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短夜怪談

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ホラー短編小説「短夜怪談シリーズ」をまとめています。一話完結の短い怖い話。
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2023年9月の記事一覧

【短編ホラー小説】短夜怪談「御札の名前」

引っ越しを考え、何件か内見へ向かった。 その内の一件が、入った瞬間から異様に寒い。 「まさ…

宵待昴
9か月前
7

【短編ホラー小説】短夜怪談「ラジカセ」

何年も前、我が家に友人が遊びに来た。 部屋でひとしきり遊び、話し、さてそろそろ帰ろうかと…

宵待昴
9か月前
6

【短編ホラー小説】短夜怪談「エスカレーター」

朝の駅のエスカレーター。 いつも通り乗っていると、自分の横を背広姿の男が猛スピードで駆け…

宵待昴
9か月前
4

【短編ホラー小説】短夜怪談「弾ける」

私の腕にあるパワーストーンのブレスレットを見て思い出したという、知人Fさんから聞いた話。 …

宵待昴
9か月前
4

【短編ホラー小説】短夜怪談「菊という人形」

とある旅館に宿泊した。 同行の友人と、御札とかあったりして、とふざけ半分で掛け軸の裏を見…

宵待昴
9か月前
4

【短編ホラー小説】短夜怪談「人数」

「あれ?人数足りないな」 幹事をしていた先輩が、テーブルを見渡して呟く。 今夜は会社の飲み…

宵待昴
9か月前
6

【短編ホラー小説】短夜怪談「本棚の目」

積読消化の為、本棚の一冊を抜いた。 その隙間に人の目があり、自分の目と合ってしまった。 「うわっ」 本を落とす。拾ってまた見るが、もう目は無い。その後も、本を抜く度その目と遭遇した。知らない目。ただ、遭遇するのは積読の本を抜いた時だけ。未読の本がこの家から無くなった時、外でも見たらどうしようかと少し憂えている。

【短編ホラー小説】短夜怪談「飛び込んで来る同僚の憂鬱と疑惑」

最近、マンションの自分の部屋のフロアを四つん這いの女がケタケタ笑いながら往復しているから…

宵待昴
9か月前
5

【短編ホラー小説】短夜怪談「振り返ったもの」

仕事から帰ってリビングのドアを開けたら、五〜六個の生首が一斉に僕を振り向いて見上げて来た…

宵待昴
9か月前
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