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“大人”ってなに

大人、ってなんなんだろう。
世界中で何万回も擦られているであろうこの話題。

職場の御局様に陰口を言われていたわたしに、先輩はこう言った。
「みんなめんどくさいな、と思いつつ御局様に合わせてあげてるねん。機嫌とって、自分を守るねん。わたしも御局様には絶対自分から挨拶したり機嫌とりしてるし、すももちゃんもそうしぃ」

わたしは「嫌です」と答えた。
仲のいい先輩だから言えた本音だった。
「それはまだ大人じゃないからや」と返ってきた。

そうだろうか?
わたしは御局のやり方には納得できない。
自分が作った勝手なルールに従わない人間を陰で叩く。
一方的に監視して、自分のイメージ通りでなければ排除しようとする。
「あの人は向いていない」と上司に報告する。その仕事できるわけじゃないのに。
過激な人だ。

それに合わせようとする人間をわたしは大人と呼ばない。
適応すると判断して行動している人、でしかない。
これは単なる事実なのに、なんでこれが大人だ、と定義できるんだろう。

わたしは自分より下の世代の人々に我慢することを教えたくない。
我慢は身体と心を壊すに至る、辛いものだと知っているからだ。
他人に課したくないから、自分に課さないように向き合っている最中。
自分が背負っているものは無意識に人にも背負わせてしまうから、人を傷つけたり追い込む可能性をなるべく減らしていきたい。
そうやってわたしは、自分自身に好かれたい。

自分が感じたことを間違っている、とは思いたくない。
もしかしたら間違っているのかもしれないけど、「若いから」「年齢を重ねれば分かるようになる」とか年齢を盾にしないでほしい。
間違っているのなら、納得のいく考え方を教えたり一緒に模索してくれる人が好ましい。

そういう人でありたい。

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