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(うつ病・復職日記)自分の本音に口癖から気が付けた

 2度目の復職後に書いています。

 私が通っていたリワークでは随時、専門職の方と面談がありました。生活リズムの面談や、今の気持ちについて話す面談。
 その中で、印象に残った、大切にしたい話。


今日、話すことを手帳に書いて臨んでいた面談

 まだリワークに通いたての頃。

 私は専門職の方との面談で伝え損ねることがあっては良くないと思い、手帳に「今日、話すこと」を書いて、それを手元で開いて話してました。
 箇条書きにして、各行頭に「⚪︎」印を付けておく。話したら「レ点」を付けて次の話題に進みます。

 私を担当してくれていた専門職の方は、相手の出方に合わせるタイプ。話題を何も準備してない方にはご自身から話す、話題を準備してくる方にはじっくり聞いて時折、質問をする。

 ですので、基本的には私が話したいと思ったことを中心に会話が進みます。専門職の方は単に聞くだけでなく、話題に応じた質問や、助言をしてくれます。

 他愛もない雑談の方が多くなる時もありました。何を話しても大丈夫と思える心地良い場です。

派生した会話に多くの気付きが出てきた

 リワークに通い始めて数ヶ月が経過すると、馴染みの顔になってきます。私は変わらず「今日、話すこと」を手帳に書いて面談に臨みますが、それは会話のきっかけに過ぎないことが増えてきました。

 専門職の方も私についての理解度が増してくる。すると、私の特性を踏まえた変化球のような質問や話題を振ってくるようになります。

 それに答える私。すると、
 「あれ、私は今、この質問に対して、こう答えたぞ」
 「でも、それは素直な気持ちだ」
 「そうか、私はそう思っていたのか」
と、自分自身に対する多くの気付きを得るようになりました。この体験は私にとって画期的なものでした。

 以前、別記事で「言語化の力は凄い」を書きましたが、この記事の内容以外でも面談を通して、たくさん言語化したおかげで自分への理解が深まったと感じています。

「一方で」に続いて出てくる言葉に本音が隠れていた

 こうした面談の中で、とても強く印象に残っていることがあります。それが記事タイトルに書いた話です。

 いつものように私が用意した「話したいこと」をきっかけに話を始めます。質問されたので素直に答える。この頃の私は頻繁に、こう答えていました。例えば、

 「会社の方針には共感してるんです。一方で、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎。」

のような感じ。

 すると、専門職の方が言ってくれた。

 「お話の所々に出てくる "一方で" に実は注目してました。そちらの方が強い本音なのかな、と感じていたので。」

自分のことって気がつけない

 専門職の方に言われるまで、気がついていませんでした。「一方で」が頻繁に登場していることに。

 でも、そう言われてスッとした。

 確かに、私の答えの前半の部分は "良い子ちゃん" を演じている自分の考え。完全な嘘ではないですが、そう思いたい願望とか他の感情も混ざっている。

 だけど、「一方で」の後に出てくる言葉は、その瞬間に自分が思っていた感情をそのまま話していた。 "良い子ちゃん" は横に置いていた。

 何気なく、無意識に話していたのだけど。

 本音をしっかり話すことができていたから、この場が心地良いと感じていたんだな、と後から納得しました。

共通の言葉や口癖がヒントになりそう

 それ以降、面談で「一方で」と言っちゃう自分に自分でも気が付くようになりました。少し、恥ずかしくもあったけど。なんだか見透かされてる感じが恥ずかしくもある。

 だけど心理的安全性が高い、心地良い場を持てたことに今も感謝しています。

 リワークを卒業して、手帳には「今日の感じ」欄ができました。その日のことを数行で書く欄です。1日1ページ形式の手帳を使ってます。

 何度も共通して書いている言葉、書いてはないけど書く際に頭に思い浮かぶ言葉、口癖。これに時折、着目するようになりました。

 そこに、抑圧している本当の自分が隠れているのかも、と思って。
 そして「抑圧しなくて良いんだよ」と自分で自分に寄り添ってあげるようにしています。

 皆様にもありますか? いつも出てくる言葉や口癖が。


*この記事は私個人の経験であり、個人の感想です。医学的根拠、心理学的根拠、その他もろもろ、何もないです。あしからず。

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