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(うつ病・復職日記)小さな成功体験は後に自分の味方になる

 2度目の復職後に書いています。

 体調不良に陥り、通院、休職、休養、リワーク通所、復職/社会復帰まで。
 置かれている状況、要する時間、使う制度、支援してくれる人、環境。全てが誰ひとりとして同じことはないと思います。私の場合、2度の休職を経験してますが、その2回ですら何もかもが違った。
 その中で、印象に残ったことを振り返ります。


夏休みが少し心配

 夏休みの季節。

 以前であれば、楽しみだった。嬉しかった。だけど、休職経験を経た今、少しだけ異なる要素が追加されました。

"夏休みが少し心配" と思う気持ち です。

 何故かといえば、生活リズムに変化が生じるから。私は、いつも通りでないことに、体調が反応しないか少し心配になる。

 夏のこの時期、人によると思いますが、実家や地元に帰省する、旅行に行く、遊びに行く。もしくは、特に何もない。特に何もない時も「周りの人が夏休みを謳歌している中で自分は」と比べるきっかけができてしまう。そんな、いつも通りでないこと に対して心配な気持ちに少しなる。

 私は今年の夏、ちょっとしたイベントを入れました。とても楽しみ。"楽しみ" と思えること自体が嬉しくもある。だけど、いつもと違う環境に対して、少しだけ心配な気持ちが生じます。

正月休みは大丈夫だったという小さな体験

 時間は遡ってお正月。この時期もお盆と同様、生活リズムに変化が生じる季節です。

 日々、リワークに通う毎日。朝は決まった時間に出発し、夕方帰宅する。それが冬季休暇に入る。お正月休みになり、いつもと違う環境になる。

 だけど、いつもと違う環境でも大丈夫だった

 側から見れば、なんてことはないこと。他の人は、これを成功体験とは言わないのだと思う。だけど、私にとっては小さな成功体験だった。

 寝る場所は違うし、マインドフルネスの時間もない。一方で、安心できる場所にいる。安心できる人達と一緒にいる。何なら、以前はそうして毎年、過ごしていた。心配する点などないのです。こうして、何も心配な出来事は起きずに新年の初リワーク日を迎えた、ただそれだけ。

小さな成功体験が自分に大丈夫と言ってくれた

 お正月は大丈夫だった。その小さな成功体験が今、自分の味方になってくれる

 「夏休みも、大丈夫だよ」と言ってくれる。小さな成功体験という味方がいるだけで、随分、違う。大丈夫な気がする、と思える

 もちろん、何もかもが異なることは理解しています。正月と盆の違い、ということだけでなく色々と異なる。

 それでも、小さな成功体験は、不思議と私を楽観的にさせてくれる。楽観的になれるからリラックスできる。そんな良い循環をもたらしてくれました。

 その結果、大丈夫そうだからやってみよう、と次の行動に繋がるようになっています。

コツコツ繰り返して徐々に慣れる

 一気一気が好きな私。

 コツコツも苦手ではないけれど。

 ゲームの主人公の武器。
 "こんぼう" の次に買うのは "鉄の斧" ではなく"鋼の剣"。一気にジャンプアップが好きなのです。

 でも、今はその時ではない。

 小さな成功体験を得る、できたから次に進む、また小さな成功体験。失敗もあるけれど小さな成功体験が寄り添ってくれる。そんな時もあるさ、と。

 この小さな成功体験は自分にとってで良い。他人軸で評価しなくて良い

 長く時間がかかるかも知れないけれど、コツコツと繰り返して、徐々に慣れていこう。
 そう思える夏休みになりました。

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