習慣化の具体的方法(if-thenプランニング)


今回は習慣化についてサクッと書きます。

習慣化とは後天的に獲得された個体の反応様式のこと。どういうことかというと、無意識のうちにある行為を行っていることです。具体的に言うと、朝起きて歯磨きしたり靴は右から履くことや、食事の時はYouTubeを観るなどのことです。ちなみにこれは僕の習慣です笑

では、習慣化を自在に操ることができるならば、上の具体例のように何も意識せずに、筋トレができたり、学校や資格の勉強ができたり、本を読むことができます。いつも嫌だなと思いながら重い腰をあげていたことや、できなかったと自分に落胆することがなくなります。

そして今回は習慣化の具体的方法にif-thenプランニングを使います。どういうことかというと、


「ある状態(if)が起きたらその時(then)○○をする。」


とあらかじめ決めておくだけです。例えば読書の場合、(if)朝起きて歯を磨いたら(then)30分読書する。(if)朝、電車に乗ったら(then)本を開く。などです。設定方法のコツなどはまた別のnoteに書きます。
さてこのif-thenプランニングどれぐらいの効果があるかというと、ジムに行く習慣化を行う実験において以下の2つのグループに分けました。

①if-thenプランニングを用いて、もし月、水、金曜日になったら仕事前に1時間ジムで汗を流す。と決めてもらったグループ。

②普通に目標設定をしてもらったグループ。

結果は驚くもので、if-thenプランニングを行ったグループはなんと91%の人が習慣化に成功し、反対に後者はわずか31%しか習慣化を行えませんでした。ほかの実験でも乳がんの検診に行く習慣について、if-thenプランニングを行ったグループは100%受診し、行わなかったグループは59%の受診率でした。また子宮がんに関してはif-thenは92%に対し、if-thenを行わなかったグループは60%でした。

たった一行のルールを事前に決めておくだけでこれだけの効果が得られるのはすごいことです。利点は苦労をせずに習慣化を行えること。ではなぜこれだけの効果が得られるのか。それは、事前にルールを決めておくことによって物事の判断を行わずに済むためです。ある状態になったら自動的に脳が思い出し決めておいたことができるのです。つまり、物事を考える必要がなくなるため、先ほどの具体例で言うとジムに行きやすくなります。


今回の記事の参考にした本があります。ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの「やり抜く人の9つの習慣~コロンビア大学の成功の科学~」です。読んでみてください。(ここから紹介料などの収益は行っていません)
https://www.amazon.co.jp/やり抜く人の%EF%BC%99つの習慣-コロンビア大学の成功の科学-ハイディ・グラント・ハルバーソン-ebook/dp/B0732RRCWX

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