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メンバーインタビューを受けてみて思ったこと

ぼくわた(僕と私と株式会社)のメンバーインタビューを受けた。普段生活者インタビューしてる側だけど、逆にインタビューされたことなど皆無なので、必要以上に緊張した。なんかよくわからないことを口走っていたような気がする…。

インタビューの中で、以前書いたnoteの記事についての質問があった。

Z世代を科学することは、現代を生きるあらゆる人たちの深い理解に繋がるのだ。

どうしてこのような想いに至ったのか、その背景を教えてほしい。
そんな質問だった。

昔から流行の最先端は原宿の女子高生から始まる、みたいな話があって、若者が時流の発信源だということは散々言われている。僕もこの質問を受けた時、咄嗟にそういった話をしてしまった。

「でもなんか違うんだよな…」という違和感を抱えながら。

Z世代の理解は、全世代を理解することに繋がる。
直感的に僕が感じたことではあるが、この感覚は実に言語化が難しい。
Z世代が現在の流行の最前線を行っているというのは概ね間違っておらず、それを見てY世代やX世代が影響を受け、いずれ世の中の大きなトレンドを形成するだろう。確かにその面はあるに違いない。だがそれだけじゃない。

キーワードになるのは「エモ」なのではないかと思っている。
エモ、すなわち共感や感情の動きを重視した生活者の行動や意識の在り様。Z世代の彼らには「エモ」をドライバーとした消費行動が目立つ傾向にある、という仮説が立つ。

時代は「エモ消費」。ぼくわたの代表が著書で著していた通り、Z世代に限らず、他の世代においても「エモ」をベースとした消費行動がふんだんに含まれている実感がある。

共感できて感情を動かされるような世界観やストーリー。
SNSを中心としたコミュニケーションの中で醸成されたエモーショナルな心の動き。
それに裏打ちされた生活様式や消費行動。

それらが各世代で同時多発的に起こっている予感がする。
Z世代はSNSネイティブだ。空気と同じようにSNSが自然な形でこの世に存在していた。呼吸をするようにSNSで情報収集や表現をし、若さゆえに感受性も高い。「エモ消費」行動も必然的に目立つ。

Z世代 ⇒ エモ ⇒ 時流の最先端
エモ ⇒ 今を生きる人の基本原理

この連立方程式から得られる示唆が、
Z世代の理解は、全世代を理解することに繋がる。
ということなのではないだろうか。

危ういロジックではあるが、自分の言葉に責任を持つという意味では、このことを文章として言語化しておきたかった。一発勝負のインタビューでは、なかなかこの感覚を表現するのが難しかった。改めて文章に起こしてみて、ようやく説明できることが多い。

書くスピードでしか考えられない
これが僕の昔からのコンプレックスだったりもする。
コミュ力低いと思われがちなので、せめて文章を書くことでそのあたりを補完しようとしているのかもしれない。

そんなわけで、良きに計らっていただけると幸いです(何)。
インタビュー自体、なかなかエモーショナルな体験だったし、インタビュアーの引き出し方の上手さとか自分の仕事にも活かしたいなと思った次第。

毎日が、勉強ですね。うん。


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