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「劇場版ウルトラマンブレーザー」感想&怪獣酒場

三連休初日に公開。

今回はツブイマで同時公開しないんだ…と思ったけど、そういえばあれはコロナ禍だったからなと。
そんなことも忘れるくらい生活が戻ってきたのは喜ばしいことか…

ウルトラマンの映画を映画館で観るのはそれこそタイガのニュージェネクライマックス以来。
公開延期され長いこと闇に飲み込まれていた父さんが懐かしい…


公開日は予約していたフィギュアの受取、土日も夜勤にポケモンgoのイベントと続いていたので連休明けの割引の日に観るつもりだった。

予約していたモンアツのゴジラ1972、総進撃ゴジ




それと声出し解禁されたライブステージに次いでブレーザーの握手会も決定。
タイガ以降映画館へ足を運んでいなかったのもありそっか握手会も自粛してたんだ…と気づかされる。



連休中は映画館に行けないんだしせめてお子さん達の握手会の反応を…と検索をかけたらなんとネタバレを喰らってしまった。

完全に油断した…「ブレーザー 握手」とだけ検索したのでネタバレ感想を踏むことはないだろう!と。

厳密には展開そのものの直接的な投稿ではなかったがあれ?これって…?と意識させるには充分だった


少しだけ萎えてる中迎えた割引の日。

午前中にありったけの家事を済ませて強風の中映画館へ。…既に入場者特典の配布が終了していた…

何度も愚痴ってるようにテレビシリーズ終盤の縦軸を盛り込んだブレーザーは自分の期待には値しなかった。


なのでもし劇場版も杜撰な内容でも、せめて入場者特典のランダム封入で気分を紛らせることができたら…と最後の砦だったのだが…早くない?まだ連休明けだよ??

何ならブレーザーストーンどころかツブイマで聴けるボイスドラマも聴けない。
我、サブスク会員ぞ…?


既に瀕死状態、背水の陣の中映画観賞。



結果から言うと自分の期待にそぐわず微妙でした…



以外長々と賛否。ほとんど批判です。

⚠️いつものごとくあくまで自分個人が抱いた感想。制作そのものに対しての感想であって勿論俳優さん個人に対しての批判ではないのでご了承を。
何言ってるかわからん方はお引き取りくださいまし…⚠️



良かった点

冒頭のスクリーンで観るテレビシリーズダイジェスト。1話のバザンガとの夜戦がすごく映えた。

前半のワチャワチャ。

テルアキ副隊長の焼肉奉行。

…あと何かあったっけ…



嫌いな点

「気になった」ではなくはっきり「嫌い」と言います。



本編最終回で任を解かれた参謀長が的確な指示により防衛軍を統率。
特に意味もなく報連相ができない無能組織が地球存亡を賭けたヴァラロン撃退を経てようやく成長する…と期待したのでした。


脚本都合の内部いざこざいい加減にしろ???


まさか劇場版にまで波及するとは思わなかった。

崇拝していた(過去形)田口監督曰く、

SKaRDの隊員たちは、人間同士のいざこざや、自分の居場所を守ろうと固執する人間がいる中、常に板挟みの状況に置かれていて、それは現実の社会でもあることだし、回を追う毎に彼らに感情移入するような物語を作りたいと思いました。

シネマトゥデイのインタビュー

だそうだけど本当にそれだけのゴリ押しで最後まで通したのがとことん残念…平成一期のライダーじゃないんだから…



上記のテレビシリーズ感想でも愚痴ったように歴史ある防衛軍のくせに露骨に意思疎通とれてないのが異常。
ましてちゃっかり昇級してる参謀長が相変わらず「はい??」と思わせる訳で…

妙に長いダイジェストといい作中で独立した作戦行動を許可する、とすごいご丁寧に説明されてるから今回の劇場版は初めてブレーザーを観る人への配慮なのかな?と。
でないと普段からその権限があるのに改めて隊員達がリアクションするのが違和感。


まあ結局許可されてるくせに他部署に認知されてないからただ場をかき乱すだけの厄介集団、と矛盾生じてるのが本当に意味わからないが。

独自権限が与えるドヤァ→周知されていません!はギャグか何かか?

ここまでくると本当に参謀長って偉いの?と疑ってしまう。


おまけに本社からダムドキシンが保管されている研究所への道中で現地の警備任務に就く部署に連絡できるし、今まで散々報連相に悩まされたんだから到着後のいざこざを危惧してSKaRD側からアポとるとか出来るでしょ…


何もかもがご都合脚本でこの時点で興が削がれてしまっていた。かったるかった。もうこの先何が起きてもワクワクしない。



気になった点


そもそも意外性が何もなかった。
何なら予告だけで全容を把握できた
ので本当に虚無…

親に構ってもらえない秀才の子どもが出てきた時点であっ黒幕この子かと察してしまった。

いくら天才とはいえ安直にハッキングされる兵装…もうこの世界の防衛軍って何?ゴレンジャーのイーグル以下やん…


肝心の新怪獣ゴンギルガン。
正直発表された時点で微塵も興味なかった。
能力もまあありがちで目新しさがなく。


宇宙怪獣のDNAが混ざってるのならベタではあるが例えばバザンガの手甲を表出して光弾を発射させる、みたいに攻撃時に各怪獣の部位を生成・攻撃するとか。せっかくそれっぽいのを作り出して攻撃してたのに勿体無い

