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【おうち時間の使い方】もし私が新卒1年目に戻ったら、全力ですすめたい神書 6選

現場をガッツリ経験したからこそ、今の仕事から逆算してちょっとくらい参考になる情報は出せそう


この文章は、現職で営業→チームマネジメント→事業推進→マーケティングを経験してきた私が、これから一緒に活動する1年目の仲間たちに向けてレコメンドしたい書籍をまとめてみたものです。

なぜわざわざnoteに…の理由ですが、少なくとも私が同じチームで関わる仲間たちには、その会社でしか活躍できないような狭き人材にはなるな!を声を大にして伝えたいからです。(あとは毎年聞かれるのでどっかにまとめておきたかった)

本を読む前に押さえてほしいこと


さて、世の中には時間を忘れて読み耽りたいほどにたくさんの良書があります。

アレも読みたいコレも読みたい・・・あふれる好奇心で読みたい欲求がドバドバ出てくると思います。私も何度も経験しました。

ですが、一旦深呼吸しましょう!

たくさん手を出した結果、キャパオーバーになってどれも中途半端に終わるか(経験済み)、たくさん読んだはいいものの「アレ?実務で活かせない…」という読んだつもり症候群になり(経験済み)、
結果的に自己嫌悪に陥ったりするんですよ‥ね(経験済み)。

また、若いからイケる!!と自分を過信しすぎると、間際までタスク詰め込む癖ができてしまうし、結構あとで痛い目みるわ、フタを明けてみたら見返りが少なかったりするわで……こちらでも強烈な自己嫌悪を味わうことになります。

書籍を読む前に、「なぜその本を読むのか」「何を取得したいのか」という目的を必ず決めてから読み始めたほうがいいです。(自戒も込めて。)

また、本の世界観に溶け込みすぎず、自分の考えや意見を持つことを意識しましょう。本に書かれたことがすべて正しいわけではないからです。

むしろ目まぐるしく最新技術や情報がアップデートされる昨今ですから、すぐに修正が難しい書籍内容は古い情報もあるでしょう。

いつもより少しイヤな人になって、懐疑的な目を向けながら「事あるごとに何で?理由は?等を考えながら」読み進めてみてください。

使える情報だけをピックアップし、実務に当てはめていくことこそ良質な読書経験となるのでは、と思います。

本の選定基準に関して

※今回は、HR業界/新卒1年目(入社1ヶ月)/SNSを用いたマーケティング業務を進めるスタッフを対象にします。
※実務をしてからでないと、なかなか腑に落ちなさそう(実務に繋ぎ合わせできなさそう)な良書は別の機会に共有させてください。
※紹介する本を選定するで、下記項目を満たしているか?を考慮しました。

大ゴール:社外でも充分通用する武器・仕事のスタンスを身につける

✔ 「マーケティングとは?」の理解が深められるか
✔  市場からみたキャリアの考え方・理解が深められるか
✔  世の中のビジネス・事業理解を深めることができるか
✔  実務にすぐ活かせる情報として転嫁・習得できるか

【1】マーケティングの仕事と年収のリアル

マーケティング界隈で有名な山口義宏先生の著書。「マーケティングとは何か?なぜ必要なのか?」を体系的に学ぶことができます。マーケティングを武器にしたキャリアパスの築き方、市場評価から逆算した戦い方などはぜひ参考にしてください。どの職種に関わらず、自分の仕事は、市場からどのように価値評定されるのかを冷静に見定めることは重要です。「社外でも充分戦える武器を身につけること」が、結果的に社内で活躍することに繋がります。

【2】マイクロソフトマネジャーの世界No,1プレゼン術

こちらも有名な澤円先生が執筆された書籍。仕事はすべてプレゼンの積み重ねです。プレゼンスキルの向上は、どんな仕事をこなす上でも大きな武器になります

ユーザーに伝わり共感を得るプレゼンの裏側には、必ず緻密で細かな意図と戦略があります。百戦錬磨の澤先生が実践してきたノウハウが惜しみなく記載されており、大変贅沢な一冊です。

