の場合は、子供の頃に小児科病棟に4回も入退院を繰り返してきた虚弱体質なもので「もし入院する時に最低限必要と思われるもの」はすぐリストアップできて、また医療機関で事務職に就いていた経験から「コロナ禍における、医療機関での患者さんへの対応」も想像できたので、家族に「もしもの時は、こういう助けが欲しい」というお願いも伝えることはできました。
今後また新たに発生する困りごとも絶対にあると思われますが、その時は、その時で…。

今日の日記は以上になります。
いつも長々としておりますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様、お身体にはくれぐれも御注意下さいませ。

※2021年12月8日、乳ガン日記3を更新しました。


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