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中根すあまの脳みそ

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中根すあまが考えたことや、気づいたことを徒然なるままに記録していきます。毎週金曜日に更新。読んでやってください。
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2020年8月の記事一覧

中根すあまの脳みその55

今日は悪夢を見た。
怖い夢というよりは、狂った夢とでも言うべきか。幼い頃から定期的に訪れる、私の悪夢だ。

夢の中で私は、何気ない普通の日常を送っている。夢の中特有のおかしな感じなどなく、ごくごく些細な私の日常である。
だが、少しずつ世界が狂っていく。母親に話しかけたはずなのに返事がなかったり、仲良しの友達の声が異常に高かったり、そういった思わず首を傾げてしまうような、不思議なことが次々と起きて

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中根すあまの脳みその54

蝉。
脳がいかれてしまいそうな程の爆音の叫びは人々の体感温度を上昇させ、夏の訪れを実感させる。木にへばりついた抜け殻は、何とも言えない哀愁と共に、そう長くはない季節の儚さを感じさせる。近づくと猛烈な勢いで騒ぎだす偽物の死骸は、生と死をなんとなく他人事に捉えがちな人間という生き物に、生きること、死ぬこととは何たるかを物語る。
彼らの存在感は凄まじい。その小さな体からは想像できないほどの大声で叫び、羽

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中根すあまの脳みその53

今こそ全人類に問いかけたい。

「すいかっておいしい?」と。

水のペットボトルと汗拭きタオルがなければ生きてゆけない、まさに夏、といった今日この頃。ときめき半分、憎さ半分、という気持ちでやり過ごす日々である。

「夏と言えば?」
そういった類の話題になると、必ず5番目以内にはその名が呼ばれるであろう“あの”果物。
深い緑に、不気味な黒の稲妻模様。球体。目が覚めるような赤を湛えた中身。
考えれば考

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中根すあまの脳みその52

私は緑色が好きだ。
生半可気持ちではない。一生愛し続ける覚悟はできている。

小学校に入る前から、緑色のものになんとなく惹かれる感覚はあったのだが、まだあまりにも幼く、自分の気持ちを自分で理解することができていなかった。
私が緑色へのときめきをはっきりと自覚したのは小学校2年生の時。ある日ふと、「あ、私って緑色が好きなんだ」と自覚し、その日から毎日緑色の服を着て登校するようになった。
緑色への愛が

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中根すあまの脳みその51

「キーウーイ、キウイ、キウイを食べよう♪」

ふたりのキウイが体にいいことをしようと、ランニングに、山登りに、ストレッチに悪戦苦闘する、ゼスプリのキウイのCМをご存じだろうか。CМという存在は、番組を真剣に見れば見るほど煩わしく感じてしまうものだが、このゼスプリのCМは全部でぴったり1分というかなりの長尺でありながら、始まるとなんとなく最後まで見守ってしまうような不思議な魅力がある。キウイブラザー

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