売りの再生能力も魅せ方が弱い。
最初は寄せの絵ではっきり映して衝撃を与えるとか。ずーっと引きのアングルでちまちまやってるようにしか見えずもっとメリハリが欲しい。


とにかく視覚的に強調が足りない…ヴァラロンもだけど変化するシーンがすごい分かりづらい。
後からあっここも変わってる…と気づくことがしばしば。エフェクトがごちゃついてるのか何なのか…



それとアースガロン。
テレビシリーズより限界を越えて頑張っていて嬉しかったが、未だに予約開始されないフィギュアーツのオプションパーツセット。
本編での活躍もあんまり…なのでもし劇場版でMod装備が大活躍していたらと本当にちょっとだけあり得ない期待をしていたが案の定…
アナウンスされても予約せずスルーします、なんかもう本当にただの着せ替え装備なので…

二度目のブレーザー光線も何も感じないし惹かれない。個人的には奇跡の力、みたいな解釈なのでそんなポンポン出されてもカタルシスがない。何?今後ブレーザー光線を放つ時は毎回腕輪と指輪が光るの?クドくない??


早い話が結局議事堂を見せたかっただけなのかなと思ってしまった。

改めて思うのがニュージェネの特徴として竜頭蛇尾。
監督各々の培った職人技だとか挑戦、年々視覚的に映像が進化しているのは言うまでもなく見応えがあるがそれだけが一人歩きして段階を踏んだ展開や脚本が置いてけぼり。皮肉にも今作もその傾向が見られた。
少なくとも半年の放送なんだしもっとこう、うまく構成を練れないもんかな…

テレビシリーズの感想から引用



あと隊長、いつ仕込む時間あったんだ…?

握手会の感想を漁ろうとしたらネタバレ喰らった、はここ。
私の息子も…という感想が視界に入ってしまい、直接的ではなかったものの察するには十分だった。



総括

トリガー以降のウルトラマンは映画初のタイプチェンジがないらしい。
トリガーは観る気がないしデッカーもまだ未視聴なので知らないが…少なくともデッカーにはディナスとやらがいたか。

ブレーザーもまた新たに設けられないことは明確だったが特に否定はなかった。
というよりライダーみたいに劇場版=新フォームが出る、と脳死テンプレで恒例化しつつあることがそもそも疑問だった。

はいはい毎年恒例でしょ…と。それが当たり前だと認識されることは果たして良いことなのだろうか。


それと一貫して他のウルトラマンによる客演を廃したブレーザー。これも評価できる。
関係性オタクとしては客演だ共演だに飢えるのは分かるがニュージェネに依存しないウルトラマンも観たかったから満足。


だからこそ劇場版はタイプチェンジや客演がない分何かしらのサプライズがあるのだろう、と期待していたのだが何もなかった。本当に。


仮面ライダーWやウルトラマンXのようにラスボスを倒した後も綺麗さっぱり平和!ではなくテレビシリーズの延長が続いてゆく世界も好き。
…にしたって何もない…



何というかテレビシリーズをわざわざ映画館で見せられてる感じ。
正直予告の時点で期待はしていなかったがまあ下回った。もっと大スクリーンならではの演出が欲しかった…


はっきり言ってこれまでのライブステージの方が数十倍面白かった。
等身大で目の前で動いている生の満足度を省いても素直に脚本が良かった。先日の横浜のTHE LIVEでザンギル復活の余韻に浸っていたほうがマシだったかもしれない。

相変わらず俳優さんの熱演は賞賛できるが脚本に構想が足を引っ張って空回り。


失礼ながらもクリエイターには寿命があり波が激しいと思っているので、田口監督には数年充電期間に入って蓄えてほしいとすら思ってしまった。少なくともゼットの時に崇拝した、視聴者目線で需要に応え続けた田口監督の後光はもう見えなかった。



もうじき自分は30代になる。
ウルトラやライダー、戦隊と特撮に限らず様々な作品に触れてきた分常に「上質な作品」に飢えている。
なので目が肥えてるのか期待値が高いのか…にしてもブレーザーはやりたいことだけが突出して他がおざなり。結局ニュージェネ止まりの作品だった。


ブレーザーの後半共々、今回の劇場版も見返すことはないと思う。

前半や単発回は面白かっただけに終盤モヤモヤしたブレーザー、最後の供給がこの劇場版というのはとてもやるせなかった。


おまけ

劇場版を観た後は怪獣酒場へ行った。
コースターが変更されたのもあり元々映画観賞後に行く予定だった。
気分的にはお通夜になってしまったが昼飯も抜いた分食べねば。


普段は戸締りしている入口が何故か常時開放されている上に1番入口に近いカウンター席。なので上着を羽織っていても寒い…


呼び鈴がないから声を掛けようにも相変わらず声が通らない声質に声量。
おまけに今日は妙に人が多く、普段中央辺りで待機してる店員さんもおらず何もかもしんどかった…


そんな環境の中でも頑張って頼んで食う。
相変わらずガッツ星人のハンバーグは美味かった、今後毎回頼みそう。


それと昼抜いた上で絶妙に空いている腹を満たす為、まだ食べたことがないものを注文。

ザムシャーの「剣豪の戦場飯 青湯茶漬け~マインアズアイのせ~」

マインアズアイとやらがわからず下手すれば果物だったかもしれないが、腹を満たすのに良いと思い注文。結局どれを指しているのかよく分からなかった…

青湯の名の通りお茶が青い。だけど至って普通のお茶。魚の身も美味しく肌寒い冬場には良いチョイスだった。
…コースター目当てだからドリンクは軒並み冷たいけど…


在庫切れだなんてことは滅多にないだろうが念のため人気所をチョイスしたコースター。まだ変わったばかりなので月一かイベントフェアが開催された時かぼちぼち…

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