特にToB・ToC双方を相手にする私達の仕事は、ユーザーにサービスブランドメッセージや価値を伝えていくことはもちろん、社内に提案し、営業現場も見方につけることも重要な仕事です。

/* 休憩メモ */
実践経験が浅い1年目にとっては、情報量の多く、専門用語に溢れた書籍を読み漁っても「読んだつもり」になるのが関の山でしょう。

残念ながら、いざというときに実践で使える血肉情報にはなりにくいと思います。【3】以降は企業分析に役立つ書籍を紹介しますが、はじめから完璧な理解を求めなくてOKです。

「身の回りのサービスの仕組みを理解し、お金が生み出されるワケをざっくり説明できるようになる」「着眼点を養う」くらいで十分だ〜という気持ちで読んでみてください。

【3】世界一やさしい決算書のよみかた

全く決算書に触れたことのないド初心者でも、読み終えたあとに決算書が読めるようになり、「決算書を読むことが楽しい」という感覚を味あわせてくれる神書です。そもそも決算資料が読める・読めないでビジネスマンとして提供できる価値は雲泥の差にもなると思っています。
実際の企業事例をベースに、決算書を読み解く内容。何より、同業態を比較したクイズ形式→解説で展開されており、業態ごとの企業分析・事業モデル理解がかなり効率的に深まります。

著者の大手町のランダムウォーカーさんのTwitterインスタグラムもチェックしておくことを強くおすすめします。

また、決算書から自分なりの解釈や考え方を加える習慣つけを大切にしている本作、クイズを回答するにあたり、様々な登場人物があらゆる観点で分析を進める模様も記載されており、読むだけで着眼点や養うことができます。

【4】ビジネスモデル図鑑

大企業をはじめ、注目されるスタートアップやユニコーン企業まで、幅広い業態のビジネスモデルが図解とともに解説されています。

「図解で理解する習慣」がつきますし、仕事において様々な企業やビジネスモデルに触れたときに、「あ、これは●●のパターンだな」と事例に当てはめて理解することができます。

複雑な情報も、図解にすると多くの人に伝わる情報へと転換できるという点も(基礎的だけどとても重要なこと)学べる一冊です。

【5】MBAよりも簡単で英語よりも大切な決算を読む習慣

決算資料からビジネスの構造や企業成長の背景〜展望までをゴッソリ解剖するためのヒントがたっぷり詰まった良書です。

各社のビジネスモデルに関しては、SNSやメディアを中心に様々な見解が無造作に展開されていますが、あくまで各個人の解釈にすぎません。「正しい情報はずべて決算数値の中にあり」は忘れないでおきましょう。

自分のチカラで企業分析を進め、自分なりの解釈と考えを持ち、自分の実務に当て込むことこそが企業分析の大きな価値になります。

【6】転職の思考法

誤解なきように申し伝えておきますと、転職を勧めているわけでは全くありません。(入社したばかりなのに・・・笑)
「市場から見た自分のキャパシティーを客観的に捉え、いつでも転職できる状態を武器にすることが、結果的に会社への活躍度・貢献度を引き上げる」という考え方は必ず持ち合わせてほしいと感じます。

企業は良くも悪くもモノカルチャーな性質を持っている集団です。活躍の定義は企業によって様々ですが、無意識のうちに企業至上主義になったり、客観性が失われてしまうと危険です。

常に自分⇔市場自分⇔会社 の両軸で捉え、客観的に「出来ること」とを分析しておくことをおすすめします。

オマケ

今読まなくてもいいけど、実務をこなす中で私がさんざん助けてもらった参考書籍をまとめておきます。(ココまで書いて息切れしたので、別の機会にまた補充します…)


【社内外への提案資料を作成するとき】

● 外資系コンサルが実践する、資料作成の基本


● プレゼン資料のための正しいデザイン


【サムネイルや広告素材作成時のアイデアストック】

● 毎日読みたい365日の広告コピー

● あるあるデザイン



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