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乳ガン日記1 ~乳ガンが発見されました~

すっかり季節は寒暖差のメリハリが強くなり、各地で紅葉が彩りを魅せ、着実に冬の到来も肌で感じる季節になりました。
皆様、如何お過ごしでしょうか。
今回は私事ですが、一応お知らせしとこうと思いnoteを綴ります。

タイトルの通り、乳ガンが発見されました。
違和感に気付いたのは、ほんの5日前のこと。
何となく身体を触っていたら、胸にしこりを見つけたのです。
特に痛みも無ければ、他の諸症状も何も無いけれど、どう触っても存在する謎の異物。
その時「まさか…」と血の気が引きましたが、とにかく早く検査を受けねばと乳腺外科に急いで電話をして、検査の予約を取りました。

3日前、乳腺外科でマンモグラフィ検査を受けた結果「これは悪性の乳ガンですね」、「手術を受ける心積もりをしといてください」との診断を受けました。
写真には悪性の特徴をした癌細胞がバッチリ写っており、しかも患部を触って感じた以上に大きいもので、これはもう受け入れるしかありませんでした。
その後すぐ超音波検査もしつつ、組織診(生検)のために患部の癌細胞の一部を採取してもらい、その日の診察は終わりました。
この組織診(生検)の結果次第で、乳ガンの症状の詳細や、治療方針を決めていく予定です。

※組織診(生検)とは、細胞診よりも多くの情報を得ることが可能ですが、太い注射を使うので局所麻酔した上で処置するため、身体の負担があります。

※ご参考までに、この初診日の費用は保険適用3割負担で8,960円でした。(マンモグラフィ検査、エコー検査、組織診、診察、薬代込み。)

正直、急なことで感情が追いつきませんでしたが、後から色々と沸いてきました。

検査の予約を取る前後は「え、私、死ぬの…?いやまだ早期発見で早期治療をすれば大丈夫だよね…??」なんて非常に戸惑い、漠然とした不安感で涙が止まりませんでした。
「まずは検査しないとだから、余計なこと考え過ぎても良くないよ」と、母や彼氏に慰めてもらい少しだけ落ち着けました。

初診日では、写真に疑いようのない癌細胞がバッチリ写っていたからこそ「あぁ、しこりの正体は、こんな形していたんだ」と内心ホッとして、素直に受け入れることができたのでしょう。
今度の診察で、写真が貰えるかも聞いてみようと思います。

その後の、細胞診の処置は「まず局所麻酔が痛みますが、歯科で受ける局所麻酔と似たようなものですよ」と言われたものの、乳腺外科自体が初めてなせいか、どうしても怖くて見ていられませんでした…。
私の受診した病院は、診察台の天井にもモニターがあり、処置を受けている自分の様子を確認することができる仕様なので、直視する心の余裕はありませんでした。
緊張ゆえか局所麻酔は結構な痛みに感じ、麻酔が切れた後も定期的に鎮痛剤を服薬するくらいにはもだえ苦しみ、病院を出て帰宅するまでが長く感じました。
脳内で「道中で応急措置を受けつつも、満身創痍な状態で追手から逃げるジョン・ウィックは、こんな感じだろうか…」なんて、不謹慎ながらも自分の気持ちを持ち上げようと必死になってました。
(翌日には、細胞診の痛みはほぼ治まりましたので、ご安心ください。)

改めて家族や身近な人達にも検査の結果について伝えましたが、やはり勇気の要るものでした。
幸い優しい返事だったので、私も救われ、すぐ立ち直ることができました。
とりあえず細胞診の結果が出るまでの間は、気持ちを明るく、普段と変わりなく過ごそうと努めております。
ふと「いつから私の中で癌細胞が巣食い始めて、悪性に化けたのだろう…」と思うところもありますけどね。
「まだ40歳未満なのに、飲酒も喫煙もしていないのに、食事も手を抜くことはたまにあれど極端に不健康なものを口にしていたわけでないのに…」なんて。
でもビデオゲームのように過去の原因を精査してやり直せないのが現実なので、発見したら治療あるのみ。
今は来る手術に向けて色々と準備中です。

ということで、今後は日記に乳ガンに関する話も綴るかもしれません。
あくまで私個人の主観が中心の内容になりますが、不安を煽るような内容にならないよう努めてまいります。

最後に、よく女性は「40歳になったら乳ガン検診を受けましょう」と各所から言われますが、40歳未満でも乳ガンについては勉強しとくに越したことはありません。
むしろ義務教育の段階から頭の片隅に知識を入れておくといいのではないでしょうか。
身体のセルフチェックは、いつでも自分でできる簡単なことなので、40歳未満でも定期的にチェックすることを推奨します。
もし私のように違和感を感じたら、怖くても目を背けず速やかに最寄りの病院に相談してください。
それだけ乳ガンとは、特に女性には他人事でない問題なのです。
早期発見かつ早期治療であるほど、また普通に日常生活を送れます。
また健康なうちに、乳ガンに関する補償もある医療保険にも加入しておくと安心です。
(ちなみに私は加入していたので「保険をかけるということは、まさに、こういうこと!!」と財布に関しては心配していません。笑)

※2021年12月3日(金)、乳ガン日記2を更新しました。

※2021年12月9日(木)、乳ガン日記シリーズをマガジン化してみました。
「このシリーズをまとめて読みたい」という時に御覧下さいませ。

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